とある少女の異世界奮闘記+α

輝国 飛鷹

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『学生ラグナロク教』編

第45話《魔法変則型特殊人種》

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      *


「はぁ…………『侵入者』ですか?」
 シーナに背を向ける男はフフフと怪しげな笑みを漏らすと、
「その通りです」と答えた。
 グレー=ルイスの一室───つまりラグナロク教本部の最上階に位置するここは、一階のオフィスよりも広い。本棚には精神系や催眠系の書籍を多く収納しているのだが、とてもこの男がそれに詳しいとは思えない。
 男は灰色の笑みを浮かべながらこちらを振り向いた。背後には一枚ガラス張りの窓に映る夜景を添えて。
「この『神の家』に侵入者が。あなたにはその哀れな侵入者から、このビルを…………私たちの『家』を守っていただきたいのですよ。お願いできますか?」
「はぁ…………ですがルイス様。その………、なのですか?」
「フフフ…………君は私がわざと面白くないギャグを言ったとでも?」
「………っ! いえ、そういうつもりは…………」
 腰をおろして膝をつき、従者一丁前の姿勢に素早く移ると、少女は深く頭を下げた。
「フフフ…………冗談です。すみません、悪ふざけが過ぎました」
 トクトク───グレー=ルイスの足音が遠退く。
「侵入していないのに『侵入者』───確かに君の言うとおり奇妙な話だが、これは紛れもない事実なのですよ」
「と、言いますと…………?」
「その者達は。追い詰めた弱者が鬼と化したようにね」
 少女の視界は赤い絨毯じゅうたんで埋まってるはずなのに、教祖の存在をキリキリと感じ取れた。
「…………教祖様はそのを恐れているのですか」
「………………、さぁ。どうなのでしょう。私にはさっぱりですよ」
 トクトク───グレー=ルイスの足音が、今度は段々と近づいてくる。
「ただひとつ言えることは…………私は侵入者かれらを本気で毛嫌いしてる訳ではないということです」
「? はぁ……………」
「…………不思議な感情が私を犯しているのですよ」教祖ルイスは少女の前では初めて戸惑いが混じった声で、「すぐさま抹殺するべきなのですが、何故だか……………私はとらわれているのです」
「…………………、」
「…………話が過ぎましたね。とにかく君の任務は、その未来の侵入者を抹殺する事です。いいですね?」
「はっ! このシーナ・ルートピア、教祖様のご希望に添えられるよう精進いたします」
「うん、それでよろしい。下がりなさい」
「はっ。それでは失礼致します」
 立ち上がり、深く頭を下げると、回れ右をして早足でその場を後にしようとしたその時。
「────あぁ、そうでした。忘れていました」
 シーナのドアノブを握る手が止まった。
「ちなみにその侵入者あいてですが…………恐らく君の知り合いが二人ほど混じっていますよ」
「……………二人?」
 振り返ったその時。
 シーナの視界が黄緑色おうりょくしょくの眩い光で埋め尽くされる。
 手をかざし、光の方からビリビリと電気が暴れるかのような音がしたと思うと、 
「まぁ───関係、ありませんよね。君になら」
 教祖の声がはっきりと耳に入ってきて、次の瞬間、光が物凄い勢いでシーナに襲い掛かった────。


      *


「………………グフッ…………」
 マリアは口から微かに血を滲ませると、糸が切れた人形のように倒れた。
「……………………、え? えぇ?」
 一体───何が起きた?
 ジェンダーは脳の処理を開始する。
 まず───目の前に槍を持ったシーナ・ルートピアが能面のような顔で立っている。その下で───マリアが胸辺りを赤く染めて倒れている。
 彼女の持ってる槍には───赤い絵の具のような液体がこびりついていた。
 それを見た瞬間───全てを理解した。
「─────っ!」
 ジェンダーは魔法書を咄嗟とっさに取りだし、魔法を唱えようとしたが、
「無駄だ」というシーナの言葉と同時。
 彼女は槍を構え、そうかと思うと突如、彼女の槍がまるでゴムのように一直線に伸び、ジェンダーの魔法書を突き破った。
「うわっ!?」
 身の危険を感じ、咄嗟とっさに魔法書を突き放した。
 尻餅をついて恐る恐る見上げると、伸びに伸びた槍が見事に魔法書を射ぬいていた。
「『ナンバー000.発火魔法ファイアリング』」
 いつの間にか自分の魔法書を開いていたシーナは、冷たい声で言い放つ。
 するとから発火魔法ファイアリングの炎が着火し、
「あっ……………僕の魔法書がっ…………」
 ジェンダーの前で、突き刺された魔法書は轟轟ごうごうと燃え始めた。
「…………これでお前は魔法を使えない」
 無。今の彼女の顔は言い表せばこれである。
 そこには何もなく、ただ『無』という抽象的な『何か』があった。それを視覚的に捉えることはできないが、確かに、はっきりと、ジェンダーは背中がゾクリとするくらい感じていた。
「…………なんで、シーナさん」
 今でも泣きそうなんだ。本当は彼はそこまで精神的に強くない。
 轟轟ごうごうと燃える魔法書を前に、ジェンダーはフラフラと立ち上がる。
 泣き出しそうなのを堪えて。歯を目一杯めいっぱい噛み締めて。
「マリアちゃんは…………あなたを助けようとしてたんだよ? またいつもみたいに笑い合えるように…………あのころの『日常』を取り戻すために!」
 ドン! と足を踏みしめる。
「それなのに……………こんな、こんな…………酷すぎるよ……………」
 だがそこでジェンダーは涙を流してしまった。
 しかしそれは恐怖によるものではない。
 シーナに対する哀れみ、悲しみ、嘆きがあってのものなのだ。

