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『学生ラグナロク教』編
第47話《仕方のないこと》
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「はぁ…………、はぁ……………」
一体どれくらい走っただろうか。
足と肺が使い物にならないくらい全速力でビルの中を駆け抜け、道も分からないくせに取り敢えず進むと、
アヤノンはエレベーターの前にたどり着いていた。
息を切らしながらアヤノンはエレベーターが止まってる階数を見る。
エレベーターは中途半端に4階で止まっている。これがここの階数かどうかは分からないが、どちらにせよ、まだまだ先は遠い事を示していた。
「はぁ………………、さて、どうしよう……………」
生暖かな息を吐きつつ、アヤノンはこれからの事に関して頭をシフトチェンジする。
ゴールを目指す以前に、アヤノンには自分が今どこにいるのかが分からなかった。キョロキョロ目を配らせても、辺りは闇しかない。このエレベーターの階数表示の明かり以外に何もなかった。
アヤノンは魔法書を取り出すと、最初の掲載ページを開き、
「『ナンバー000.発火魔法』」
と静かに唱えた。
すると待ってましたと言わんばかりにアヤノンの右手からオレンジ色の炎がボッと出現する。
発火魔法は初級レベルとは思えないほど、彼女に深い安心を与えた。闇の大部分が灯された訳ではないが、視界に何も映らない方がよっぽど恐怖である。
「あぁ……………癒される………………」
発火魔法の炎に見惚れていると、幼い小さな声が闇から飛び交ってきた。
「最初からこうすれば良かったの。変な意地張るから……………」
精霊フォルトゥーナがポケット辺りでモゾモゾと動くのを感じた。アヤノンは顔をしかめて、
「う、うるせえ。あの時はしがみつくのに精一杯だったんだよ」
「もう……………私まで恥ずかしくなってたの。変なアヤノンなの」
「ふ、ふん! 勝手に言っとけ」
魔法書を懐にしまい、炎で辺りをそれとなく覗き見てみた。
次元が歪んだ世界では、来た道はまるで岬回のようにいびつで複雑なそれを形成していた。
よく自分がここで壁等にぶつからなかったなぁと感心してしまう。
しかし、これで来た道を戻るという手は現実的ではないように思われた。
「うーん……………このまま戻っても余計迷子になるよな……………」
アヤノンとしてはマリナーラと1秒でも早く合流し、子供のようにその腕にすがり付きたいのだが、その他愛ない幻想はすぐに無理だと結論付けた。
「このまま先に進んだ方がいいと思うなの」
精霊の提案にはアヤノンも賛同である。
「あぁ……………、そうだな。マリナーラだって先に進んでるはずだよな」
「だって目的地は同じはずだよね?」
「ああそうだ。だからどうせ最上階でまた会えるはずだ。それまでは一人か……………」
心細いが文句は言ってられない。
謎の病、『暗闇恐怖症』と闘いながら、アヤノンは頭をひねる。
「けどどうすっかな…………ここから最上階を行くって、やっぱりキツいよな…………」
「さっきの勢いで行けば余裕…………なの?」
「んにゃ、それは無理だな。俺もう体力がないですわ隊長」
「SAN値下がったなの?」
「うん、さっきはぐんぐん下がってたであります隊長」
「でも関係ない。頑張れ、なの」
「えぇ…………そんな殺生なぁ」
何とかならないかな────と、ふとアヤノンにある妙案が浮かび上がる。
「……………ん?」
「どうしたなの?」
「え? あ、いや………………」
そう言いつつ、しっかりと彼女の視線はある一点に集中している。
目の前にドンとある、このエレベーター。
────使えないのだろうか?
