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Y組職業体験編
第58話《出発前夜─とある少年─》
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少年の部屋には常に闇が据えていた。
少年は常にその闇から抜けようとはしなかった。
出たいとは一度も思ったことがない。最後に外の世界を出歩いたのは何年前だろうか。記憶の新しいうちにすら記載されていないのだから、きっともう果てしないくらい前だ。
少年は常にその闇を好んだ。
昔から好きという訳ではなく。ある時を───ある運命を境に、彼は光から闇の世界へと移住を決意したのだった。
それもまた果てしないくらい昔の話。
子供の頃はどうだったかな────と、少年は向かう画面から意識を外さず、器用なことにその思考へと入った。
子供の頃は────そう、彼もまだ『純粋』だった。
世界には光しか灯されていない。光のない世界なんて想像がつかなかった。
周りの大人たちからは天才だの100年に一度の秀才だの、お世辞にも適当すぎる発言を、当時の少年は全て鵜呑みにし、そしてひどく満足したのだった。
その頃は何が嫌いだったか。
はて、と少年は軽く頭を捻る。
何か決定的に嫌っていたものがある。それは何だったか。
想像はつく。光を好んでいた自分が、唯一嫌っていたもの。光と対をなすもの───。
────影。
そうだ。影なんだ。影だったんだ。
少年は何故か面白がるように笑みを浮かべた。
不思議な感覚だった。今では自らどっぷりと浸かっている底無し沼を、昔の自分は嫌悪感を抱き、そして嫌っていたというのか。
画面に現れた、『GAME OVER』の文字。
久しぶりに負けた気がした。やはりプレイ中によそ見はするものじゃないと思いつつ、意識を一旦外に弾いた。
今が何時で、今日が何日の何曜日で、外の天気はどうなのか。
そんな事は彼の知るところではない。
「無気力者は清らかに、己が思うままに生きるのさ♪」
毅然とした声で呟く。誰もいないはずの部屋で、まるで旧知の人間に言い聞かせるように。
「───それが貴様の信念か。俺には到底理解できないな」
影が───答えた。少年は少し顔を歪めたが、すぐににこりと笑って、
「なんだよ、あんたまた勝手に人の部屋に入りやがって…………」
「───様子を見に来てやった。少しは感謝しろ」
初めて会った時と変わらず、その影はぶっきらぼうに、無感情な声を吐き捨てた。
少年はくるりと椅子を回し、その影と改めて目を合わせた。
歳は───いくつだろうか。男なのは間違いなく、透き通った声には若々しさが溢れている。だが影の男は男とは思えないような白銀の髪を足元まで伸ばしていて、何故か空中浮遊でふわふわと足元が浮いている。服は一体どこの刺繍か、見たものを冥界に誘うような柄をしていて、ぱっと見の印象では、『ある新興宗教の教祖』である。
男の目は人間とは思えないほど透き通っていた。
その瞳の奥にある『何か』を見るたび、少年は毎度恐怖を覚えていた。この男と旧知の間柄のように話しているのは、そういった不安をかき消すための芝居なのだろう。
部屋は夜中のように真っ暗だ。光と言ったら少年のパソコンぐらいしかない。
だが少年にはその男の姿がイヤというほど、はっきりと見えた。
「───何を呆けている」男はゆっくりと口を動かす。「───今さら俺を観察したところで意味はない。他人には到底理解が及ばんだろうからな」
「………仕方ないだろ。誰だって白銀髪の、しかも宙に浮いた謎のオッサン見たら目を疑いたくなるよ」
初めて会った時は驚きのあまり腰が抜けてしまったものである。
「あんたさ、たまにこうして僕の部屋に来るけどさ。大丈夫なの?」
「───何を懸念している?」
「僕の家族の誰かに見られてないのかってことだよ」
少年はアイザックという名字の名家の一人息子である。家自体はゲームにありそうな洋館で、警備やら罠やらは異常なほど設置してある。
しかも最近は侵入者を見つければ即抹殺する警備ロボットを、少年の父親が配置したばかりなのだ。
