19 / 165
第一章 王国軍大佐~超火力で華麗に変態吸血鬼を撃つ~
第五話 彼女の対艦狙撃砲
しおりを挟む
自分に模したマネキンの起爆スイッチを押した《大佐殿》は、半目でモニターを見つめながら、嫌気の籠もった吐息をこぼした。
「やっぱり、吸血鬼だったか……。うう……気色悪っ」
マネキンとはいえ、自分の姿をしたあのうなじに、あの吸血鬼が唾液の滴る牙を突き立てている姿を思い出し、彼女は嫌悪のあまり身震いをすると、両腕で自らの華奢な肩を抱いた。
その身には、白い絹地で胸元に桜の花びらが舞う刺繍を施した開襟シャツ、ライトブラウンのコットンで丈が膝上までのプリーツスカートを着ている。
先ほど《アレ》を爆破前、モニターに敵の姿を捉えた。
その姿は、けったいな漆黒の外套姿の青年男性だった。
身体の線も男にしては細く、一瞬見えた顔は妙に白くて、男のくせに深紅の口紅をしていた。
目元には紫のアイシャドーまで入っていたが――あの男、頭の方が病んでいるのだろうか?
男は人の姿をしていたが、《大佐殿》は彼を魔竜と判断していた。
先の戦争中、魔竜達と戦った父親からの話だが――――
魔竜達の中には、《魔》との契約により高い魔力を有し、竜の巨体を失う代わりに人の姿を得て、人類の中に紛れて行動していた者達がいた。
父達は《魔竜人》と呼んでいたらしい。
この人化した魔竜達の多くは、魔竜軍の幹部や貴族だったようで、彼らが各国の諜報活動などをして情報収集や攪乱を仕掛け、結果、開戦時の各国同時襲撃を可能にしたという。
《大佐殿》は、モニターに不気味な男が映ったとき、その気味悪さに眉をひそめたが、それでも人の姿をした敵に対し爆弾の使用を躊躇した。
なにせ、あのマネキンの理力爆弾には、脱出ボートに積まれた理力爆弾の二倍に相当する、高濃度液化理力ガスが詰まっていたのだ。
明らかに自然のものとは違うコウモリ達を殲滅するならまだしも、敵がその実体はともあれ人の姿ともなれば、超高性能爆弾で一気にドカンッというのはちょっとえげつない。
もちろん、相手は危険な敵であることは百も承知。
しかし――冷徹になりきれないのは、自分が未熟な小娘だからだろうか?
そんな風に一瞬思い悩んでいるところで、敵の男が彼女の姿をしたマネキンを襲った。
うなじあたりに背後から噛みつき、その上で、こともあろうか両腕を胸のあたりに回して抱きしめた情景がモニター越しに彼女の視界へ入る。
その情景に激しい嫌悪を覚える瞬間、彼女は起爆ボタンを押下。
かくて現在に至るのだが……。
――さすがに今ので終わったかな?
モニターに映る外の映像を眺めて、《大佐殿》は状況を再度確認しようとする。
外の様子は、高威力爆弾の発した熱で、湖面の水が若干蒸発し、夜の冷たい空気に冷やされたその水蒸気が、湖面に対流して白い雲のようにモヤを作っている。
その白いモヤのせいで状況は掴みづらい。
――外に出て直接見た方がいいかな。
《大佐殿》は、操縦席の操作パネルをいじり、自分の乗った小型潜水艇に対し、急速浮上の操作を実行した。
☆
《大佐殿》がこの戦闘の際実行した作戦は次の通りである。
まず、飛行船各部から煙幕を発生させ、船周辺を隠す。
煙幕に紛れて、遠隔起爆が可能な理力爆弾を積んだ脱出ボート十四艘と、自分に似せたマネキン型爆弾を乗せた要人脱出用ボートを湖上に配置。
飛行船の後部甲板に、理力爆弾を搭載した小型飛空挺を発進準備させる。
脱出ボートを一艘出し、敵の一部を引きつけて爆破。
その後飛空挺も同様の扱いをしたが――――
飛空挺を爆破した瞬間に、飛行船の下部ハッチから、自分が操縦する小型の潜水艇を、一艘目のボートが向かっていた湖南岸へ、湖底付近の深度を保って無音航行させたのだ。
その後も、ボートの爆弾やらマネキンやらで敵の目を引きつけ、潜望鏡や脱出ボートに載せたカメラからの映像で戦況を確認しつつ、自身はすでに南岸のすぐそばまで接近していた。
最大の懸案事項だったのは、コウモリ達の放つ特殊な超音波が、理力爆弾の起爆命令などに干渉しないかだったが。
その懸案も、一艘目の爆破の時に影響が無いことが判り、こちらの思惑通りにコトは進んだのである。
