俺の人生が異世界に呼び出された事で残念な結末になってしまっている!

ツムちん

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第一章

【腕輪と天使】

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プロローグ

この世界は現実とはかけ離された世界「アストラ」 現実的にありえない生物が存在しその生物達と共に暮らし、知恵、力、愛、夢が多くある世界!この話は現実世界とはかけ離された少年が冒険をする話

第一章 【腕輪と天使】

俺の名前は『東出 冬馬』高校1年生だ!先月受験が終わり、新しい人生の幕開けだ!と思ったんだか俺はどうやらちゃんとした人生を送れないらしい...

時に先月の事だが受験合格発表日、俺は人生で多くない緊張感を覚えていた。徹夜して勉強してテストには自信があった、だがテスト中に仇となったのか爆睡してしまい数問残してテストは終了、人生で初めての晴れ舞台が人生で一つの黒歴史になってしまった。そろそろ時間だ!周りに学生が集まってくる、教員らしき人物が大きい番号が書いてある紙を掲示板に提示する。自分の番号は710番遠くからでは見えないので近くに行く!喜ぶ声の学生がいれば、その場で座り込んで泣いている学生もいる!期待と緊張を抱きながら番号を探す701 702 704 705...目が乾燥するんじゃないかと言うぐらいに目を見開くそこには「710」と数字があった!緊張はいっきにほぐれ今度は嬉しさが胸に込み上げてくる。『よっしゃぁーーー』と大きな声で叫んでした。周りにいた他中の生徒に軽くお辞儀をした。自分の人生はここから始まる!と思った。受験の帰り道に地面を轟かす程の揺れに少し焦った。幸いその揺れはわずか数秒で治まったのだが何かがおかしい、まだ昼過ぎのはずなのに少し暗かった。『太陽が赤い?』太陽かと思ったその物体は凄いスピードで落下してきた。周りに民家がなかったのが幸いケガはしなかった、少し怖いが目の前の物体に近づくと、その物体は黒く四角くキュウブ型をしたものだった。手のひらで収まるサイズだ。『これ...何だ?』四角い物体に触れようとしたその時、その物体が開き中から腕輪のようなものが出てきた。怖いがその物体を確かめる事にした。『軽いな...』手に持っているのかどうかと言うくらい軽い。『本当に腕輪かこれ?』確かめる為に腕につけたその時! ピーーと音が聞こえ『生物反応を感知ロックします』と腕輪が鳴り取れなくなってしまった。『おい、マジかよ』近くにある石で叩いてみるものの一切傷がつかない。『何なんだよ本当に...』と言葉を発した次の瞬間。脳内に女性の声が聞こえてきた『私は天使...貴方様が腕輪を付けた勇者様ですね』と天使?は言った。
『お前さ、天使だか電池だか理由が分からん冗句だが俺は今忙しいんだよ、そういう冗句はそこら辺にいる高齢者相手にやってくれ』言葉を発する冬馬
『あの~あの勇者様冗句という理由では...』
『うるせぇんだよ、昨日は昨日でさ妹にはガンガン言われるは今日は今日で空(上)からヘンなのが落ちてくるわでイラついてんだよ』『腕輪の件でしたら謝りますが妹さんの対処を言われましてもー...』
『五月蝿いんだよちょいとは黙れ小僧』
『は、はい、すいません。あと小僧ではないんですが...』
『あぁーもういい帰る』
冬馬が帰ろうとする
『あぁー待ってください待ってくださいー少しでも話を聞いてください何でもしますから』
その言葉に目がキラめく冬馬
『ほぅ、今なんでもと言ったな天使とやらよ』
『はい私めに出来ることでしたら何なりと』
『よし、じゃあまずお前はどこにいる?』
辺りを見回すが声の主はいない
『そこからじゃ視認できませんよ』
『何故だ?』
『私はその世界には居ないからですよー』
と軽い口調で天使?が言う
『その世界には?じゃあお前がいる世界は何なんだ?』
天使?が声のトーンをあげる、だんだん口調がうざくなっている。
『私がいる世界...エルキアこれが私がいる世界の名前ですよぉ』
『おい、ちょっと待て天使とやらお前が話す限りではここの世界とは、また違う世界があるということか?』
『はい、そうなのですよぉ。勇者様が住む世界とはまた違う世界なのですよぉ』
『・・・まぁ分かったそれは一旦保留にしておこう、じゃあ二つ目の質問だ、何故俺は勇者とお前に呼ばれている』
『それは簡単なのですよぉ あの箱に触れる事が出来るのは魔力が膨大にある人間のみなのですからぁ 普通の人間が触れると跳ね返されますからぁ』
『魔力が膨大...ってことは他の人も魔力はあるのか?』
『ありますけど、普通の人間には微量しかないのですよぉ だから箱に触れられるのは勇者様だけなのですよぉ』
『まぁ...だいたい分かった最後に質問していいか?』
『はいなのですよぉ』
大きく息を吸い込み
『最後の語尾やめろそれ、さっきからよぉよぉよぉよぉ五月蝿いんだよ無理なキャラ作って視聴者からの支持なんて受けなくていいから、今すぐやめろ』
『自分なりにアピールしたつもりなんですが...やはり駄目でしたか?』
ペロりと舌を出して頭を叩いたような音が聞こえた。
何も聞かなかったことにしてその場から離れた。
夜 夕食を終え、風呂に入り就寝しようとしたその時微かに腕輪が光ったように見えた
『俺疲れてるんだな...はぁ』とため息をつき
電気を消し、深い眠りについた...
目が覚めると見たこともない場所にいた。
『ここ何処だ?』

2章へ続く
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