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『学生ラグナロク教』編
第48話《とある少女の夢物語》
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「セリアよ。なぜお前はそんなに出来損ないなんだ?」
父親のクモリアス・マルコフが不機嫌な顔つきで言葉を吐いた。
食事の時は親子の間に大分な距離がある。その間を埋めるように無駄なくらい料理が運ばれてくる。しかしそれは関係なかった。どんなに距離があろうと、この横暴で残虐な父親は娘に対して平然と黒い言葉を吹きかけてくるのだから。
「…………お父様、それはどういうことですの?」
訊かずとも自分で分かる。けれどもセリアはそれを肯定するのが怖かった。
「何をバカな事を言っている。お前も分かっているだろう」
クモリアスの声には淀みがない。
「私は財界の5本指に入るほどの大物、クモリアス・マルコフだ。この底辺の家系を1から全て改革し、ここまで発展させた男であるのは、お前も分かっているな?」
「…………はい、お父様」
クモリアスはマルコフ家に婿として入ってきた男である。
マルコフ家と聞けば、今や知らないものは居ないほどだが、その恩恵は実はこの男、クモリアスにあるのである。
クモリアスはもともと頭がよく働く男で、まだマルコフ家が単なる『一般』的な一族だったころ、彼は小さな会社を立ち上げた。
私たちが住む現実世界であれば、『ベンチャー企業』なるものに近いかもしれない。だが世間で知られてる通り、ベンチャー企業はすぐに低迷を見せやすく、知らぬ間に跡形もなく消えていることも珍しくない。
それはこの世界でも同じ事であった。
しかし、クモリアスはその小賢しい頭をちょくちょく回し、会社をみるみる大企業へと変貌させていった。
そして今、彼のお陰で、マルコフ家は『一般庶民』から『貴族』へと転職できているのである。
「お父様のお陰で、私たちマルコフ家が優雅な暮らしを送っていけているのは、私も十分承知しています」
「その通りだ。こんな古くされたような一般庶民の一族を、ここまで上げさせてやったのだ。そしてお前は───そんな古くされた血と私の清らかな血を分けた娘だ」
「はい」
「もちろん、私は教育は一流のものをさせてやっている。今後私が築き上げた経歴に傷を付けさせない、最高の娘を育て上げるためだ」
ブスッとフォークで光輝くステーキに刺すと、クモリアスはデカデカと口を広げ、中に押し込む。
「なのにお前ときたら……………いったい何なのだこの前のテストの結果は」
クモリアスはごもった口で喋りつつ、手元からサッと何かをテーブルに広げた。
セリアのこの前のテストの結果だった。
「あっ……………それは………………」
捨てたはずなのに────と、セリアはとっさに口をムッと閉じた。
クモリアスは非難に満ちた目で、その『残念な結果』を目で追う。一つ一つに細かく目を通し、隅から隅まで舐め回すかのように、じっくりと。
「…………………国語、50点」
悲しいことに読み上げ始めた。
「…………数学、40点。…………社会、36点。…………理科生活基礎、26点。…………魔術、21点」
絶望的な点数だ。
セリアはこれをどうしても見せたくなかったのに。
しかし何故かバレてしまった。
「……………セリア、お前には失望したよ」
心臓を貫くような声がセリアに襲いかかる。
「私の娘でありながら、これほど焼け野原な結果を毎回のように私に見せてくる。なあセリアよ。これはわざとか? 私を困らせる顔がそんなに見たいのか?」
違うそうじゃない────と声を張り上げて、
「お父様…………私はそれほど勉強ができませんの。なのにあんな難関な学校で勉強したって意味ないじゃないですか」
「勉強が不得意だと…………? はっ。それはあり得ない。私の血を引き継いでいながら勉学が出来ないなんてことはな」
「お父様、ここでは血縁関係など関係ありませんわ。どう言っても、私は────」
「言い訳をするな。お前は単に怠けているだけだ。もっと勉学に励みなさい。今日から睡眠時間を1時間削って勉強しなさい」
「そ、そんな!? それはあんまりですわ!」
学生にとって睡眠時間を削られるほどキツイものはない。ただでさえ難関レベルの学校で、毎日追い付くのに精一杯だと言うのに。
「まったく情けない…………たかが睡眠1時間を削っても、何の問題もない」
問題大有りだ。この父親は何も分かっていない。
「いいかセリア。お前はあの『クモリアス・マルコフ』の実の娘なのだぞ? そんなお前がこんな一般人のような点数を取られては、私の身分にも傷がつくのだよ。そこのところを分かっているのか」
