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三章 新たな生活
おっかないよこれ………
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「…………どう言うことだ?」
アルさんはベッドの上で胡座をかいて僕を睨みながら訪ねる。
「え?」
よく分かってない僕は冷や汗をかきながらそう答えるしかない。
そんな僕に苛ついたのかアルさんは舌打ちをした。
「え、じゃねえよ、なんでお前が俺のとこじゃなくてそこにいるかって聞いてんだよ、俺が起きるまで待ってろや」
「起きるまでってアルさん今お昼だよ…?」
いつまで寝てるんだよって話でしょ。
「関係無えな」
「いやあるわ、いい加減寝直せないしお腹すいたよ…………」
「あぁ?、腹へった?そこテーブルにサンドイッチ乗ってるからそれ食えばいいだろう」
テーブルの上にある白いお皿にのった綺麗なサンドイッチを指差しながらアルさんは言うけど。
「確かにあるけどアルさんの所にいたら取れないよ」
待つことは得意だ。
たとえ暑苦しい状態でもお腹さえ空いていなければ大人しく待っていただろう。
でもね、空腹でお腹なっている上にギリギリ手が届かない場所に食べ物があったら待てる分けないでしょう。
「んじゃあ俺を起こせばいい話だろうが」
「起こしたけど起きなかったよアルさん…………」
「なら起きるまで待ってろや」
「それが無理だから抜けでたんでしょうが」
話もどってるよこれ…………。
「チッ…………ならどうやってラグは俺から出たんだ?、ベッドからそこまですぐに移動できる距離じゃねえだろ?」
ポリポリと頭をかいてベッドから出たアルさんは赤いソファーにドカリと座りながら言う。
「あぁ、それはね【複体】」
僕が唱えると、ラグーンの横に音もなく影のラグーンが現れた、それを横目に得意気な顔で。
「この僕の分身を利用して移動したんだよ」
アルさんはラグーンの分身をしげしげと見ると首を傾げて。
「………前々から思ってたがラグのその魔法ってなんだ?、見たことねえ類の魔法だぞ」
「僕のこれはね、【影使い】って言ってね特殊技能だよ」
パチンと指を鳴らして分身を消しながら僕は答える。
「いやんなもん見りゃわかる、俺が知りてえのはそれの能力だ、なんか変な扉だしたり黒い物の中に入ったりなんつーか、一貫性がねえぞそれ」
一貫性?。
「影使いはこうやって【影操作】」
僕の、肩甲骨の部分から烏のように真っ黒な翼が出現する、それをバサバサと動かしながらアルさんに言った。
「こんな風に影の形を変えて翼にしたり、影と影を繋いで行き来できたり、色々できるよ」
能力者本人が把握できてないくらいね。
僕の翼を見たアルさんはおもむろに立ち上がると、僕のいる所まで行き、背中に生えている翼をツンツンと触りながら恐る恐る。
「…………これ飛べるのか?」
「多分できるよ?」
すると少し口角を上げたアルさん。
「へぇ……異世界人並みにすげえなそれ」
「異世界人?」
「あぁ、俺が知ってる奴はな、腕を横に軽くふるだけでその場一帯にありとあらゆる植物を出現させる能力だな」
植物を操る能力かな?。
「それ前も言ってたね、確かミサキ、だっけ?女性の方?」
ちょっと気になるねその人。
「おう、…………異世界人についてはこれ以上ラグが知る必要はねえぞ?」
僕の頭をわしゃわしゃと撫でながら困ったような顔で言うアルさん。
「なんで?」
ギュムっと僕を抱き締めたかと思うと少し拗ねたような声でアルさんは口を開く。
「ラグがそいつに惚れちまったら困るからだ」
え?。
「会ったこともない人に惚れる人なんていないでしょ?」
アルさんのいる方に向いて、ふんっと腰に手を当てて鼻息荒く言う。
「万が一のためだ、それよりラグ、腹減ってるんだろ?、テーブルの上のやつ食っちまえ」
「はーい」
ほれっと座るようアルギスに促されるのに従いながら答える。
そしてアルさんはニヤリと不敵に笑い。
「俺の膝の上でな」
「嫌だね」
そこは即答だった。
★★★
少々少ないと思いますがすいません、
