とある少女の異世界奮闘記+α

輝国 飛鷹

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『学生ラグナロク教』編

第46話《暗いところが苦手なアヤノンさん》

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      13


 外はあんなに明るかったのに────とマリナーラは暗い回廊を歩きながら思った。
 今手元で『ナンバー000.発火魔法ファイアリング』で火を起こし、わずかに燃えたぎる炎の塊で辺りを照らしながら歩いているのだが、それでも視界の6割は闇に染まってしまっている。
 次元の歪んだ空間では、すべてが乱れネジ曲がっている。
 その代表例とも言える足場の悪い螺旋らせん階段を静かにのぼり2階にやって来た訳だが───
(明かりはないのですかねー………………)
 残念なことに照明はあるもののそのスイッチ自身が見当たらないのだ。誠におかしい限りである。
 中の空間がネジ曲がっていると言っても、見かけは完全なオフィスビルの一例で、案外にもマリナーラは安堵の表情を浮かべていた。
(なんか『シャプレ』みたいなモンスターがいるかもと思ったのですけど……………これなら安心なのです)
 モンスターに襲われるのと巨大迷路に迷うのと、どちらが良いかと尋ねられれば、間違いなく後者を選ぶだろうなとマリナーラは思った。シャプレであれば大歓迎だが、生憎マリナーラはあんなモンスターに上手く立ち向かう勇気は到底持ち合わせていない。
 もちろん、戦闘技術もまた然りである。
 そう考えると、初めてアヤノンと会ったあの日、よく彼女にあのモンスターが倒せたものだと感心した。
 でも───と、マリナーラは腕にしがみついてくるに視線を落とすと、
「アヤノンちゃん……………なにやってるのです?」
 と、呆れ気味に吐息をついた。
 アヤノンはブルブルと震えながら、
「い、いいいやや、なんか、ほ、ほほら、暗いから密着して行動したほうが良いかなぁ…………と」
「にしては密着しすぎなのですよ。ちょっと離れてなのです。動きにくいのです」
 ブワンブワンと腕で振りほどこうとするが、磁石のようにしつこく離れない。
「お、おいい、や、やめろよマリナーラ。離れないでくれ。暗くて歩けなくなる」
「ならアヤノンちゃんも魔法使えばいいのですよ」
 マリナーラの使っている発火魔法ファイアリングは初級魔法の中の初級で、最も初歩的な魔法でもある。
 初級魔法は上手くいけば幼稚園児でも使えると言われているが、ならば発火魔法ファイアリングは赤ちゃんでもできるくらいなのだ。
 いくらアヤノンが魔力がほぼない(今は精霊契約である程度は持っているが)とは言え、初級の中の初級ができないわけがない。
「う、うん。そうだな。うん、確かにそうなんだけどよ、うん」
 しかしアヤノンは何故か深く拒み続ける。精霊のフォルトゥーナはポケットから顔を出しているが、そこには『やれやれ』といったような顔を露にしている。
 どうやら同居してる彼女はその理由を知っているようだ。
 あっ───と、マリナーラの頭にあるが浮かぶ。それは男勝りな彼女には似合うようで似合わないものだった。
「……………もしかして、?」
「………………………」
 聞かずとも分かった。彼女の顔色がその答えを指し示している。
 図星を指摘され、ほんのりと微笑んだアヤノンは、
「……………………………………………うん」
 とだけ言い返すと、しがみつくのは止めずにそっぽを向いてしまった。
 なんだか意外だ、とマリナーラは思った。
 あれだけ男勝りで、痴漢なんざを見つければその刀でひき肉ミンチにしてやるくらいの狂暴性はあるものだと理解していた。
 しかし、人は見かけによらないものである。
 アヤノンにだって他に苦手なものくらいはある。
 だが『暗いところがダメ』という弱点ウィークポイントは、彼女にとって冗談では済まないくらい真剣な問題点でもあるのだ。
「いやぁ……………ほんっと暗いところダメなんだよ……………」
 まさか結界魔法の影響からか明かりがつかないとは思わなかったのだろう。突入前とは明らかに様子が違う。
「だから暗いところがダメなら発火魔法ファイアリングを…………」
「お前分かってないな。あぁ、分かってないない」
 無性にイラつく態度をとるアヤノンであるが、一応マリナーラこちらが優勢であることを見せつけるため、マリナーラはわざと発火魔法ファイアリングの火をかき消した。
 瞬間。アヤノンは視覚的空間把握能力を失った。
「なっ!? おいやめろ、マジやめろ! それだけはダメだって、いやもうホント冗談なしで!」
「え~? どうしよっかな~、なのです~」
 まるで下手なコントを繰り広げる芸人のように、声色を変えて小馬鹿にした口調でマリナーラの口が踊る。
「てめっ…………ああそうかいそうかい! まあ別に!? 発火魔法ファイアリングとかなくてもアヤノンさんには全部丸見えというかなんというか!?」
 アヤノンは自主的に腕を突き放した。マリナーラは闇に染まらず見え隠れする少女の輪郭りんかくを捉えながら、
「アヤノンちゃん、強がりは良くないのです。弱者のやることなのですよ、フンフーン♪」
 と、余裕の態度で言った。そしてどうせアヤノンには何も見えてないだろうと思い、目の前で中指を立ててみる。
 マリナーラ。中々ゲスな女である。
「おい、お前今なんかしただろ? なあ。俺が見えないからって今サイテーなことしてるだろ?」
 福本アヤノン。中々勘が働く女である。
「フッフーン♪ 『暗闇恐怖症』のアヤノンちゃんには絶対認識不可能なのですよ~」
 闇に溶け込んだ少女の声のみが飛んで来る。
「へぇ? じゃあなにやったよ?」
「中指立ててたのです」
「いやそこは正直に答えんなよ! 少しは隠そうっていう努力はしろよ!」
「だって答えろって言うから」
「うんそうだよね! なんかごめんなさい!」

 だがその時。

 大地が揺れ動くような轟音が下から───いや、もっともっと下から鳴り響き、まるで巨人が大地を強く踏み歩くような激しい揺れに襲われた。
「キャァァァァ!?」
「ひ、ひえええええええええー!?」
 ビル自体が強い振動現象を引き起こし、パリン! と窓ガラスがあちこちで自主崩壊していく。
 二人の頭をとっさにかすめたのは───『地震』という2文字。
 そしてビルが崩壊し、自分たちが仲良く下敷きになるという未来ビジョンが───
「ギイアァァァァァァァー‼」
 アヤノンは発狂し、1人で先に物凄い速さで走っていってしまった。
 実際は本当にビルが崩れるような揺れではなかった。薄い窓ガラスが割れる程度であれば、震度3から4ぐらいであろう。
 もちろんこのビルの造りはしっかりしていて、この程度の地震ではビクともしない。それは他のビル郡に関しても例外ではない。
 だが、今回は条件が違ったのだ。
 まず、アヤノンは『暗闇恐怖症』により心身が不安定な状態であったこと。その環境下で揺れと割れる音があれば、人が発狂するには十分であろう。
 マリナーラは急いで発火魔法ファイアリングを発動し、その闇を明るく照らす。

 福本アヤノンはもうその場にはいなかった。

「あちゃー……………これは困ったのです…………」
 それでもマリナーラは呑気に口を尖らせた。
 どうせチームがバラバラになったって、目的地点は変わらないのだから。だからどうせ最上階でアヤノンと合流できるだろう、とマリナーラは軽い気持ちでいた。
 だが、彼女はまだ知らない。
 
 そして彼女はまだ知らない。
 アヤノンとはいずれ最悪の形で合流するということを。


      *


 カクテル刑事は腰に軽い負担を抱えたまま最上階ゴール地点の前に立っていた。
 次元の歪みでくねっと曲がった年代物のドアを前に、緊張がヒリヒリと電流のように体を流れていくのを感じた。
 刑事は腰に手を添える。
 いつでも撃つ準備はできている。魔導ガンの源となる自分の魔力は満タンにしてきた。
 準備はできている。
 そう、できている。
 自分にそう言い聞かせ、息を軽く吐き、心身に行き渡る不安を払い出すと、

 意を決して、ゴールの扉を開けた。

 中にはまるでバトル・ロワイアルでもやるかのような石造のフィールドが広大に広がり、しかし上を見上げれば次元の歪みがはっきりと見えた。
 オーロラのかかった天井はまるで果てしない先の宇宙のようにぼんやりとしてて、見つめていると頭が酔いそうである。
 そんな中────。
 石造のフィールドの中心に、ポツンと何かが立っていた。
 男だった。歳は───不明だが見た感じ50代はいっているだろう。つむじ辺り以外は全て白髪となっており、それに合わせてか灰色のスーツに身を染めている。
 灰色の男は刑事を背を向けて、影のように立っていた。太もものポケットに右手を突っ込み、静かにを待っているかのように。
 刑事はその姿を確認すると、静かに歩みを進めた。
 少しずつ、少しずつ。
 男との距離は縮まっていく。

「フフフ……………ようやく来ましたね」

 灰色男の───声であろう。
 この歪んだ世界にも十分染み渡る声を発すると、灰色男はくるりとこちらに向き直る。
「…………よぉ、やっと会えたなぁ」
 不敵な笑みを浮かべて、刑事が言った。
「………………さんよぉ」
「フフフ……………そうですね。最後に会ったのは私が勤めてる大学で、でしたか?」
「おぅよ。まぁあんただったかは分かんねえがよぉ」
「まだ疑ってるのですか? フフフ……………しかし事実ですよ。あれが私の力だと思えばよろしい」
「あんたの力…………ねぇ」
 渋い顔つきに刑事は自然となっていた。未だに分からない事象が話に噛み込んできて、頭がこんがらがりそうになっているのだ。
「なぁ……………も、ってやつかいな?」
「第2の力……………どう呼ぶかは知りませんが」グレー=ルイスは懐かしむように、「は友人のという女性から貰った力ですので、詳しくは知りませんね」
「フレーベが、か?」
「えぇ。たしかを体に流し込めば、魔法とは異なる力を得られるとか言っていましたね」
「……………あんた、それやったのかい」
「やりましたよ。私は力が欲しかった。を殺してやるほどの力が」
 グレー=ルイスは拳を無意識にぐっと握りしめる。
 そこで初めて彼は人間らしい感情を見せた。
「私の最愛の娘を自殺に追いやったあのセリアとかいう娘…………なんであんなに呑気な生活を送っているのでしょうね。なんで私がこんなに苦しむ思いをしているのでしょうね」
「………………、」
「私はね…………無性にイライラしているんですよ。あんな小娘の仇を取って、一体何になるのですか? あの小娘は私の娘を殺した張本人だというのに…………」
「…………………、」
「警察も警察ですよ。私はあなた方が優秀で尊敬すべき方々だと思っています。だからあの小娘が自殺に追いやったことまでは突き止めていたはずです。なのに───途中であなた方は捜査を打ち切った! まるで手のひらを返すかのように!」
 そこにはグレー=ルイスの───としての怨恨が隙間なく詰まってるように刑事には聞こえた。
「私は許せないのですよ……………あの娘が、と言うよりも、この理不尽な世界がねっ!」
 言葉に熱が入った直後。
 グレー=ルイスの眉間が深くなると同時に、彼の右手はポケットから出ていた。その手のひらからまばゆい光が出現する。
「っ!? なんでぃ!? 魔法書もねえのに、魔法がっ……………!」
 刑事は手をかざし、その隙間からグレー=ルイスの手元を確認する。
 通常、魔法書を手にした状態で魔法名とナンバーを唱えなければ魔法は使えない。これは、魔法書自体が『魔法』という事象を引き起こすトリガーの役割を果たしているからだ。
 だがグレー=ルイスの手元に。あるのはきらめく稲光いなびかりの集合体だけだ。
 グレー=ルイスが笑っている。
 今にも、その眩い塊を刑事かれにぶちまけようとしている。
「─────っ!」
 いけないいけない────と刑事は首を振り、目に留まった稲光まぼろしを振り払う。
 今は、あの光が一体何なのか考えてる場合ではない。
 彼がやるべきこと───それはこの凶悪で残酷な犯人サイコパスを牢屋にぶちこむことだ。
「私はこの世界を改変します。そのためにラグナロク教を創ったのです。こんなバカみたいな世界は───私が自分の手で創り直す! 今はまだ中規模の集団ですが、いつか世界を埋め尽くすほどに拡大していくでしょう!」
 声とともに稲光が強まっていく。ビリビリと鳴る速さが加速し、その輝きも2倍3倍に増していく。
「───っへぇ。なんだか壮大な夢を語る小学生の作文を読んでる気分でぃ」
「あなたにとっては、それが作文の中の話だったら良かったでしょうがね」
「まぁ───そりゃあそうだ!」
 腰から魔導ガンを抜き取り、グレー=ルイスの額に標準を合わせる。
 二人の距離はおよそ四メートル。
 撃たれ慣れている刑事にはベストな距離だ。これなら外さず撃ち抜けれる。
 引き金に指を添え、舌で軽く自分の唇をなめた。
 撃つなら、今だ。
 引け。引き金を引け。
 指に力が自然と沸き起こり、魔力とともに魔導ガンに集中を込めて───


「させませんよ、カクテル刑事」


 とある声が背後から鳴ると、刑事の体を何者かがガシッと固定した。腕や足辺りに何者かが割り込んできて、身動きがとれなくなる。 
「んなぁっ!?」
 カチャンカチャン────と魔導ガンを落とす。
「な、なんでぃ? 誰だ!?」


「私ですよ、ですよ、フフフ……………」


 刑事を妨害してきたのは、先にオフィスで別れたはずのマリナーラだった。
「て、てめぇ! なにやってんだ!? 離せっ、コラ、コラァ!」
「離しませんよ。このまま憐れにられなさい」
「クソッ…………お前、いい加減に───」
 振り返った刑事の目は、とっさにマリナーラの瞳を捉えたのだが、瞬間に刑事は言葉を失った。
 
 そこには感情というか…………まず『マリナーラ』という人間の人格は存在しなかった。
 無感情で、意識すらどこかへ置いてきてしまったような、そんな瞳。
「この目は………………」
 フラッシュバックのように突然、グレー=ルイスの大学の学長の瞳を思い出す。
 ───
 遠隔操作していると、グレー=ルイス本人が言っていた。
(まさか…………こいつも奴に操られてるってかぁ…………?)


「これであなたも、ですね」


 マリナーラ、いや───グレー=ルイスが言い放ったと同時に、
 ビリビリビリと吠えている電気の柱が、理不尽にも刑事に襲いかかった。







 

 



    
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