¿Quo Vadis ?─クォ・ヴァディス─

槇木 五泉(Maki Izumi)

文字の大きさ
19 / 46
第三章 Duae Sankt(ドゥアエ・サンクト)

Duae Sankt.2

しおりを挟む
*****
 
 初夏の森の夜風は涼しく、日中の軽い暑さを忘れることができる。
 新月の晩は、月明かりによって隠されていた星々が闇黒の夜空にこぞって輝きを誇るために、思いの外に明るい。それは、ゲオルギウスが交易の中間地点として栄えていた街の神学校や修道院に居た頃には気付き得なかったことだった。
 
 「──ねえ。オマエ達の祈祷書にある言葉の中で、キミが一番好きな一節は何だ?」
 「どうした、急に。不死鬼ノスフェラトゥが、聖霊教徒セレスティオに改宗でもするつもりか?」

 星のよく見える、森の中の小高い丘の上。睦み合うというよりは貪り合うような交歓の時間を過ごした後、身体の火照りを冷やすべく、互いの背にもたれ掛かるように背中合わせに腰を下ろして身体を休めていた。不意に背後のルゴシュが発した言葉はゲオルギウスにとって意外なもので、相手には見えない片眉を上げて胡乱な表情を作って問い返す。

 互いに、乱した服装は元通りに取り繕っていた。ゲオルギウスは銀色の聖霊十字を胸に下げ、使い慣れた長棍スタッフを草の上に置いて、片膝を立てて空を見上げている。それぞれに精霊や聖人の名を冠された星々の名は、後の世の人間が勝手に付けたものだ。星々が今の名前を持つ前からこの大地に生きてきたという壮齢の不死者は、数千年前とほとんど変わらない夜空を見上げて何を思ったのだろう。軽やかな笑みと共に、彼の答えが聞こえる。

 「まさか。──だが、相手を知るということは重要なことだ。今まで、聖霊教会の教えについて深く知ろうとしたことはなかった。ギィ、今のキミを形作る大事な教えは何だ?…説教は得意だろ、神父さま。」
 「司祭の話を聞くなら、まず教会に寄進しろ、と言ってやりたいところだが。」

 ゲオルギウスの大きな背に自らの背を預ける形で、黒く長い外套マントを青草の上に広げて、片膝を立ててルゴシュは座している。またも唐突な気紛れかと呆れつつ、さりとて頑なに語り聞かせてやらない理由は見当たらない。つい先程までこの身体を組み敷いて我を忘れて背徳的な肉欲に耽っていたことを忘れようと、一度頭を振るうと、睫毛を伏して浅く目を閉ざした。暗誦できるまでに読み込んだ聖典の一節を思い浮かべ、丘の静寂の中に聖奉礼の朗読のような、低く、通りのいい声を響かせる。
 
 「──私は忠実なる神のしもべ。精霊の声を聞く者。苦難の海に行く手を塞がれし者。神よ、大いなる神。御身は、我が身を何処へ向かわせ給う。鋭き棘草イラクサで編んだ帷子かたびらを纏い、使命の大剣を背負って日照りを歩く、この身を何処へと向かわせ給う──。」
 
 それは、幼い日から繰り返し唱え続けてきた晩の祈りにある一節だった。この言葉の意味が解るようになってから、精霊の魂を宿した聖人によって石板に刻まれたという受難の節を、もう幾度音に出して、或いは心の中で綴ったかは覚えていない。この祈りのことばの中の一遍は、ゲオルギウスの心に響き、深々と刻み込まれてある。或いは、ゲオルギウスが敬虔な聖霊教徒セレスティオとしての信仰心を持ち続けられるのは、暗澹と復讐に燃える人生の中で、この聖なる祈りが灯台となって迷える足を導いていたからだと言っても過言ではない。
 若い神父の朗々とした暗誦を、神と精霊の敵である不死者は、口を挟むこともなく背中で黙って聞いている。
 
 「神は仰せになった。彼の許に精霊を遣わして仰せになった。たとえ何処から来たかを知る術がなくとも、何処へ行くのかを定めるのは汝自身の足である。自らの足を運命の枷に繋ぎ、奴隷の身におとしめることなかれ──。永久とこしえに。…聖なるかなサンクティガ。」
 
 最後の聖句が新月の闇に静かに流れる。詠唱が終わっても、ルゴシュはしばらくの間、無言だった。何かを一心に考えているのだろうか。それとも、聖句の意味を噛み締めているのだろうか。
 ひんやりと身体を冷やす初夏の夜風の中、互いの穏やかな呼吸と、背中越しに伝わってくる鼓動とが意識を支配する。その規則正しい沈黙を宿ったのは、身体の奥底から深々と吐き出されるようなルゴシュの嘆息だった。
 不意に、ルゴシュが身体を動かす。すっかり重みを預けていたゲオルギウスの背を離れ、膝で這うようにして、片膝を抱えて座る若い神父の足を跨ぐ形で真正面からゲオルギウスの顔を見詰めた。

 「ギィ。キミにとっての棘草イラクサ帷子かたびらは、この私か?」

 真っ直ぐに、真摯に濃蒼を見上げる翡翠の緑。何を分かり切ったことを、と軽く顔を顰めて、伏せた視線を流すが、どうやらこの不死者はゲオルギウスの沈黙をよしとしない様子だった。膝立ちの姿勢で伸ばし、白手袋の両掌でゲオルギウスの頬を包んで強引に自分の方を向かせようとしてくる。率直に、素直に答えるのは癪に障った。聞き分けのない子供のように眉を寄せ、視線だけを下に逃がして渋々と口を開く。

 「──苦難のない人生など、ない。王族でも、大司教でも、皆別々の苦悩を背負っていて当たり前だ。帷子を何枚も着て歩かなければいけない者だっている。…そうだな、俺の帷子の中の一枚は、間違いなくお前だよ。」
 「たったの一枚?」

 さも不満げに口角を曲げ、眉尻を下げるルゴシュ。ゲオルギウスの頬を包んだまま更に顔を寄せ、鼻先が触れ合うほど近くまで伸び上がってまじまじと面輪を見つめ続ける。

 「ヒトの子が、十七年も私の影を追い続けてきたんだろ?なら、キミにとって一番重く、一番苦しい帷子じゃなきゃ、ヤだ。」
 「どういう感情だ、それは。」

 いらりと顔をしかめて、強引にルゴシュの手を振りほどいた。外見の年齢だけで言えば五十路を踏もうとしているかに見えるのに、額の中央で分けた目を隠す程の長さの銀色の髪と、人のそれとは異なる色合いの眼差しを持つ麗しい不死鬼は、相変わらず近い距離から若く凛々しい顔立ちの神父を凝視している。そんな彼が、内心で何を考え、何を思っているのかは、人間であるゲオルギウスには解らない。溜息を吐きながら身を捩って引き剥がそうとするゲオルギウスの肩にルゴシュはするりと両腕を巻き付け、相対するように引き寄せながら、唇を曲げて不満を露わにしている。

 「ヒトはすぐ死ぬ。私が手を下さなくても、時の流れが瞬く間にオマエ達を連れ去っていく。だから、私はヒトを知ろうとすることを止めてしまった。──でも。」
 
 キミは、違うから。
 心まで失くす不死者ノスフェラトゥの強制的な誘引を憎悪にすり替え、強い眼差しと共に自分の意思だけでこの姿を追い求めてきたのは、キミただひとりだけだから。
 そう語り掛けてくる、真っ直ぐな声がある。
 
 「──だから、私の名前を預けた。何百年…いや、千年。呼ばれることのなかった私の本当の名を。私がそこまで入れ込んだキミの最大の苦しみが私じゃないなんて、そんなの、とんだ不敬だぞ。辺境伯であるこの私に対する、最大の無礼だ。」
 「ジェダス。」