「え? エレベーター使っちゃうのなの?」
刑事から使えないと言われてるのは精霊も知っている。
「いやだってさ…………エレベーターの階数表示は生きてるみたいだし…………」
そう言いつつ、警戒するようにエレベーターのボタンを押してみる。
するとどこからか、ガタン! といった重い金属音が響き、例の階数表示が独りでに動き出す。
「あっ……………………」
「ほら、やっぱり動くんじゃねーか」
表示は徐々に上の階数へと昇っていく。そしてエレベーターが到着した頃には、表示は7階を指していた。
「なんだ、ここ7階なのか。随分登ってたんだな、おれ」
「…………なんで刑事さん嘘ついたの?」
「さあな」
エレベーターに乗車すると、最上階のボタンを押し、扉を閉めた。
ガタン! と中が揺れると、エレベーターは上へ上へと昇っていく。途中にかかる重力に足が引っ張られる感覚を残したまま、アヤノンは口を開く。
「一応あんな人でも刑事だし、エレベーターが動くかは確認してんじゃね?」
「じゃあなおさらおかしいのなの。これ使った方が断然ラクなの」
「いやそうだけど……………うーん、刑事さん動かないって言ったはずなんだけどなぁ…………」
「やっぱり嘘ついたのなの、あの刑事さん」
精霊は勝手にそう言い切った。
ゴトンゴトン────エレベーターが揺れる。
「でもおかしくないか? なんでそんな事する必要があんだよ」
「えーっと……………例えば…………」
「例えば?」
「私たちに最上階まで来てほしくなかったとか…………」
「なんで?」
「………………私たちを巻き込まないためとか」
「何に?」
「その…………犯人との対決とかに…………」
「……………………あっ」
そう言えば────とアヤノンは思い返す。
そう言えば刑事は独りで先に行ってしまっていたのだ。
アヤノンかジェンダーのチームどちらかについて行けばよかったのに。
それでも刑事はチーム分けの前にはその場を後にしていた。
それに言っていたではないか。あの刑事は。
自分がグレー=ルイスと鉢合わせすれば、何の問題もないと。
「…………くそ。あの刑事、そのためにわざと嘘の情報流しやがったのか…………」
「というか最初にそう言ってたのなの」
「あぁそうだったな……………あの時は冗談かと思ってたよ。まさか本当に1人で……………」
ガタン! と鳴ると同時にエレベーターは上昇を停止した。
無言でエレベーターの扉は開いた。まるでラスボス戦を前に勇者がここに来るのを待っていたかのように。
エレベーターから降りた。
チーン、という音とともに扉は閉まり、後ろの道はなくなっていた。
目の前に続く、一直線な廊下。
結界魔法がかかってるはずだが、ここだけはもとの形のままである。照明はゆらゆらと付いていて不安を煽ってくるが、何もないよりはましだと自分に言い聞かせ、前に進む。
コン、コン、コン───自分の足音が妙に反響して、逆にアヤノンは落ち着かなくなった。それが耳に入る度にビクッと体が震える感覚を覚える。
我ながら強がってはいたが、やはり怖いんだと気づく。
だが、アヤノンには引き返すなんていう選択肢はなかった。
「ここだな………………」
結界魔法によりぐねっと曲がったであろう最終決戦への扉がドンと目の前に現れる。
「他のみんなは………………」
「…………来てないなの」
「…………どうしよう。待つべきかな?」
と扉の前で迷っていた二人だったが、
その時。扉は独りでに動き出した。
「「えっ…………………」」
扉は内側にゆっくりと、それこそゆっくりと開き、そして二人を誘うかようにガランと室内が露になる。
「…………入れってことか」
どうやらあの男は自分たちの存在に気づいてるようだ。そしてあの男は待ってはくれなかったのだ。
行くしかない。
覚悟を決めて、行くしかないのだ。
歯を目一杯噛み締めて、アヤノンは中に足を踏み入れた。
中に入ると、扉は閉じられ、消えていった。
それを確認すると、次にこの広大な部屋────とは言い難い場所を観察する。
まるでオンラインゲームにある共闘とかプレイヤー同士が対戦するバトルフィールドのようなところだった。石造のフィールドは中心から同心円上に広がっていて、アヤノンはその端にいた。
上を見上げればオーロラがかかってぼんやりとした感じになっている。それを見ていると自分の方向感覚が狂いそうになり、立っているだけでも相当な負荷がかかった。
少し酔った頭を下ろし、自分の目の前の先を確認する。
男が1人、静かにこちらを見ていた。
アヤノンは顔色を変えることなく、そのまま前に歩みを進めた。
「……………お前だな、グレー=ルイスっていうのは」
二人の間の距離が数メートルほどになったところで、アヤノンはカラッとした声で尋ねた。
「フフフ……………」という声が返ってくる。
男は───グレー=ルイスは笑っていた。
「いかにも。私がラグナロク教教祖、グレー=ルイスですが」
「そうか。やっぱりあんたがグレー=ルイスなんだな」
「はいもちろん。グレー=ルイス本人ですよ、」そこで一旦言葉を切ると、「…………セリア=マルコフを殺した、ね」
────っ!