「…………私は確かにお父様の娘です。私も、お父様の名に傷がつかぬよう努力していますわ。けれど…………それでいて私は『セリア・マルコフ』という一人の人間ですわ。だからいくらお父様でも素直に従えるような所しかないわけではありません」
「………………お前、この私に『反抗』などという愚かな行為をするか」
クモリアスの一番嫌いな人間、それは自分の思い通りに動かない人間だ。
「反抗…………するつもりはありませんわ。ただしお父様の貪欲的な思想、考えには反対です」
「それを『反抗』と言うのだセリア。そんなことも分からん奴だったとは……………」
「私はただ自分の『意見』を申し上げてるだけですわ。決してお父様に逆らいたいからという邪な考えから来てるわけではありません」
これは『反抗』ではないと、セリアはそう認識している。
目の前にある料理に目配せながらクモリアスは面倒そうな顔で、
「私はそういう屁理屈を並べて言い逃れする奴が大嫌いだ。まったく、今まで私にそんな口答えをする者はいなかったのにな」
「それはお父様だからですわ。権力で全てをねじ伏せるお父様に、一体誰がもの申すというのですか」
「事実お前はもの申してるじゃないか」
我慢ならなくなったのか、話を切って手前のスイーツに手をかけ始めた。
セリアもひとまず手前のデザートを口にする。
シフォンケーキだ。フワッとした外見とは裏腹に、中には風味を引き立てるための硬いクッキーがまばらに散らばっている。口にした瞬間、甘い香りと矛盾した食感が同時に口の中に広がるのを味わいながら───いや、実際はそんな事はどうでもよく、この際はっきり言ってやろうと、セリアは腹を括る覚悟でいたのだ。
手にしたフォークを下ろし、言い付けの通りにナプキンで口を拭くと、
「お父様」
と呼びかけた。
「なんだ」
不器用な返事がかえってくる。相当機嫌が悪いようだが、それではいつまで経っても踏み切れない。
ここで言ってしまおう。
セリアは一息つくと、それまで恐れるように身を引いた口調から一変して、
「私は、今通ってる学校を辞めたいのです」
「………………なに?」
「そして、何処にでもある普通の学校に通いたいのです」
「……………………」
クモリアスの手の動きがとまる。指先がピタッと張ったように止まり、持っていたフォークを落とした。しかしクモリアスは使用人を呼ぶようなことはなかった。変わりに背後に使えた執事が急いで拾い、新しいものと交換したしようとしたところで、
すっと彼の手がそれを制した。
「もういい。食事はもう済んだ。このまま片付けてもらって構わん」
そう言い残すと、クモリアスは『無感情』に等しい表情でその場を後にした。
*
「それって怖くない? セリアその後気まずくなったでしょ絶対」
時と場所は移り変わって────とある学校の一室。
バラの大人びた香りがきらびやかに漂う教室で、俗にまみれた声を挙げたのはフレイヤ=ルイスである。
フレイヤは黒髪のポニーテールに、肘までくくった長袖が特徴で、顔立ちも中々レベルが高いところである。スレンダーな体つきではあるが、妙に色目がついていて、男子が居ようものならすぐに話の『ネタ』になっただろう。
「こらこらフレイヤさん。口調には気をつけて。また平常点を引かれますわよ」
セリアはよくこの『俗まみれ』のフレイヤに『貴族令嬢の模範的な姿』を教え込んでいる。学習に関して言えばフレイヤよりも『俗まみれ』であるが。
周囲の生徒は女子生徒の姿しか見られない。皆がみんな、清潔そうなシワひとつない制服に身を包み、統一された口調を違和感なく使っている。それでいて、誰も気にしていないのに、その仕草一つ一つをお互い監視するかのように目だけが動いている。
もちろん、そんな別世界の中でセリアやフレイヤのような『野蛮人』は注目の的で、いつもいつもその視線を集めていた。
セリアはそれが少し恥ずかしく、顔をほんのり赤らめて、
「…………フレイヤさんは、ここは難関と噂される女学院の生徒なのですから、口調ぐらいは徹底しなければ…………」
「なんで? 別にいいじゃん口調くらい。みんな同じ『~ですわよ』なんて言い出してたら気持ち悪いじゃん?」
「そう思っても、口に直接言ってはなりませんわ。時には口をグッと閉じて堪えることも必要ですのよ」
「なら目の前に痴漢してる人がいても、楽しそうだからまぁいいかって黙っておけってこと? 私には出来ないかな」
「なんでここで痴漢の話が出てくるんですの……………」
「ふぇぇ。セリアは痴漢オールオッケーなんだぁ」
「私はそんな破廉恥な人間ではありません!」
