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ファイル10「職業」
Q あなたの職業を教えてください。持っている資格や業務の内容など具体的にお願いします。
A 専業主婦でした。結婚の前は介護関係の仕事についていました。資格は介護福祉士とインテリアコーディネーターの資格を持っていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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「情報発信ですか?」
「そう。さっき教えてあげたツ○ッターだよ。イ○スタではダメだよ?アレはキラキラした人達がキラキラな毎日を載せる場だから。ツ○ッターの方は様々なオタクが揃っているから情報発信するならこっち」
「でも、情報を乗せてつぶやいても見てもらえなければ・・・・・・」
生徒会公式ツ○ッターを持て余しているかいちょは懐疑的な様だ。
「個人が自己満足でやるんじゃないんだから、そこは戦略的に攻めていかないと。必要なのはマニア目線だよ?アニメに限らず上手い所は上手くやってるからね。例えばどこかの国の大使館員だとか。彼らの呟きは日本の文化を再認識させてくれるんだ。『コイツ分かってるな』ってね。そうやって人気を集めフォロワー数が増えればそのまま認知度のアップにつながる。岐阜なんて既にアニメのコンテンツは揃っているから、後はそれをどう生かすかだよ」
「だとすれば、まずはそういうマニア目線を持っている人材の確保ですね」
「そうそう。アニメでやっていくなら常に最新の情報をサーチしていなければいけないし、深いアニメの知識も必要になってくる。そこで!オタクを一人雇ってはどうですかい?知事」
「それならアンタにうってつけの仕事じゃない」
「そうですね。月光さんならアニメに詳しいですから」
(へ?)
ふーみんが良い思い尽きだとばかりに推してくる。
「そうだ!会長が知事になったら雇ってもらえばいいのよ」
「フフフ、考えておきます」
こちらの提案に変な方向からブーメランが帰ってきたな。そういうつもりじゃなかったんだけど・・・・・・
「いやぁ、アタシのアニメ好きはどちらかというと趣味みたいなもので、」
言葉を濁しているのに今度ははなっちの方からブーメランが帰ってきた。
「ダメだよぉ、月光ちゃんゲームの会社に就職したいんだから」
そう言って屈託のない笑顔をこちらへ向けてくる。
「ねっ!」
(もー、はなっちめ!)
将来の夢なんて小学校の作文発表じゃあるまいし、恥ずかしい・・・・・・こんなの両親にも話した事なかったのに。はなっちにはそれとなく話した事あるけど。
「もしかして先ほど話されていた日本一の会社ですか?」
「日○一ソフト○ェアね。そうだよ。そこだよ」
「へー。ゲームだって詳しいんだから、それもいいんじゃない?丁度近場にゲームの会社があって良かったわね」
「いやいや、普通は無いんだよ近場になんて。何故かアニメの聖地と同じで岐阜が異常なんだよ」
「異常なの?」
「うん。異常。えーっとね・・・・・・誰でも知っている様な有名ゲーム会社は大体20社くらいだとして、それに加えてプログラミングの下請けをしている様な小さな会社を含めると日本には200社くらいのゲーム関連会社があるんだ。スマホアプリなんかも含めるともっとあるんだろうけど、ゲームソフトの制作に限ると大体そのくらい。そのほとんどの本社は東京か大阪、その周辺に集中しているだ。日○一ソフト○ェアは自前でソフトの開発もしているし、ゲーム好きには名前も知られているよ。そんな名の通った会社で地方に本社を置いているのなんて長野のガ○ト・・・・・・は、もう完全に移転したんだったか。任○堂は京都にあるけど京都は地方とは違うかんじがするし、そうすると・・・・・・あとは福岡のレベルファ○ブと、岐阜の日○一ソフト○ェアくらいかな」
「なぜ東京と大阪に集中しているのでしょう?」
「詳しくは知らない。けど、ゲームの開発ってプログラミングでしょ?そういう知識を持った人材を集めるならやっぱり人が多い所の方が集まりやすいんじゃないかな?今はリモートという手もあるけど、ゲームソフト自体作るのだってディスクにパッケージに説明書といった色々な業種との関わりで作られるものだから、そういう関連企業が集まっている場所の方が仕事はしやすいはずさ」
「なら貴重な1社なんですね」
「実は1社だけじゃなかったんだよ」
「じゃなかった?という事は昔はもっとあったって事?」
「うん。昔、岐阜市にもフ○イト・プランっていうゲーム会社があったんだ。あのサ○ンナイトシリーズを手掛けた会社なんだけど、」
「どのよ」ふーみん達は首を振っている。
「ゲーム好きなら知ってるよ。他にもブラックマト○クスやポ○ズンピンクといった少しダークでファンタジーなオタク好みのソフトを作っていたんだ」
「アンタの好きな、知る人ぞ知るってやつね」
「マニアには高評価でも一般ウケするのかといえば、そこは難しい所でね。良い物を作れば黙っていても売れるみたいな昔の職人気質があったのかな?会社の経営はかんばしくなかったみたいで、2010年ごろ無くなってしまったんだ」
「あら~」かいちょが残念そうに声を漏らした。
「無くなったら無くなったで今度は元いた社員がア○ロソフトとF○LISTELLAっていう会社を興して続けているんだけどね」
「増えてるじゃない!?」
「まあ。でも会社が分かれちゃったから元の様にはいかないみたいで、全部自前のソフトは出していないはずだよ。残念だけど。固定ファンもいて、いい会社だったのに・・・・・・これは他のゲーム会社にも言える事だけど、元々ゲームって日本の独壇場だったんだ。それがいつの間にか売り上げで見れば海外のメーカーに大きく差を広げられてしまってる。海外でウケるものと日本国内でウケるものとにギャップがあるんだよ。世界では何が流行っているのかそこを上手くくみ取っていかないと、これからは生き残れない。日○一ソフト○ェアは大手と比べればまだ規模は大きくないけど、それでも海外展開もしているし、毎年ちゃんと新作も出しているんだ。そんな希少な会社が地元にあるなら目指してみるのも、いいのかな、って、」
3人ともこちらを優しい目つきで見ていた。
(あーーーッ!ナニを真面目に話してるんだアタシは!)
恥ずかしくなって視線を外した。目に止まった時計の針はもうすぐ下校時刻を指そうとしている。
「いけない!もうこんな時間じゃん!ふーみんゴメン。喋り過ぎた」
「いいわよ別に」
そう言いながら立ちあがった彼女がフフッと笑った。
「それにしても、今日は本当にアンタだけで喋ってたわね」
Q あなたの職業を教えてください。持っている資格や業務の内容など具体的にお願いします。
A 専業主婦でした。結婚の前は介護関係の仕事についていました。資格は介護福祉士とインテリアコーディネーターの資格を持っていました。
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「情報発信ですか?」
「そう。さっき教えてあげたツ○ッターだよ。イ○スタではダメだよ?アレはキラキラした人達がキラキラな毎日を載せる場だから。ツ○ッターの方は様々なオタクが揃っているから情報発信するならこっち」
「でも、情報を乗せてつぶやいても見てもらえなければ・・・・・・」
生徒会公式ツ○ッターを持て余しているかいちょは懐疑的な様だ。
「個人が自己満足でやるんじゃないんだから、そこは戦略的に攻めていかないと。必要なのはマニア目線だよ?アニメに限らず上手い所は上手くやってるからね。例えばどこかの国の大使館員だとか。彼らの呟きは日本の文化を再認識させてくれるんだ。『コイツ分かってるな』ってね。そうやって人気を集めフォロワー数が増えればそのまま認知度のアップにつながる。岐阜なんて既にアニメのコンテンツは揃っているから、後はそれをどう生かすかだよ」
「だとすれば、まずはそういうマニア目線を持っている人材の確保ですね」
「そうそう。アニメでやっていくなら常に最新の情報をサーチしていなければいけないし、深いアニメの知識も必要になってくる。そこで!オタクを一人雇ってはどうですかい?知事」
「それならアンタにうってつけの仕事じゃない」
「そうですね。月光さんならアニメに詳しいですから」
(へ?)
ふーみんが良い思い尽きだとばかりに推してくる。
「そうだ!会長が知事になったら雇ってもらえばいいのよ」
「フフフ、考えておきます」
こちらの提案に変な方向からブーメランが帰ってきたな。そういうつもりじゃなかったんだけど・・・・・・
「いやぁ、アタシのアニメ好きはどちらかというと趣味みたいなもので、」
言葉を濁しているのに今度ははなっちの方からブーメランが帰ってきた。
「ダメだよぉ、月光ちゃんゲームの会社に就職したいんだから」
そう言って屈託のない笑顔をこちらへ向けてくる。
「ねっ!」
(もー、はなっちめ!)
将来の夢なんて小学校の作文発表じゃあるまいし、恥ずかしい・・・・・・こんなの両親にも話した事なかったのに。はなっちにはそれとなく話した事あるけど。
「もしかして先ほど話されていた日本一の会社ですか?」
「日○一ソフト○ェアね。そうだよ。そこだよ」
「へー。ゲームだって詳しいんだから、それもいいんじゃない?丁度近場にゲームの会社があって良かったわね」
「いやいや、普通は無いんだよ近場になんて。何故かアニメの聖地と同じで岐阜が異常なんだよ」
「異常なの?」
「うん。異常。えーっとね・・・・・・誰でも知っている様な有名ゲーム会社は大体20社くらいだとして、それに加えてプログラミングの下請けをしている様な小さな会社を含めると日本には200社くらいのゲーム関連会社があるんだ。スマホアプリなんかも含めるともっとあるんだろうけど、ゲームソフトの制作に限ると大体そのくらい。そのほとんどの本社は東京か大阪、その周辺に集中しているだ。日○一ソフト○ェアは自前でソフトの開発もしているし、ゲーム好きには名前も知られているよ。そんな名の通った会社で地方に本社を置いているのなんて長野のガ○ト・・・・・・は、もう完全に移転したんだったか。任○堂は京都にあるけど京都は地方とは違うかんじがするし、そうすると・・・・・・あとは福岡のレベルファ○ブと、岐阜の日○一ソフト○ェアくらいかな」
「なぜ東京と大阪に集中しているのでしょう?」
「詳しくは知らない。けど、ゲームの開発ってプログラミングでしょ?そういう知識を持った人材を集めるならやっぱり人が多い所の方が集まりやすいんじゃないかな?今はリモートという手もあるけど、ゲームソフト自体作るのだってディスクにパッケージに説明書といった色々な業種との関わりで作られるものだから、そういう関連企業が集まっている場所の方が仕事はしやすいはずさ」
「なら貴重な1社なんですね」
「実は1社だけじゃなかったんだよ」
「じゃなかった?という事は昔はもっとあったって事?」
「うん。昔、岐阜市にもフ○イト・プランっていうゲーム会社があったんだ。あのサ○ンナイトシリーズを手掛けた会社なんだけど、」
「どのよ」ふーみん達は首を振っている。
「ゲーム好きなら知ってるよ。他にもブラックマト○クスやポ○ズンピンクといった少しダークでファンタジーなオタク好みのソフトを作っていたんだ」
「アンタの好きな、知る人ぞ知るってやつね」
「マニアには高評価でも一般ウケするのかといえば、そこは難しい所でね。良い物を作れば黙っていても売れるみたいな昔の職人気質があったのかな?会社の経営はかんばしくなかったみたいで、2010年ごろ無くなってしまったんだ」
「あら~」かいちょが残念そうに声を漏らした。
「無くなったら無くなったで今度は元いた社員がア○ロソフトとF○LISTELLAっていう会社を興して続けているんだけどね」
「増えてるじゃない!?」
「まあ。でも会社が分かれちゃったから元の様にはいかないみたいで、全部自前のソフトは出していないはずだよ。残念だけど。固定ファンもいて、いい会社だったのに・・・・・・これは他のゲーム会社にも言える事だけど、元々ゲームって日本の独壇場だったんだ。それがいつの間にか売り上げで見れば海外のメーカーに大きく差を広げられてしまってる。海外でウケるものと日本国内でウケるものとにギャップがあるんだよ。世界では何が流行っているのかそこを上手くくみ取っていかないと、これからは生き残れない。日○一ソフト○ェアは大手と比べればまだ規模は大きくないけど、それでも海外展開もしているし、毎年ちゃんと新作も出しているんだ。そんな希少な会社が地元にあるなら目指してみるのも、いいのかな、って、」
3人ともこちらを優しい目つきで見ていた。
(あーーーッ!ナニを真面目に話してるんだアタシは!)
恥ずかしくなって視線を外した。目に止まった時計の針はもうすぐ下校時刻を指そうとしている。
「いけない!もうこんな時間じゃん!ふーみんゴメン。喋り過ぎた」
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2025/12/23:『みこし』の章を追加。2025/12/30の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/22:『かれんだー』の章を追加。2025/12/29の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/21:『おつきさまがみている』の章を追加。2025/12/28の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/20:『にんぎょう』の章を追加。2025/12/27の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/19:『ひるさがり』の章を追加。2025/12/26の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/18:『いるみねーしょん』の章を追加。2025/12/25の朝4時頃より公開開始予定。
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