《大佐殿》が乗り込み操縦していた潜水艇は、先ほど爆破した要人用のボートと同じく、漆黒に塗装されたものだ。
現在、その船体は、周囲に黒色のエアフロートを膨らませて、未だ荒く波立っている湖面に浮かび上がっていた。
潜水艇は湖上に出た後、推力を上げて南下し、そのまま、南岸の砂浜に船体を乗り上がらせて停止する。
「んっ……しょっと……」
接岸した直後、《大佐殿》は船体上部のハッチを開放し、ハッチ前方……人が一人立てる程の小さな甲板に躍り出て、片膝を着く姿勢を取った。
携帯していた対艦狙撃砲を、右手で引き金がある《衝撃銃》本体のグリップ、左手は砲身から横に飛び出た補助グリップを握って構えて、そのスコープを赤外線暗視と温度感知モードにセットし、マネキン爆弾が爆破した辺りに向けて覗き込む。
すると、覗き込んだスコープの映像に、白いモヤの中空中へ浮かび上がった影が、人の体温と同じ温度帯を示す色で表示されていた。
その影の周囲には、コウモリのものと思われる小さな影が三十匹ほど舞っている。
「……しぶといわね」
舌打ちしそうな気分で呟く彼女は、構えた銃身の補助グリップを握る左手、その人差し指で触れたスライド式のスイッチを操作し、銃身を起動した。
瞬間、銃身の砲口部分が六つに割れて放射状に展開し、小さな放電を始める。
《大佐殿》が覗くスコープの中で、コウモリ達が人影らしきものに集まり、その人影へと吸収されていった。
コウモリ達を吸収した人影は、一度その四肢を大きく開くと、一気に白いモヤの上へと上昇する。
「うん。その位置……とっても危ないわよ」
静かに呟いた《大佐殿》は、的が上昇したために、射撃線上から飛行船の白亜の船体が少しだけ離れたことに安堵しつつ、引き金を引いた。
☆
次の瞬間――
これまでの理力爆弾の爆発とは異なる轟音が、月夜の大気を揺らした。
銃口から放たれた破壊の波が、螺旋に収束して空を裂き、大気中の分子を崩壊させてプラズマ化し蒼白い閃光を孕んで湖面を照りつける。
降り注ぐ月光に包まれ、満ち始める魔力に酔っていた半裸の吸血鬼は、白いモヤが立ちこめる湖の南岸から、音速の数十倍という速度で撃ち出された収束エネルギー衝撃波、その極太の蒼い光に打ち抜かれていた。
「やっぱり、吸血鬼だったか……。うう……気色悪っ」
マネキンとはいえ、自分の姿をしたあのうなじに、あの吸血鬼が唾液の滴る牙を突き立てている姿を思い出し、彼女は嫌悪のあまり身震いをすると、両腕で自らの華奢な肩を抱いた。
その身には、白い絹地で胸元に桜の花びらが舞う刺繍を施した開襟シャツ、ライトブラウンのコットンで丈が膝上までのプリーツスカートを着ている。
先ほど《アレ》を爆破前、モニターに敵の姿を捉えた。
その姿は、けったいな漆黒の外套姿の青年男性だった。
身体の線も男にしては細く、一瞬見えた顔は妙に白くて、男のくせに深紅の口紅をしていた。
目元には紫のアイシャドーまで入っていたが――あの男、頭の方が病んでいるのだろうか?
男は人の姿をしていたが、《大佐殿》は彼を魔竜と判断していた。
先の戦争中、魔竜達と戦った父親からの話だが――――
魔竜達の中には、《魔》との契約により高い魔力を有し、竜の巨体を失う代わりに人の姿を得て、人類の中に紛れて行動していた者達がいた。
父達は《魔竜人》と呼んでいたらしい。
この人化した魔竜達の多くは、魔竜軍の幹部や貴族だったようで、彼らが各国の諜報活動などをして情報収集や攪乱を仕掛け、結果、開戦時の各国同時襲撃を可能にしたという。
《大佐殿》は、モニターに不気味な男が映ったとき、その気味悪さに眉をひそめたが、それでも人の姿をした敵に対し爆弾の使用を躊躇した。
なにせ、あのマネキンの理力爆弾には、脱出ボートに積まれた理力爆弾の二倍に相当する、高濃度液化理力ガスが詰まっていたのだ。
明らかに自然のものとは違うコウモリ達を殲滅するならまだしも、敵がその実体はともあれ人の姿ともなれば、超高性能爆弾で一気にドカンッというのはちょっとえげつない。
もちろん、相手は危険な敵であることは百も承知。
しかし――冷徹になりきれないのは、自分が未熟な小娘だからだろうか?
