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龍の国と死者の番
二度寝イズジャスティス
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昨日……アルさんに抱きしめられて、ベッドに思い切りごろんてして……寝たね。
おはようございます、健やかな朝、微睡み半分の目覚めです。
あれ?
「……ん?」
「んん? もう朝か……あ、やっちまった」
アルさんの腕枕にも少し慣れてきた気がする。
「おはよう、……おやすみ」
二度寝したいかも。
「まてまて寝るな寝るな」
「んん」
「構ってくれよ」
「えー」
「遊べ」
「いいじゃんべつに」
これだから寝起きの良さがにじみ出る人種はいけない。
「よくねえよ、本気で寝る気だなおい?」
起きてから本格的に頭が動き出すのが一時間後の僕にはとてもとても相手何てできない……眠くなってきた、
ほっぺをつつく指が煩わしくてはたき落とすとアルさんの文句が大きくなったけど……いいや。
今起きても自分の機嫌があまり良くないことになるのはなんとなくわかる。
ならここで強引に追い睡眠してメンタルコントロールするに限る、うむ。
あ、そうだ、これだけ言いたい。
「ていうか~アルさーん」
「なんだあ」
「おーさまに呼ばれたのけっきょく昨日行ってないでしょー」
「…………いった」
「おやすみ」
「まてまてま……マジでねやがったこいつ、あいつら怒ってるだろうな……行きたくねえ」
***
おはようござ。
「こんの色ボケゴリラが!!」
シンプルな悪口にびっくりしてちょっとシャッキリとした目覚め。
「うるっせえラグが起きっだろがごらぁ!」
「なら連れてくるんじゃねえよ!! ご丁寧にお姫様抱っこなんてしやがっててめえ状況分かってんのか?!」
「おう!」
「おうじゃねえんだよあぁん?! こっちが徹夜で契約の見直しだの巨大な龍に国境沿いの結界が跡形もなく破壊されただの砦や町から関所からヤバいもの来ましただの連絡の嵐を肝冷やしながら全部全部請け負ってたってーのにお前ときたらすやすやとねむりこきやがって」
おかんむりな王様の良く通る怒鳴る声が大変耳に痛いです、ええ。
チラッと、ほんとにチラッと全射神経の全てを総動員して薄目で見た王様の顔がとんでもなく魔王みたいになってて下手な事が言えない……まだ寝ている事にして貰うか。
「まぁまぁ、喉を痛めるのでその辺に……アルギスを絞めるのはまた後にできますから、貴方はそろそろ仮眠でも、ね? ……ね? 」
鼻息荒い王様を抑えてるのは、ミネルスさんだね、……なんか修羅場の予感がするから三時間くらいぐっすり寝てる事にしとこう。
乱暴な足音が遠ざかっていくのを確認して僕は精神統一に入る。
「おや、勝ち誇ってるところ悪いんですけどむっつりゴリラさん」
「あ"?」
「とりあえず苦言を三つほどその煩悩と食欲しかない頭に叩き込みたいのですがよろしいですか?」
「喧嘩売ってんのか? お?」
「袋叩きにする用意がございますがいかがです? わたしとイウァンとアイデンで正論インファイト、見ごたえだけはありそうですねぇ……全く」
「言い返せねえがとりあえずラグつれて逃げる」
「それされたら冗談抜きでキレ散らかすのでやめてくださいね、ほんと」
「やんねえよ、んなことより……」
お?
「おいラグ」
お? お?
「起きてんだろ、ほれほれ」
この頬をつつく指は紛れもなくアルさん……。
「……なんか、気まずい」
「なんでだよ」
ゆっくりと目を開けて映るのは僕の顔を覗き込むアルさん。
……陰キャにこれはきついわぁ。
「起きるタイミング逃すとどうすればいいか分かんなくなるよね」
「なんの話だよ」
「少しわかります」
「あ? 俺だけ分かってないやつかちくしょう」
「黙りなさいむっつりゴリラ」
「誰がむっつりゴリラだごら」
「とりあえずおはようアルさん」
「おうおはよう、めざめのキスはいるか?」
「いちゃつく気なら張り倒しますよむっつりゴリラ」
「あぁ?」
にこにこと微笑んでるミネルスさんとそれを睨むアルさん、うーん寝起きにきつい!
「ボーナスカットが嫌なら今すぐ席について、本題に入らせて貰えますかね?」
「……ちっ」
一応話は進むみたいだね、よし、黙ってよう。
「今回ラグ君を中心に話させて頂くのでよろしくお願いしますね」
「ええ……」
やだあ……黙れないじゃん。
おはようございます、健やかな朝、微睡み半分の目覚めです。
あれ?
