21 / 69
試練・精霊契約編
第19話《事件へのプロローグ》
しおりを挟む8
俺は異世界へと繋がるホールを抜け、地に降りたった。
場所は、国道B―1号線である。
「丁度いいところに降りたったな。母さんの話だと、この辺りらしいけど………」
正直の所、あまり当てにはしていない。
昨日来たのとなんら変わりはない町並み。店の風景。
ここは異世界。こっちとは違った世界。
このどこかに、精霊とやらがいるのか………。
朝となると、流石にあの繁華街も静けさを漂わせていて、新鮮さがあった。ざわつく人盛りも見当たらない。
俺は歩道の時計を見上げた。
時刻は、丁度8時である。まだ生徒の登校時間の範疇だ。
もし今日のうちに見つけ出すとしたら、早めの行動が重要になってくるだろう。
しかし、そう簡単にはいかないのが現実。
何故なら精霊は人とは区別がつかないからだ。翼が背中に付いてるとか、耳がピョーンと尖っているわけでもないらしい。だから校長は半ば諦め気味だったろうと、今更ながら思う。
B―1号線のどこかに、周辺の地図を載せた看板があると、昨日マリナーラから教えてもらった。俺はそれを探す。
それは日光をキラキラと反射させた美しい川の近くにあった。
「こいつか…………えっと、『カリマ国立図書館』は………」
カリマ国立図書館―――。
このモール都市最大の図書館で、あらゆる歴史的文献の書や、買いそびれた本まで何でもござれな所である。
まずはそこで、精霊のことについて調べてみようと俺は思っているのだ。
昨日、マリナーラ(酔っぱらう直前の)は言っていた。
『精霊を探すなら、まずカリマ国立図書館に行くべきなのです。あそこなら、きっと精霊に関する有益な情報があるはずなのです!』
「………見つかればいいんだがなぁ………」
看板で行き先を覚え、早足で目的地に急いだ。
B―1号線を抜けて、一旦B号線に逆戻り。いつもならこのままラサールの方へ行くところを、その逆方向に突き進んだ先に、それはある。
植木に囲まれた、灰と黒が交互に塗り変わった装飾の建物で、頭にはソーラーパネルが設置されている。
「ここが………カリマ国立図書館か………」
巨大。いや、巨大すぎる。
俺の世界でも、これでもかという図書館は有るにはあるが、これはその何倍もありそうだ。圧倒的存在感で目立っている。
ガラス張りの出入り口前に立った。自動で開いたそれは、俺を中へ誘った。
中は中世のヨーロッパのイメージがにじみ出ていた。人朝だから人数は少ない。いや、広すぎて、少なく感じるのかもしれない。
精霊に関する本はいったいどこだ?
俺は近くの店員に尋ねた。どうやら三階のフロアにあるとのこと。
天へ続いてそうな螺旋階段を登り、三階に足を踏み入れた。
三階は主に、歴史書や文献を納めたコーナーらしい。残念ながら、そこに人の気配はなく、大量に納まった中からひとりで探し出す必要がありそうだ。
朝日がステンドグラスに当たって、周辺は神聖染みた空間になっている。こういう所は俺は好きだ。
俺は近場の棚から見上げて、精霊項目を探す。
歴史―――文献―――童話―――
「あ、あった!」
『精霊』。確かにそう書いてある。
精霊が占めてるスペースは本棚のわずか1パーセント程度で、どれだけ情報が少ないかが伺えた。
俺は念願の眼差しをそこに向けながら、とりあえずすべて取り出した。すべてと言っても、たった3冊である。しかも結構薄い。
3冊を持って読書スペースに移動した。
そこに足を向けると、一人の女性が顔をうつ伏せていた。古びた感じの容姿をしている、奇妙な人だった。しかも背中に大剣を背負ったまま。
「…………な、なんだこの人…………」
『大剣』からとっさに俺は、オンラインゲームに出てくる主人公を連想した。すると突然、
「どりゃあぁぁぁぁ!?」
「へ!?」
女は大剣を抜き取り、勢いよく斬りかかってきたではないか。鈍い反射神経を屈指し、俺は刀を抜いた。
ガシン―――と受け止めた。
「はっ…………はっ…………あれ? 私はいったい………」
「ちょ。ちょっとあんた、 なにしてんですか!?」
「うん、君だれ?」
「それより剣を退かしてくれ!」
「うん、ゴメンゴメン」
火花を散らして、剣は納められた。俺も刀を納める。
だ、ダメだ………腕がプルプルと震えている。あの時少しでも反応が遅かったら…………と、イヤな想像が頭に沸きだしてしまう。そんなことを知らない大剣の女は、呑気な顔で、
「あれー、おかしいなぁ………。さっき念願の精霊さんを見つけたとおもったんだけどなー…………」
「あ、あんた誰ですか! しかもいきなり斬りかかって来て………!」
「うん、私はフレーベ。精霊を研究している人間だよ」
精霊………!? 俺は女の顔を見直した。
「うん、さっきのはどうやら夢みたいだね。見つけたと思って斬りかかったら、そこにあなたがいた。ただそれだけのことだよ」
「それだけって…………」
なんだこの人。バカなのか?