そんな風に一瞬思い悩んでいるところで、敵の男が彼女の姿をしたマネキンを襲った。
うなじあたりに背後から噛みつき、その上で、こともあろうか両腕を胸のあたりに回して抱きしめた情景がモニター越しに彼女の視界へ入る。
その情景に激しい嫌悪を覚える瞬間、彼女は起爆ボタンを押下。
かくて現在に至るのだが……。
――さすがに今ので終わったかな?
モニターに映る外の映像を眺めて、《大佐殿》は状況を再度確認しようとする。
外の様子は、高威力爆弾の発した熱で、湖面の水が若干蒸発し、夜の冷たい空気に冷やされたその水蒸気が、湖面に対流して白い雲のようにモヤを作っている。
その白いモヤのせいで状況は掴みづらい。
――外に出て直接見た方がいいかな。
《大佐殿》は、操縦席の操作パネルをいじり、自分の乗った小型潜水艇に対し、急速浮上の操作を実行した。
☆
《大佐殿》がこの戦闘の際実行した作戦は次の通りである。
まず、飛行船各部から煙幕を発生させ、船周辺を隠す。
煙幕に紛れて、遠隔起爆が可能な理力爆弾を積んだ脱出ボート十四艘と、自分に似せたマネキン型爆弾を乗せた要人脱出用ボートを湖上に配置。
飛行船の後部甲板に、理力爆弾を搭載した小型飛空挺を発進準備させる。
脱出ボートを一艘出し、敵の一部を引きつけて爆破。
その後飛空挺も同様の扱いをしたが――――
飛空挺を爆破した瞬間に、飛行船の下部ハッチから、自分が操縦する小型の潜水艇を、一艘目のボートが向かっていた湖南岸へ、湖底付近の深度を保って無音航行させたのだ。
その後も、ボートの爆弾やらマネキンやらで敵の目を引きつけ、潜望鏡や脱出ボートに載せたカメラからの映像で戦況を確認しつつ、自身はすでに南岸のすぐそばまで接近していた。
最大の懸案事項だったのは、コウモリ達の放つ特殊な超音波が、理力爆弾の起爆命令などに干渉しないかだったが。
その懸案も、一艘目の爆破の時に影響が無いことが判り、こちらの思惑通りにコトは進んだのである。
《大佐殿》が乗り込み操縦していた潜水艇は、先ほど爆破した要人用のボートと同じく、漆黒に塗装されたものだ。
現在、その船体は、周囲に黒色のエアフロートを膨らませて、未だ荒く波立っている湖面に浮かび上がっていた。
潜水艇は湖上に出た後、推力を上げて南下し、そのまま、南岸の砂浜に船体を乗り上がらせて停止する。
「んっ……しょっと……」
接岸した直後、《大佐殿》は船体上部のハッチを開放し、ハッチ前方……人が一人立てる程の小さな甲板に躍り出て、片膝を着く姿勢を取った。
携帯していた対艦狙撃砲を、右手で引き金がある《衝撃銃》本体のグリップ、左手は砲身から横に飛び出た補助グリップを握って構えて、そのスコープを赤外線暗視と温度感知モードにセットし、マネキン爆弾が爆破した辺りに向けて覗き込む。
すると、覗き込んだスコープの映像に、白いモヤの中空中へ浮かび上がった影が、人の体温と同じ温度帯を示す色で表示されていた。
その影の周囲には、コウモリのものと思われる小さな影が三十匹ほど舞っている。
「……しぶといわね」
舌打ちしそうな気分で呟く彼女は、構えた銃身の補助グリップを握る左手、その人差し指で触れたスライド式のスイッチを操作し、銃身を起動した。
瞬間、銃身の砲口部分が六つに割れて放射状に展開し、小さな放電を始める。
《大佐殿》が覗くスコープの中で、コウモリ達が人影らしきものに集まり、その人影へと吸収されていった。
コウモリ達を吸収した人影は、一度その四肢を大きく開くと、一気に白いモヤの上へと上昇する。
「うん。その位置……とっても危ないわよ」
静かに呟いた《大佐殿》は、的が上昇したために、射撃線上から飛行船の白亜の船体が少しだけ離れたことに安堵しつつ、引き金を引いた。
☆
次の瞬間――
これまでの理力爆弾の爆発とは異なる轟音が、月夜の大気を揺らした。
銃口から放たれた破壊の波が、螺旋に収束して空を裂き、大気中の分子を崩壊させてプラズマ化し蒼白い閃光を孕んで湖面を照りつける。
降り注ぐ月光に包まれ、満ち始める魔力に酔っていた半裸の吸血鬼は、白いモヤが立ちこめる湖の南岸から、音速の数十倍という速度で撃ち出された収束エネルギー衝撃波、その極太の蒼い光に打ち抜かれていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる