使用人と家族たちが過大評価しすぎて神認定されていた。

ふわりんしず。

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その一言は予言となる

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大好きな大好きなお兄様が“今日は友達と買い物に行ってくるよ”と言いながら頭を撫でた朝、弟のニアはぐずり出した。

ただ何度も『行かないで。行っちゃやだ。置いてかないで』と足元に張り付いて離れず、

兄の履いていたズボンを鼻水と涎で汚した。結局弟のニアは兄である私、ユリシラが“じゃぁ今度一緒にニアと行くよ”というまで泣き止む事はなく、ユリシラはその日出掛けることを諦めた。可愛い弟が泣いて縋ればなんだってしてあげたくなるのは兄としてはあるある話しかもしれない


そしてその日の午後、兄と友人が買い物に行く筈だった店の付近で刃物を振り回す男が

何故か先回りをしていた騎士に身柄を拘束されていた。







兄、ユリシラは言う。
また弟ニアに命を救われた、と。
兄、ユリシラの友人は言う。
ユリシラの弟ニアは未来を先読みする力があるのだと。




◼︎

◼︎

◾️


ここは魔法も魔獣も悪魔も居る、混在した世界。

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