「……ん?」
「んん? もう朝か……あ、やっちまった」
アルさんの腕枕にも少し慣れてきた気がする。
「おはよう、……おやすみ」
二度寝したいかも。
「まてまて寝るな寝るな」
「んん」
「構ってくれよ」
「えー」
「遊べ」
「いいじゃんべつに」
これだから寝起きの良さがにじみ出る人種はいけない。
「よくねえよ、本気で寝る気だなおい?」
起きてから本格的に頭が動き出すのが一時間後の僕にはとてもとても相手何てできない……眠くなってきた、
ほっぺをつつく指が煩わしくてはたき落とすとアルさんの文句が大きくなったけど……いいや。
今起きても自分の機嫌があまり良くないことになるのはなんとなくわかる。
ならここで強引に追い睡眠してメンタルコントロールするに限る、うむ。
あ、そうだ、これだけ言いたい。
「ていうか~アルさーん」
「なんだあ」
「おーさまに呼ばれたのけっきょく昨日行ってないでしょー」
「…………いった」
「おやすみ」
「まてまてま……マジでねやがったこいつ、あいつら怒ってるだろうな……行きたくねえ」
***
おはようござ。
「こんの色ボケゴリラが!!」
シンプルな悪口にびっくりしてちょっとシャッキリとした目覚め。
「うるっせえラグが起きっだろがごらぁ!」
「なら連れてくるんじゃねえよ!! ご丁寧にお姫様抱っこなんてしやがっててめえ状況分かってんのか?!」
「おう!」
「おうじゃねえんだよあぁん?! こっちが徹夜で契約の見直しだの巨大な龍に国境沿いの結界が跡形もなく破壊されただの砦や町から関所からヤバいもの来ましただの連絡の嵐を肝冷やしながら全部全部請け負ってたってーのにお前ときたらすやすやとねむりこきやがって」
おかんむりな王様の良く通る怒鳴る声が大変耳に痛いです、ええ。
チラッと、ほんとにチラッと全射神経の全てを総動員して薄目で見た王様の顔がとんでもなく魔王みたいになってて下手な事が言えない……まだ寝ている事にして貰うか。
「まぁまぁ、喉を痛めるのでその辺に……アルギスを絞めるのはまた後にできますから、貴方はそろそろ仮眠でも、ね? ……ね? 」
鼻息荒い王様を抑えてるのは、ミネルスさんだね、……なんか修羅場の予感がするから三時間くらいぐっすり寝てる事にしとこう。
乱暴な足音が遠ざかっていくのを確認して僕は精神統一に入る。
「おや、勝ち誇ってるところ悪いんですけどむっつりゴリラさん」
「あ"?」
「とりあえず苦言を三つほどその煩悩と食欲しかない頭に叩き込みたいのですがよろしいですか?」
「喧嘩売ってんのか? お?」
「袋叩きにする用意がございますがいかがです? わたしとイウァンとアイデンで正論インファイト、見ごたえだけはありそうですねぇ……全く」
「言い返せねえがとりあえずラグつれて逃げる」
「それされたら冗談抜きでキレ散らかすのでやめてくださいね、ほんと」
「やんねえよ、んなことより……」
お?
「おいラグ」
お? お?
「起きてんだろ、ほれほれ」
この頬をつつく指は紛れもなくアルさん……。
「……なんか、気まずい」
「なんでだよ」
ゆっくりと目を開けて映るのは僕の顔を覗き込むアルさん。
……陰キャにこれはきついわぁ。
「起きるタイミング逃すとどうすればいいか分かんなくなるよね」
「なんの話だよ」
「少しわかります」
「あ? 俺だけ分かってないやつかちくしょう」
「黙りなさいむっつりゴリラ」
「誰がむっつりゴリラだごら」
「とりあえずおはようアルさん」
「おうおはよう、めざめのキスはいるか?」
「いちゃつく気なら張り倒しますよむっつりゴリラ」
「あぁ?」
にこにこと微笑んでるミネルスさんとそれを睨むアルさん、うーん寝起きにきつい!
「ボーナスカットが嫌なら今すぐ席について、本題に入らせて貰えますかね?」
「……ちっ」
一応話は進むみたいだね、よし、黙ってよう。
「今回ラグ君を中心に話させて頂くのでよろしくお願いしますね」
「ええ……」
やだあ……黙れないじゃん。
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