 シーナの下で血まみれで倒れてる少女の指がピクリと動いた。

「シーナさん…………知ってますか」
 まるで目の前の燃えている魔法書から業火の炎を受け取ったかのような瞳で彼は口を開く。
「マリアちゃん…………自分を責めてたんですよ? 自分がシーナさんを追い詰めたから………そのけ口であんな宗教に関わる羽目になったんだって……………」
 シーナは何も答えない。やはりそこにはまだ『無』がある。

「関係ない」

 能面のシーナはそう切り捨てた。
「我が妹がどう思おうと、我には一切関係ない。姉妹のえにしなど今の我には邪魔なものでしかないのだ」
 シーナは槍を強く握ると、
「今からそれを証明しよう」
 マリアの頭辺りを標準ひょうじゅんに槍を矛先を下に向ける。
「シ、シーナさん! ダメ!」
 ジェンダーが走り出す。今から行われる『縁の断ち切りしょうめい』を止めるため。その足に今までにない力を込めて。
 ジェンダーは走る。
「邪魔だ。『ナンバー032.電磁盾エレクトロバリア』」
 落ち着いた声でシーナは魔法を唱える。
 すると網目状の電気を帯びたバリアが現れ、ジェンダーの行き先を妨げた。
 それでもお構いなしに突っ込むジェンダー。
 しかし触れた瞬間身体中に電流が流れ、電流を帯びた体が跳ね返される。
 いくら初級レベルの魔法でも、魔法書がない彼からすれば強力なのは間違いない。
「うっ………………ダメ……………それだけはダメだよ……………シーナ、さん……………」
「邪魔するな。お前もしっかりと見ておけ。今から行う『縁の断ち切りしょうめい』をな」
 だがその時。
 ガシッと。シーナの足に絡み付く何かが。
「…………お姉ちゃんは、…………そんな事しないから、から」
 負傷したマリアが震えた体で足にしがみついていたのだ。
「マ、マリアちゃん!」
「…………なんだ、まだ生きていたのか。心臓を狙ったはずなのだがな」
「だ、黙りなさいよ……………この…………!」
 絡み付いたマリアはなけなしの体力を使い、シーナの体勢を崩し、転倒させた。
「ぐっ……………この………………」
 すぐに立ち上がり、シーナは槍を構える。マリアはすでに立ち上がり、身をシーナから遠ざけていた。
 マリアがすぐ後ろに下がったため、二人の距離は三メートル弱はある。
「マ、マリアちゃん! 槍が来るよ!」
 この状況がシーナに圧倒的有利であることを悟ったジェンダーは叫ぶ。
 しかし遅かった。
「死ねっ、この背教者アポステイトがぁぁぁ!」
 槍がまたしても勢いよく伸び、その矛先がマリアを襲う。
 肉眼では確認できないスピードだ。それゆえ通常にはないほどの威力を誇っているに違いない。人間の反応が追い付くわけがない。
 しかし、ガキン! と槍が背後の壁に突き刺さったものの、

 マリアのちょうど横に槍は逸れていたのだ。

「なっ……………バカな!?」
 あり得ない。しっかりとマリアの心臓を狙ったはずだ。
 なのになぜ、標準がずれる?
 何故……………
「…………
 マリアは怯えることなくそこに立っている。
「…………お姉ちゃんはどんなにおかしくなっても、…………絶対にこんなことしない、ない。だからお前はお姉ちゃんじゃない」
「………な、何を言う。私は紛れもなく───」
「嘘。絶対に嘘。私には分かる、かる。お前はなんだってね……………!」
「…………………」


「フフフ……………あなた方姉妹は化け物ですか?」


 シーナの声───ではあるが、明らかに別人の人格を持った声が響いた。
 声の形が明らかに違う、とでも言うのだろうか。
 口調が変わったのもあるが、先程のシーナからは感じなかった『恐怖』を植え付けるような声。
 『安心』と同時に『不安』を掻き立てるような声。
「フフフ……………かなりシーナかのじょの雰囲気や口調を真似たつもりだったのですが…………姉妹の縁というのはつくづく恐ろしいものですね」
 間違いなく───シーナではない『誰か』。
「だ……………誰?」
 ジェンダーは思わず尋ねていた。
「誰…………ですか。勿論私は本人ですよ」
「う、嘘よ!」マリアが叫ぶ。「そいつはお姉ちゃんじゃない。おなじ姿をしてるけど中身は全然違うもの、もの!」
「中身が違う……………フフフ、確かに
「「えっ────」」
 二人の声が重なる。
「おや、何を驚かれているのですか? その通りだと、今肯定しただけですよ?」
「どういう……………ことなの、なの?」
「そうですね……………フフフ」滑稽だと言わんばかりの笑みを浮かべて、「───少々この体を…………とでも言いましょうか」
「借りている、いる?」
「ええ。あなた方に接近し、酒のつまみにでもしようと思っていたのですが…………まさかこうもアッサリと見破られてしまうとは」
「な、何なの……………体を乗っ取ってるとでも言うの、うの!?」
「うーん…………少々違いますね。私は彼女のを操ってるのですから」
……………?」
 ───神経を操るって…………何の話よ?
 しかしそんな事はどうでもいい。
 シーナは───正気ではなかったのだ。
 マリアを刺したのも。マリアに吐いた暴言も。