 不死者の居丈高な、しかし駄々を捏ねるような物言いは、ゲオルギウスにとっては何処までも身勝手なものでしかなかった。しかし今、こうして彼の朱色の唇から綴られる本心が若き神父の心にもたらすのは、じわりと広がる愉悦の情。十七年もの間、この精神を憎悪で縛り付け、その姿を網膜に焼き付けていった緑色の闇が、この身に傾ける感情の正体を知ったがゆえに、どす黒い怨嗟と怒気で形作られていたゲオルギウスの心は、氷の塊が溶けるようにゆっくりと質を変えていったのだ。
 胸元に揺れる聖霊十字の念珠ロザリオを外す代わりに、詰襟の神服キャソックの首元から服の下へと落とし、仕舞い込んだ。これで、聖別された銀がルゴシュの肌を焼き焦がすことはない。ゲオルギウスの背に腕を巻き付けて、縋るように、しかし勝ち気な視線で見詰めるルゴシュの旧い名を口にして、彼の細い背を抱き取る。その華奢な背骨が、肋骨が軋みを上げるほどにじわりじわりと力を込め、抱擁の中で蛇のように絞め殺そうとしながら、恍惚と瞳を細めてゲオルギウスは心の底から笑んだ。

 「お前だけは、俺がこの手で殺してやる。──他の誰でもない、俺の手で殺してやる。そして、灰となったお前の亡骸を持って神の審判を受けるさ。…その日まで、俺は、棘草で編んだ衣を着て、武装司祭として歩き続けるんだろうな──。」

 力強い両腕の拘束の中で、ルゴシュが息を引き攣らせて笑うのが聞こえる。白手袋に包まれた指が背中から後頭部に伸び、短い小麦色の金髪を絡め取って幾度も撫でるように梳いた。
 やおら腰の力を発条ばねにして、その細い身体を締め込んだまま、透明な青い匂いのする草の上に力任せに押し倒して覆い被さっていく。

 「ゲオルギィ──?」
 「神父の有難い説教を聞いておいて、寄進もなしで済ますとは、辺境伯として礼儀がなっていないようだな…。この村じゃ使える富もない。葡萄酒も間に合ってる。身体で支払え。ジェダス、もう一度だ。」
 「嘘だろ──!」
 「嘘かどうか思い知らせてやるよ、俺を誘引ラーヴォに掛けたことを後悔するんだな。」

 ついさっき整えたばかりの下衣をまさぐり、腰帯ベルトを解き始める若者の手に、壮齢の男の整った顔立ちがさっと凍り付くのが見える。疲れを知らない若く逞しい男の手で、再び享楽の贄に据えられようとしている彼が目を見開いて手足をばたつかせ、圧し掛かるゲオルギウスの身体を押し返そうと藻掻いて見せても、それは心底からの拒絶の意思ではないのだ。
 その気になれば、人間の身体など砂糖菓子のように容易く引き裂くことができる吸血真祖アルケは、やがて諦めて人間の男の腕の中で甘い嬌声を響かせ始める。
 こうして道ならぬ行為に耽り、不自然な方法で身体を繋ぐことは、神父にとっても不死者にとっても無意味で不快なことだけではない。互いに強い想いで雁字搦がんじがらめに結び付けられ、離れることができない、それが運命だとしたら、神は一体、この足を何処へ向かわせようとしているのだろうか。
 考える時間は存分にある。火照りが引いたばかりの身体を再び燃え上がらせながら、ゲオルギウスは諦観とも楽観とも言える思考でそう考えた。たとえ、ルゴシュの時間の概念が己と異なるものであろうとも、それをおもんぱかることは人間であるゲオルギウスには到底叶わなかったからだ。
 このグレンツドルフの糸杉の森では、星明かりに見守られながら束の間の穏やかな時間が過ぎていった。
 
 
 