あれの破壊力は少年も知っている。
人間が当たれば即冥界送りは間違いなしである。
「───正面から入ってきた。が、問題ない。見えたところでどうすることも出来ないのだから」
「…………言ってる意味が分かんないんだけど」
「───知らなくてよい。貴様がそれを知った時、日常は儚くも終わりを告げる」
「…………ふぅん」
対してそこには興味は抱かなかった。もしかするとこの男は、そういった施設への侵入が専門のスパイか何かかもしれない。
少年はこの男の正体を未だに知らない。
「───それで、だ」男が言う。「完成したのか、例の召喚術式は」
「あぁそれね……………まぁ、どうなんだろ」
少年はマッチ箱を手に取り、近くのロウソクに火を灯し始めた。暗闇がやさしく照らされ、ほんのりと甘い蝋燭の香りが漂う。
1つ。2つ。3つ────そして最後のを灯したその時。部屋がある程度明るくなり、それは姿を現した。
少年の部屋の床には、頭が狂いそうな程の文字と術式が描かれていた。
「───俺は術式の方は専門外だ。これが完成しているのか否かは知りようがない」
男は相も変わらずふわふわ浮いた状態でそれを見つめた。
「───しかし、解読は進んでいるようだな」
「当たり前さ。僕を誰だと思ってる? 僕は数少ない、召喚術式の解読と解法ができる人間なんだよ」
これが少年の隠れた才能だった。
アイザック家の人間からは───特に父親からは不要な才能だと鼻で笑われ、周囲の人間も「くだらない」「そんなのがなんの役にたつ?」と、バカみたいに一貫して同じ事を言ってくる。
それが少年は嫌で嫌で、だから次第と無気力化していったのだ。
けれど、少年は自分の才能を呪ったことはない。
これは誇れるものだし、何より才能なしの役立たずよりはマシなのだから。
「───それで、いつまでに召喚できそうだ?」
「さぁ。日に日に解読は進んでいるし、術式の材料は揃ってるから、解読が終わればいつでもできるけど」
「───では解読はいつまでに完成しそうなのか」
「…………あと数日あれば完成はすると思う。うん、それは断言できる」
少年は自分が苦労して解法した術式をじっと見据える。
中心に正方形の魔法陣があり、それを囲むように円状の魔法陣が同心円上にいくつも広がっている。そしてそこから5本の接線が伸び、5角星を形成している。
少年はこの魔法陣がどういったものなのかまったく知らない。だから常日頃から疑問に思っていた。
せっかくだし、男に尋ねてみても、
「───気にするな」
と、この一点張り。
これ以上問い詰めては、下手すれば少年の頭と胴が斬り離されそうで怖いから、諦めるしかなかった。
「………はぁ、あんたの目的が何なのか知らないけど、これって怪しいものではないことは確かなの?」
「───それは俺にも断言しかねる。先にも言った。俺は術式は専門外だ、と。つまり俺も中身は詳しく知らない」
「えぇ……………なにそれ、無責任にもほどがあんでしょ」
「───だからお前はこちらの要望通り、黙って術式を完成させればよい。どうせ暇を持て余してるのだろ?」
「暇とは失礼な…………。僕もこう見えてイベント情報とかキャラのグッズ落札とか、色々気を張りまくって生活してるんだよ?」
「───それを『暇』だと言うのだ」
「勝手に言ってなよ。どう言われようと、僕は忙しいなか術式を解読してるんだから、感謝してほしいね」
図星ではあるが、この困難な術式を必死に解いているのはまた事実である。
「───それについてはいずれ礼をしよう。兎に角、1秒でも早く完成させよ。分かったな?」
影の男はスッと───音もなく動き始めた。どうやら帰るようだ。
男は少年の返事すら聞かずに部屋の出入り口へと向かう────
「おい、ちょっと待てよあんた」
少年は息を飲んで────震える体にムチ打ってそう言い放った。
男が───これもまた音もなく止まる。
「───なんであるか」
振り返らず、空中浮遊の男は返答する。相変わらず声には一切感情がなかった。
少年は言う。
「あんたさ───何者なんだよ」
「………………………………返答を拒否する」
「そうかい。そうかい。じゃあ仕方ないな」
