生産チートの流され魔王ののんびり流されライフ

おげんや豆腐

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十章 緩やかに劇的に

★龍王の弟 将軍の婚約者 四席の魔王★

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「これはあくまで、我の主観んであり、確実な答えではない」
「ああ?」
「情けない話だが、この龍王の力を持ってしても、異界の情報を知り得ない事が何とも歯痒いものだ……」
「……意味が分からねえ、その口ぶりだとまるで……ラグが異世界の人間とでも言っているみてえじゃねえか」
腕の中の眠るラグーンの顔を窺いアルギスは龍王を睨む。

「みたいもなにも、そう言っているのだ」
「は?」
「姿、能力、声、器、どれを調べてもこの世界の物で創られたなんの変哲もない、ただの魔王だ……が」
腕を組み楽しげに語っていた龍の王は言葉を切り途端に苦々しげな顔を浮かべる。

「……それだけだ」
「あぁ?」
「分かるのは、それだけだ」
「何いってんだお前」
姿と性格を知れば十分じゃねえか……。

そう溢し呆れるアルギスを龍王ルドレウスは怒りを含んだ視線を送る。

「我が弟にはそれ以外にも何か、底の深い何かがあると言う事だ、貴様のその短角的で実直な思考回路は尊敬に値する」
苦々しげに、唸るように言った龍王が言葉を発した瞬間、場の空気が張り詰める。

「……めんどくせえ「まてまてまてまて!!」」
顔から全ての表情を消したアルギスにいち早く気づいたイヴァンが二人の間に血相を変えた顔で間に入る。

「退け」
「駄目だ駄目だ駄目だ!  もう少し我慢してくれ!!」
「退けよ」
「い、いいか? 今お前は誰を抱いている?」
「……ラグだな」
「だろ?! 頼むから荒事はやめてくれ……!!」
「………チッ」
嫌悪をままにした怒りの顔でアルギスは舌打ちをつき、ラグーンの頭を撫で息をつく。

和らいだ空気にほっとしたイウァンは後ろの龍王に振り返り剣呑な顔付きで言った。

「気持ちは分かるがあまりアルギスを焚き付けないでもらいたい、命が惜しいのならな」
「ほう?」
片眉をあげる龍王にイウァンは嫌そうに目を細めた。

「こいつは本気で怒ると手をつけられないのだ、……頼むからやめてくれ」
「……手のかかることだな」
「それでも……大切な仲間だからな」
「その点は高く評価しよう、素晴らしい事だ」
胸を張り口角をあげ言った龍王を睨み付けたイウァンは深くため息をつき、後ろのアルギスをチラリと見て再度龍王を見た。

「このような場で話す内容ではないのだろう部屋を用意しよう、客人を立たせたままにするわけにもいかん」
「良いだろう」
「アルギスも、それでいいな? 」
「おう……気に食わねえ」
イウァンの確認の問いに乱暴に頭をかいたアルギスは





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