「こっちは死ぬかもしれなかったんですよ!?」
「うん、分かってる分かってる。だからそれは本当に申し訳ない…………おや、この本は」
大した礼儀も弁えず、そそくさにフレーベが興味を移したのは、俺が持ってきた本である。
いくつか手に持ち、表紙を睨み付ける。
「あなたが持ってきたの?」
唐突に尋ねられた。
「そうですけど………それがなにか?」
「あなた、精霊に興味があるの?」
「興味があるとか、そういう訳ではなくて…………」
「ふん、くだらないわ」
そう言って、フレーベは大剣で本をまるごと切り裂いた。
「ちょっ、えぇぇぇぇ!?」
「あなた、こんな本よりも私に頼りなさい」
切り裂かれ、ズタボロになったそれを無惨にも蹴り飛ばしながら、フレーベは言った。
「私は精霊を研究している身。そこら辺のにわか知識しかないバカと比べたらたいそう知ってるわ。だから、私があなたの疑問に答えてあげる」
*
気づけば朝だった。
透き通った青髪は、この劣悪な環境下においても、決して鮮度が落ちることはなく、むしろ反比例して輝いていた。
少女はくるまった毛布の中で、目を覚ました。
外界とを隔てた鉄格子の向こうからまぶしい光線が、こちらまで伸びている。
もう、朝か。
少女はそう思った。
そういえば…………あれは?
ポケットを探ったが、やはりなかった。少女はすぐに翳りに満ちた表情を浮かべた。
ハンカチ…………。
産みの親から貰った、唯一の品だった。
産みの親―――つまり両親だが―――の顔を、少女は何度思い描いたことか。顔の輪郭から思い描き、続いて目を――――とはいかなかった。
少女には幼少の記憶がない。
なぜそうなったのか? それは少女自身にも理解できなかった。自分がいったいどこで、誰と、どんな風に暮らしていたか。小さい頃はどんな子だったのか。
少女を構成するための、根本の部分がそもそも欠けているのである。
ただ、自分がいったい何者であるか。それだけは知っていた。
母親の形見である―――それだけは記憶に焼き付いていて―――ハンカチは、少女への慰めでもあった。今は切り傷の止血に使って、真っ赤に染まってしまったが、元々は無色で柔らかいそれだったのだ。
あぁ、ハンカチが、ハンカチが恋しい…………。
外部と隔てた鉄格子の先を見つめ、涙を流しながら思った。その姿はまるで、愛しい恋人と離ればなれとなった織姫のようである。
しかし、彼女の周辺にいるのは、彦星ではない。
「うぅ…………あぁ……………」
隣から聞こえてくるうめき声。少女はビクッと怯え、毛布を抱え込んだ。
「ひっ…………非非非非非非非非非非!」
今度は正面の牢屋から不気味な女の笑い声が。
すると…………。
トク―――トク―――トク―――。
足音がする。この音、このリズム、この時間帯。
―――間違いない。
ヤツがやってきたのだ。
男は正面にやって来た。しかし少女ではなく、不気味な女の方を向いて。
「おい麻薬女。てめぇの飼い主が見つかったよ。よかったなぁ?」
「非非非っ! クスリ、クスリ、クスリクスリクスリ、ハヤクハヤク!」
「わっ! くっつくな気持ちわりぃ!」
なんのためらいも無く、男は厚底の靴で蹴り飛ばした。それも一度や二度ではない。鈍い音がしばらく続く。少女は頭を抱えた。
怖い…………。
少女は唇を噛み締めた。
ようやく男は蹴りをやめると、
「チッ…………これだから“売れ残り”の麻薬中毒者はキライなんだ。さっさと消えねーかなコイツ」
「クスリ…………クスリ…………」
消えそうな声で、なおも女は求めた。懇願した。
「はぁ…………おい、商品ナンバー『213』」
男は振り返らずに言った。商品ナンバー『213』―――それが少女の名前である。
「はっ、はい…………」
「今日からお前もこことはおさらばだ。よかったな」
「え…………?」
頭が追い付かなかった。男の発言が、スローで頭に流れ込んでくる。
「だから………お前の買い手が見つかったって意味だよ………へへっ、やっぱてめぇはすぐに売れると思ったぜ」
その手には札束が一束………いや二束握られている。
私は………売られた?