少年は冷や汗を垂らしながら笑うと、その手でパソコンのあるキーをカチャンと押した。
一瞬だった。
1秒にも満たない速さで、狭苦しい部屋は広大な土地と空間を伴った仮想現実へとすり替わった。
壁や床には細かく刻まれた格子が浮かび上がり、まるでマンガの世界のような、色彩のない白黒の世界が浮かび上がる。
何者にもなり得て、何者にも順応しうる存在。
世界全体がそうであるように見えた。
「───これは」
しかし男は変わらず声を固定している。
「なーに、ちょっとした防御結界ってやつを応用したやつだよ」
パソコンを持った少年が言った。
いつの間にやら、少年と男の距離は数十メートルも離れている。
「───つまりはここは歪んだ空間か?」
「うん、まあね。そこまで完璧ではないけど、防御結界を応用して作ってみたのさ。どうだい? 中々様になってんだろ?」
「───何をする気だ」
そんなのは決まっている。少年は純粋な笑みを浮かべると、パソコンのキーを再び押した。
すると何もない空間から大剣やら槍やら砲弾やらが無数に出現する。それは全て空中にぷかぷか浮いており、全て影の男に矛先が向けられていた。
「───なるほど」影の男はそれでも焦る様子はなく、「───お前は俺に興味を持った、と解釈していいのだな?」
「まあそうだね。ずっとあんたの事は気になってたから」
少年の指が次のキーへと打ち込まれる。
「まぁ、単なる実験だと思ってよ」
大剣やら槍やら砲弾やら、全てが等速で男に飛んで来る。まるで洪水のように流れてくるそれは、たった一人の人間を殺さんと、容赦なく突き刺そうとしているように見えた。
ヒュン、ヒュン、ヒュン────と、空を切る音がすれば、既に男の体を大剣やら槍やら砲弾やらが貫通していた。
────かのように見えた。
「…………は、はぁ?」
少年は目を疑う。目前の光景に、言葉を失った。
飛んで行ったそれは男の体を貫通した。完全に貫通した。
だがそれだけだった。
本来なら血塗れになって、肉片がゴロゴロ転がっている筈が、男は表情一つ変えず、やはりその場でぷかぷか浮いている。
男は何故か無傷であった。
足が切断されたり、目が飛び出たりなどの車の衝突事故の具体例が残ることもなく、
男はそれでもそこにいた。
「か、───貫通した───?」
「───言っただろ」
男は奥底に眠るどす黒いものを呼び寄越すかのように、
「───俺が見えたところで、どうすることも出来ない、とな」
その時。
男はまるで空気に溶けこむかのようにサッと消えてしまった。
「!?」
少年は目を見開く。
男が消えた。消えてしまった。まるで空気に溶けこむかのように。風でサラッと消えてしまったかのように。
一体───一体どこに行ったというのか? 姿が見えない。分からない。
焦る。少年は焦る。
早く───キーを押して、早く、対策をしないと───
「───行動が遅い。何をグズグズしている」
声の発生源は、うしろ───!!
「!? ぐ、ぐんグぐぐ!!」
振り返る前に、少年は突然息ができなくなった。肺は普段通り動いてるはずなのに、まるで気管支などのチューブを無理やり掴まれてるような感覚が走る。
息の出来ない状況に混乱しつつ、男を振り返ると、
男の右手が、少年の胸辺りに突き刺さっていた。
「ぐ、ぐんぐがんが───!!?」
しかし実際に突き刺さってるわけではなかった。まるで水の中に手を突っ込むかのように、何の抵抗なく男の右手が体の中に入り込んでいるのだ。
「───ふん、つまらない」
ようやく、男は手を離した。
息をつまらせた少年は咳き込みながら倒れる。
「───つまらない好奇心は己の破滅を招く。よく覚えておけ少年」
「はぁ………………はぁ………………」
「───時間か。俺はこれで失礼する。次に同じことをしてみろ。その時は───容赦なくお前を殺す」
その時空間がもとに戻った。
再び世界は暗く物寂しい所へと変わる。
男は少年の容態を気にすることなく、ふわふわ浮いた状態のまま部屋から出ていってしまった。
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