 姉妹の縁なんて邪魔だというのも、全て。

「まぁ……………そんな事はどうでもいいですよね」
 槍が壁から抜け、もとの形態に戻ると、は再び槍を構える。
「次こそは当てますよ……………背教者アポステイト!」
 もし────もしだ。
 槍が再び襲い掛かって来るなかで、マリアの頭の中がグルグルと回転する。
 槍がもうすぐそこだと言うのに、彼女は一ミリも動かなかった。それは、強い『確信』が彼女には有ったからだ。
 もし────もしだ。
 仕組みはよくわからないが、シーナの今の意識が本当に『別人』なら───操ってる人間が本当にいるなら───

「それなら────絶対に当たらない、ない!」

 叫んだと同時。
 槍は先程の倍の威力はあろう勢いで背後の壁に突き刺さり、貫通していった。壁には円心状の亀裂がピキピキと入り、砕けそうなその体を必死に保っている。
 これではマリアは助かってはいないだろう。
 ───
「な、何故だ───何故この娘に槍が当たらないのですか!?」
 槍はまるでマリアを刺すことを嫌がってるかのように、ギリギリのところでマリアの横にずれていたのだ。
「…………あんたが誰だか知らないけど」
 マリアは感極まりそうになるのを堪えながら、言う。
「私たちの姉妹の絆、めないでよね、よね!」

「姉妹の絆…………っ! まさか……………!?」

 。持っていた魔法書を部屋の片隅に放り投げ、槍を片手でねじ曲げ、ボキッと折ってしまった。
 自分の体が自由にならなくなるのを体感したは顔をしかめながら、
「まさか…………シーナかのじょ自身が私の邪魔を……………い、いや、そんなはずはない! 私の力に対抗できるわけが…………」
 しかしは懐に隠していた武器を全て晒し、その場に捨てていた。そして膝を付き、一言。

「ジェンダー、止めをさせ。さすんだ」

 それは───ジェンダーとマリアがよく知っている、だった。
 シーナは
 それが分かればもうやることは決まっていた。
 ジェンダーはフラッと立ち上がる。目の前には燃え尽きて灰になった魔法書が一冊。今にでも風で壊れそうなくらい破損していたが、
 ジェンダーは息をすうっと吸い込む。
 肺の隅から隅まで酸素を送り、右足をあげる。
 と、足を下ろし床を踏み鳴らした。
 すると次の瞬間、信仰場だった空間が宇宙のような広大な空間に変わる。
「なっ…………………………………!!?」
 真っ暗で広大な宇宙空間と化した世界で、は1人だった。
 まるで遠足の集合に遅れ取り残されたかのような感覚にとらわれた。宇宙空間に漂う無数の星達がを哀れんでるように見えて、腹が立ちそうになる。


「…………これはあまり使いたくなかったんだ」


 の目の前にジェンダーが現れる。
 もう彼は泣いていなかった。頬が微かに紅潮しているが、それよりも今までにない鋭い目付きには背筋を震わせる。
「……………そうか…………分かりましたよ。あなたが一体何をしたのか」
 はようやく理解したのだった。
 目の前の侵入者が一体なにをしたのかが。
 そうと分かった頃に、ジェンダーの背後に構えた無数の星達が少しずつ、少しずつ線で結ばれていく。
 眩しいほどに輝く星も、今にも消えそうな星も、まとめて光る線が繋げていく。
「…………ほう、これはすごい。ひとつの巨大な魔法陣が完成しましたね」
 、と言いそうになった。

 宇宙空間が────揺れ動く。

 まるで、この空間が地鳴らしで威嚇いかくするかのように。
 ゴゴゴゴ────。
 ゴゴゴゴ────。
「……………、」ジェンダーの口が軽く開き、

「『宇宙エーテル落とし』」

 宇宙が───きらめいた。
 爆発に近いものなのしれない。神々しい光に包まれ、意識する間もなく空間が崩壊する。
 それは次元の破壊を意味していた。無限に広がるはずの宇宙が簡単に崩れ、空間のバランスというものが成り立たなくなる。
「────そうでしたか」
 光に包まれながら、彼は───は呟いた。
「あの美少年も私と同じ、魔法変則型特殊人種アノマリーだったのですね───」
 声はそこで────途切れた。
 




 
 




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