*****

 
 「──よし、準備セットは終わったね?ユージィン。」
 「勿論だよ、確認チェックも万端だ。──さて、後は、何がどう出てくるか、なんだが…。」
 
 一面に広がる同じ新月の星空の下、アウエンブルフの村外れに、小柄な神父と長身の堂番の姿があった。
 穢れの夜マルベニカ・ノクトの夜警については、結論から言うと、ここアウエンブルフでは実質的に行われなくなってしまったのだと、ミディアンは村人から聞いていた。村の西の外れには広大な湿地帯が広がり、そこは昔、異教徒と聖霊教徒の軍勢が激しく衝突した古戦場、穢れ地として扱われているという。ザリガニや沼貝しか棲まないその土地には、漁師でさえ夜は近づかない。何故なら、腹を減らした亡者の群れが沼底から這い上がってきて、新月の夜中、村の周囲を徘徊すると言われているからだ。
 屍人ゾンビの動きは鈍く、知性はないが、どうにも数が多い。村外れの沼地から人々が暮らす集落までは距離があり、何重も張り巡らせた生垣や土壁で固めた村の西側へ敢えて斬り込むより、壁や扉の分厚い家の中で祈りを捧げていた方が、犠牲が少なく済むだろう、というのが、長く武装司祭を欠き、兵力にも乏しいアウエンブルフの民が導き出した最適解だった。
 
 「──もし、新月の夜に産気づいた難産のご婦人がいたり、急病人が出たりしても、これでは村人は朝までどう手助けすることもできないね。」

 たった二人だけで、荒れ地にばらばらと点在する木立の向こうにある湿地帯の方角に向き合い、ミディアンは眼鏡の下で双眸を眇めてぽつりと呟く。どんな怪異がどの程度徘徊しているのかは、村人たちでも正確には解らないらしい。
 村へと続く道の中央に聖なる篝火のやぐらを組み、得物である槍斧ハルバードを手にしたユージィンは、昼間とはうって変わって身軽な服装だった。茶色い硝子の嵌まった眼鏡も、つばの広い帽子も、今のユージィンには必要ない。横髪を少々零して長い黒髪を後ろで一つに束ね、裾の長い聖堂番の黒服の袖を肘までまくり上げて、飄々と佇んでいる。

 「さて、作戦は万全だ。オレが昼間に調べた通り、沼地の地図は正しい。んで、木や岩の配置は書き込んだ通りだ。──あぁ、来るね。こりゃ。…まぁ、結構な数だ。」
 「そうかい。見立てでは?」
 「二十…いや、三十か、それよりちっと多いか──かな…。」

 二人の手の間に広げた羊皮紙の地図から顔を上げ、ユージィンがついと目を細める。ミディアンには察することもできない遠い足音を聞き、気配を察する闇に強い視線が、遠い沼地の彼方を見据えていた。書き込みの目立つ羊皮紙の地図をくるくると巻いてミディアンに手渡すと、並の人間では扱いにすら苦労する長く重い槍斧ハルバードを構え、ヘラリと陽気な笑みを浮かべて見せる。鳶色の睛が、好戦的な色を宿して細まった。

 「じゃ、ね。ミディアン。いつも通りだ。──汝、聖なれヴィ・サンクティガ。」
 「うん、しっかりやるよ。僕に任せて。努めて、聖なるべしミ・ラ・サンクティーヴォ。」

 ミディアンはひとつ、力強く頷きを返し、そして二人は異なる方向に、風のように走り始める。かたや、篝火と星明かりの届く周囲を、弓銃クロスボウを抱えて走り抜けるミディアン。こなた、束ねた後ろ髪を風に靡かせながら、檻から放たれた猟犬のように沼地に向けて颯爽と駆け抜けるユージィン。
 楽しさと緊張を隠せない、といった面持ちで、広がる闇夜を見通しながら、長身の男は唇の端を持ち上げてニィ、と笑った。たとえ星の明かりが翳っても、松明など必要がないくらいによく視える。むしろ、陽射しの高い晴れ渡った初夏の正午より、月なき星明かりの夜の方が余程いい。

 「ミディアンと二人っきり、か。──こりゃあ、久しぶりに心行くまでれるね。…限界リミッター解除で。」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)

優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。 本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

  【完結】 男達の性宴

蔵屋
BL
  僕が通う高校の学校医望月先生に  今夜8時に来るよう、青山のホテルに  誘われた。  ホテルに来れば会場に案内すると  言われ、会場案内図を渡された。  高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を  早くも社会人扱いする両親。  僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、  東京へ飛ばして行った。

処理中です...