読んで頂き有難うございます、これからもよろしくお願いいたします(* ̄∇ ̄)ノ
アルさんはベッドの上で胡座をかいて僕を睨みながら訪ねる。
「え?」
よく分かってない僕は冷や汗をかきながらそう答えるしかない。
そんな僕に苛ついたのかアルさんは舌打ちをした。
「え、じゃねえよ、なんでお前が俺のとこじゃなくてそこにいるかって聞いてんだよ、俺が起きるまで待ってろや」
「起きるまでってアルさん今お昼だよ…?」
いつまで寝てるんだよって話でしょ。
「関係無えな」
「いやあるわ、いい加減寝直せないしお腹すいたよ…………」
「あぁ?、腹へった?そこテーブルにサンドイッチ乗ってるからそれ食えばいいだろう」
テーブルの上にある白いお皿にのった綺麗なサンドイッチを指差しながらアルさんは言うけど。
「確かにあるけどアルさんの所にいたら取れないよ」
待つことは得意だ。
たとえ暑苦しい状態でもお腹さえ空いていなければ大人しく待っていただろう。
でもね、空腹でお腹なっている上にギリギリ手が届かない場所に食べ物があったら待てる分けないでしょう。
「んじゃあ俺を起こせばいい話だろうが」
「起こしたけど起きなかったよアルさん…………」
「なら起きるまで待ってろや」
「それが無理だから抜けでたんでしょうが」
話もどってるよこれ…………。
「チッ…………ならどうやってラグは俺から出たんだ?、ベッドからそこまですぐに移動できる距離じゃねえだろ?」
ポリポリと頭をかいてベッドから出たアルさんは赤いソファーにドカリと座りながら言う。
「あぁ、それはね【複体】」
僕が唱えると、ラグーンの横に音もなく影のラグーンが現れた、それを横目に得意気な顔で。
「この僕の分身を利用して移動したんだよ」
アルさんはラグーンの分身をしげしげと見ると首を傾げて。
「………前々から思ってたがラグのその魔法ってなんだ?、見たことねえ類の魔法だぞ」
「僕のこれはね、【影使い】って言ってね特殊技能だよ」
パチンと指を鳴らして分身を消しながら僕は答える。
「いやんなもん見りゃわかる、俺が知りてえのはそれの能力だ、なんか変な扉だしたり黒い物の中に入ったりなんつーか、一貫性がねえぞそれ」
一貫性?。
「影使いはこうやって【影操作】」
僕の、肩甲骨の部分から烏のように真っ黒な翼が出現する、それをバサバサと動かしながらアルさんに言った。
「こんな風に影の形を変えて翼にしたり、影と影を繋いで行き来できたり、色々できるよ」
能力者本人が把握できてないくらいね。
僕の翼を見たアルさんはおもむろに立ち上がると、僕のいる所まで行き、背中に生えている翼をツンツンと触りながら恐る恐る。
「…………これ飛べるのか?」
「多分できるよ?」
すると少し口角を上げたアルさん。
「へぇ……異世界人並みにすげえなそれ」
「異世界人?」
「あぁ、俺が知ってる奴はな、腕を横に軽くふるだけでその場一帯にありとあらゆる植物を出現させる能力だな」
植物を操る能力かな?。
「それ前も言ってたね、確かミサキ、だっけ?女性の方?」
ちょっと気になるねその人。
「おう、…………異世界人についてはこれ以上ラグが知る必要はねえぞ?」
僕の頭をわしゃわしゃと撫でながら困ったような顔で言うアルさん。
「なんで?」
ギュムっと僕を抱き締めたかと思うと少し拗ねたような声でアルさんは口を開く。
「ラグがそいつに惚れちまったら困るからだ」
え?。
「会ったこともない人に惚れる人なんていないでしょ?」
アルさんのいる方に向いて、ふんっと腰に手を当てて鼻息荒く言う。
「万が一のためだ、それよりラグ、腹減ってるんだろ?、テーブルの上のやつ食っちまえ」
「はーい」
ほれっと座るようアルギスに促されるのに従いながら答える。
そしてアルさんはニヤリと不敵に笑い。
「俺の膝の上でな」
「嫌だね」
そこは即答だった。
★★★
少々少ないと思いますがすいません、
読んで頂き有難うございます、これからもよろしくお願いいたします(* ̄∇ ̄)ノ
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