「あははは、怒った怒ったー。口調は徹底しろとか言っときながら、自分は情緒保ててないじゃーん」
「ぐっ…………………」
「そ、れ、に♪ 成績も最下位だし♪」
鋭く的を射た言葉がまるで心に突き刺さるかのように、セリアの精神の傷が今、ビリっと音をたてて引き裂かれた。
これはもう彼女を弄るために出来たとしか言い様のない弱点だった。
セリアには妹がいる。
カナメ・マルコフという名で、容姿はセリアに似て美しい黄色の髪で、カナメはおかっぱヘアーとも言う髪型を気に入っている子だ。
妹のカナメ・マルコフはこの難関女学院の中学校に通っている。
容姿とは関係なく、カナメの評判は高校生の間でも噂されるほど。なぜそうなのかと言うと。
「でも妹のカナメちゃんは成績優秀、スポーツ抜群、それにかわいい! それに対してセリアと言えばセリアだもんね……………」
「『セリア』をスポーツ不得意勉強できないただの容姿だけが取り柄なお人の別称みたく言わないでください!」
妹のカナメは言わば、セリアとは一部を除いて正反対な人間だった。
天賦の才に恵まれたカナメは、セリアが小学生のころからその内に秘めた『才能』を開花させていった。
頭の回転が速いため計算力が以上に高く、運動神経も部活動生に劣らないもので、運動面、勉学面で彼女の右に出るものをセリアは知らない。そもそも難関女学院のレベルをノー勉で『雑魚レベル』と言うカナメであるから、その頭はクモリアスの英才教育によるものではなく、『生まれつき』である。
「私もカナメのことは素晴らしい妹だとは思います。ですが、カナメと比べられるのは、私としては少々いただけません」
「別に私は比べたりしてないよー」
一貫して開放的な雰囲気の彼女には、本心でそう言ってるのだと分かる。そんなことに少女は笑みをうっすらと浮かべるのだった。
「フレイヤさんの事を言ってるのではありませんわ。私は身内からもそういう目で見られてるから…………だから平等に接してくれるフレイヤさんに感謝しているのですよ」
「わ、私に感謝?」
「フレイヤさんがいなかったら……………わたくし、自殺していたかもしれませんね」
そこで、グニャリと、空間と声と視界と空と、
全てが塗り変わるかのように変動していき────
「アアアぁアあぁアぁあああぁアアアあぁアぁアァアアアあああアァァァアあアあぁああァアアあぁぁあぁあアァァァアアあア!!!」
全てが赤く染まった世界で、
目の前に捨てられた紙切れのように横たわる死体を見て、
とある少女は、叫んだ。
この世界の理不尽なシステムを誰よりも恨んだ。
こんな糞みたいな世界を誰よりも憎んだ。
*
「…………んん?」
熱のこもった声を漏らし、セリアはすっかり重くなった瞼をうっすらと開く。
「ここは…………………」
病院の病室。それはすぐに理解が出来た。白に統一された世界は病院ぐらいしかないからだ。
───私は今、ベットの上?
どうやら何かしらの出来事が身に振りかかったことは、状況から何となく推測がついた。しかし、それは一体何なのか?
「─────っ」
思い出そうとすると、鋭い痛みが波のように一定の振幅で頭を流れた。頭をかかえ、少しでも痛みを和らげようと試みる。
「………………私は、私は」
どうしてこんな事態に陥ったのだろうか。
セリアは窓の向こうに広がる漆黒の世界を見詰めながら、自分の過去を振り返ろうとした。
まず────だ。
自分はフードの連中に…………ビルから突き落とされた…………のは覚えている。ただいつ、どんな理由があってそんなことになっしまったのかは思い出せないが。
「そのまま私は落ちて……………多分…………」
死んではいないだろうな…………とは分かっているが、何故か現実味がなく、首肯しがたい『何か』を含んでいそうで怖くなった。
そればかりは今のセリアにも分からない。
けど────それなら、彼らは見舞に来たのだろうか。
セリアは点滴の打たれていない方の手で目元を擦り、辺りの『白の世界』を大きく見渡す。
一定のリズムを刻んだ医療器具の音以外に環境音は恐ろしいくらい遮断されている。それに比例するかのように『白の世界』はよりいっそう『白く』なっていた。
だからこそはっきり見えたのだ。分かったのだ。
身内の人間は一度も……………自分のために来ていないのだと。
その時、ドクンと。
胸にある心臓が────心が鼓動を刻み始めた。心臓よりも遅く、重く、『妬み、憎み、悲しみ』といった謎の感情を乗せて、
「あれ? なんで…………………」
じわっと。
セリアの目からは涙が溢れていた。
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