とっさに刀に手を添える。
「おやおや、怖いですね。女の子がそんな怖い目をするものじゃありませんよ」
アヤノンの目は鈍いようで鋭く光っていた。
「……………死んでねえよ」
「はいぃ?」
まるで逐一彼女の反応を面白がるように、ふざけた声で男は言う。
「…………セリアは死んでねぇ。奇跡的に一命をとりとめたからな」
「おや、そうでしたか。それは誠に残念だ」
「次は確実にあの命を絶たねばなりませんね」
次は───と男は言った。
そう、やはりやるしかないのだ。
セリアの仇討ちとか、そんな個人の感情に任せたものではなく、
セリアを守るためにという、明確な目的を持って。
「…………あんた、確かセリアを恨んでるんだってな」
「…………調べたのですか」
「刑事さんが調べて教えてくれたよ。あんたの娘…………自殺したんだって───」
「自殺ではありませんよ」
グレー=ルイスは───笑っていなかった。その目には怨念という名の炎が中で燃えている。
「私の娘は確かに自殺しました。しかし彼女を死に追いやったのは間違いなくセリア・マルコフです。それは殺したことと何ら変わりないでしょう?」
「……………それは間違いない事実なのか?」
「おそらく間違いないでしょう。私は当時───まだここの教祖になる前、邪なことですが、警察の捜査状況を盗み取りしていたのですよ」
グレー=ルイスはその当時、警察が情報漏洩を盾に何も教えてくれないことに不満を持ち、捜査状況をあらゆる手段で個人的に獲得していたらしい。
「その情報によると、警察の捜査線上にセリア・マルコフが浮上してたらしいのです。調べてみると、確かにセリア・マルコフは娘と同じクラスでした」
「クラスメイトだったのか」
「ええ。お互いの関係はどうだったかは知りませんが。私は歓喜満ち溢れましたよ。これで娘の仇を取ることができると。しかし警察がセリア・マルコフを取り調べることなく、事件は闇に葬られてしまった」
「……………、」
「おそらくマルコフ家が揉み消したのでしょう。あの小娘の父親は財界の5本指に入るほどの大物。警察に圧力をかけるなんてことは、自分の指を動かすよりも簡単なはずです」
男はそこで───ゆっくりと足を踏み鳴らす。
「私はあなた方侵入者を撃退した後、マルコフ家に突入するつもりです。私の敵はセリア・マルコフだけではありません。それを揉み消した『マルコフ家』そのものも断罪しにいきます」
手をかざし、戦闘の体勢を取ると、
「退いてくれませんか、福本アヤノンさん」
グレー=ルイスからの、最終警告であった。
命が惜しければ黙ってその身を退いてくれ、と。
────冗談じゃない。
「お前…………自分の復讐のために何やってきたか分かってんのか」
「…………………、」
「お前は……………自分の復讐のために、マリアたちの姉妹の仲を引き裂いた。それだけじゃない。他にもあの信者の中にだって似たような奴がいるはずだ。何より…………信者を増やすために、関係ない人に暴力を振るったりした……………」
自分の声が震えてるのがよく分かる。それは『怒り』という感情がそうさせてるのか。或いは────。
「あんた恨んでるんだろ? 自分の娘を苛め殺した奴が憎いんだろ? けどな、あんたがやってることは、それ以上に最低なことだよ。何が復讐だ。その前に自分のその汚れた手を見てみろ! あんたに断罪ができんのか!」
「できますとも」
迷いなく、無表情で男は言った。そこには自分を顧みる選択肢なんて端からなかったかのように。
「娘をそんな地獄に叩き落とした奴は、私にしか断罪できないのですよ。あなたは確かセリア・マルコフの仇討ちのために来たのでしたね。しかし私はあなたに問いましょう。人を殺したあの小娘のために、あなたは闘うのですか?」
「っ………………!」
「できますか? 人を殺したかもしれない奴のために、それでもあなたはそこに立つのですか?」
「………………俺は」
真実がどうかなんて、今の彼女自身には到底分かりっこない。セリアが結局殺したのか、殺していないのかなんて。
───いや、そんなことはどうでもいい。
「俺は……………セリアが殺したんじゃないって信じてる。それで十分だ」
そう、人を信じるのに判断材料なんて必要ない。
自分がそう思うなら、最後の最後まで信じ抜く。
それが、福本アヤノンの────福本真地の『そこに立つ理由』なのだから。
「……………そうですか。なら仕方ありません」
グレー=ルイスの声から『生』を感じなくなった。交渉が決裂した後の声のように、低く残虐性を秘めたものになる。
フラッと────グレー=ルイスの体がよろけた。上半身がぶらんと下がり、クックック───と、今までにない背筋が凍るような声を発する。
「交渉は決裂しました。もう私はあなたを殺すしかありません。しかし仕方のないことですよね、あなたが選んだことですからね────」
その時。パチンッ────と。
男は指を鳴らした。
すると彼の背後に2つの大きく真っ黒な穴が開き、そこからゆらゆらと、ゆらゆらと誰かが出てきた。
「─────えっ」
出てきたのは二人の男女である。
その人物たちに、アヤノンは見覚えがある。
1人は男だ。これはつい数時間前に話してたばかりの────。
もう1人はアヤノンと同い年の女の子だ。ラサール魔法学校の制服を着た子で、つい数分前には一緒に行動していた────。
ぶらんぶらんと腕を垂らしながら、二人の人間は小さな足取りで歩みを進める。
そして────グレー=ルイスの横でピタリと止まった。
「仕方ありませんよね……………あなたが選んだことですから。もちろん────」
「あなたの仲間が」と、マリナーラは言う。
「敵に回ることも、すべて」と、カクテル刑事は言う。
「────仕方ありませんよね?」
グレー=ルイスは───そう言って悪魔のような笑みを浮かべた。
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