ガンガン―――ガンガン!―――
隣から不意に鳴り響く、鉄格子を引き揺らす音。少女は端っこに後退した。
「だ、出して…………ここから出してよぉ…………!」
隣の住民は、枯れ果てた生命の源を最大限に活用し、彼に助けを求めた。祈願した。
ガンガン―――ガンガン―――。
「…………っ! うるせぇぞてめぇ!」
ヤバイ―――
少女は本能的に察知した。男は隣の鉄格子に駆け込み、そして―――
「い、いやあぁぁぁぁぁぁぁ…………あ、ぁぁぁ、………」
そこで奈落からの叫びは…………途絶えた。
次にやって来たのは、血まみれになったあの男だった。しかしその面は昨夜と何ら変わりはなかった。
少女は微かに、彼を睨み付ける。自然と怒りと憎しみが沸き起こった。
「………あいや? なんだその顔は、ナンバー『213』?」
「……………」
「………また黙りか。まぁいい。さっきのウザイてめぇのお隣さんを誤って死なせちまったら、自然と怒りも収まったわ」
「………死なせたの?」
「おうよ。商品を死なせちまったのは、正直後悔で気が動転しそうだが、お前ら二人分の買い手が見つかったからな。それでチャラにするわ」
「………あなたは、なんなの?」
去っていこうとする男に、少女は投げ掛けた。
「………そりゃあお前、どういう意味だ?」
「………そのままの意味よ。こんなに人を貶して、殺して、あなたは楽しいの? 何が…………目的なの?」
男は口を開かなかった。ただその気違い染みた視線を送ってくるだけである。
しばらく沈黙が流れて、男はポツリと言った。
「………間違いだ」
「え…………?」
少女は顔をあげた。その男の背中はデカく、しかし内面は小さく見えた。
気弱そうに男は言う。
「お前………これがまさか俺単独によるものだと思うなよ。そこは大きな勘違いだからな」
「な、なんですって…………!?」
「俺は単なる下っ端にすぎない。上を見上げれば、まだ遠くに俺を操るヤツは沢山いる。俺はそいつらの命令に従ってるだけだ」
「これが………その上の奴らの命令だというの? いったい何のために………!?」
「さぁな」
男は少女の囲った檻の鎖を外した。ガチャン、と開くと、中にスタスタと入ってきた。
「所詮俺はやつらの下っ端。だからそういうやつらには、“目的”ってのは知らされねーわけよ」
腕を掴まれた。少女は立ち上がらせられた。
「………出ろ、商品ナンバー『213』。てめぇを今から買い手に引き渡す」
その時………どこからかカモメが飛んできて、男の頭の上に乗った。
0
あなたにおすすめの小説
《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
九尾と契約した日。霊力ゼロの陰陽師見習いが大成するまで。
三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。
……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」
その言葉は、もう何度聞いたか分からない。
霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。
周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。
同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。
――俺だけが、何もできない。
反論したい気持ちはある。
でも、できない事実は変わらない。
そんな俺が、
世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて――
この時は、まだ知る由もなかった。
これは――
妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。
レベル1の地図士は、世界の裏側を知ってしまった
あめとおと
ファンタジー
異世界に転移した主人公が得たスキルは【地図作成】。
戦闘能力ゼロ、初期レベル1。
冒険者ギルドでは「外れスキル」と笑われ、
新人向けの雑用クエストしか回ってこない。
しかしそのスキルは、
ダンジョンの隠し通路、未踏破エリア、消えた古代文明の痕跡まで“地図に表示する”
という、とんでもない能力だった。
生き残るために始めた地味な探索が、
やがて世界の秘密と、国家すら動かす大冒険へ――。
これは、
戦えない主人公が“冒険そのもの”で成り上がる物語。
同作品を「小説家になろう」で先行配信してます。
異世界きたのに、冒険者試験で詰みました。
アセチルサリチルさん
ファンタジー
【追放もざまぁも無双もない。あるのは借金と酒と笑いのみ!】
お父さん。お母さん。
あなたたちの可愛い息子は――
異世界で、冒険者になれませんでした。
冒険者ギルドでのステータス鑑定。
結果は「普通」でも、
固有スキルは字面最強の《時間停止》
……なのに。
筆記試験ではギルド創設以来の最低点。
そのまま養成所送りで学費は借金三十万。
異世界初日で、多重債務者です。
……なめてんのか、異世界。
ここで俺たちパーティのイカれたメンバーを紹介するぜ!
ケモミミ用スキルが初日で無駄になったバカ、タクヤ。
魔力制御が全くできない厄病神のバカ、リーシャ。
実は厨二病で呪い装備しか愛せないバカ、オルファ。
そして――スキルで時間を止めても動けないお茶目な俺、ユウヤ。
うーん! 前途多難!
これは――
最強でも無双でもない。
理不尽な世界で、借金と酒と事故にまみれながら、
なんだかんだで生き延びていく話。
追放? ざまぁ? 成り上がり?
そんなものはございません。
あるのは、
愛すべバカどもが織りなすハートフルな冒険譚のみ。
そんな異世界ギャグファンタジーがここに開幕!
【完結】異世界転移した私がドラゴンの魔女と呼ばれるまでの話
yuzuku
ファンタジー
ベランダから落ちて死んだ私は知らない森にいた。
知らない生物、知らない植物、知らない言語。
何もかもを失った私が唯一見つけた希望の光、それはドラゴンだった。
臆病で自信もないどこにでもいるような平凡な私は、そのドラゴンとの出会いで次第に変わっていく。
いや、変わらなければならない。
ほんの少しの勇気を持った女性と青いドラゴンが冒険する異世界ファンタジー。
彼女は後にこう呼ばれることになる。
「ドラゴンの魔女」と。
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体とは一切関係ありません。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる