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疑問
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そう、じっと瞳を見て問う。すると、顔を逸らし唇を噛むエリス。そう、彼は私と同じ――自身の体を売ることで生計を立てていた。
そう思えば、色々と腑に落ちる。夜に度々、女性の下へ出向く理由――そして、彼の趣味でもなく明らかにこの部屋にも合わない高貴な装飾の理由も。
きっと、私と会うまでは度々ここで仕事をしていたのだろう。でも、私が住むようになってからは極力それは避けてくれたのだろう。それでも、相手はお客さま。強い要求があれば断るわけにもいかず、それで時折――本当に時折、私に数時間部屋を出ていてほしいとお願いして……だけど――
「……ねえ、エリス。今更だけど……なんで、貴方はこんなことをしているの?」
そう、目下最たる疑問を口にする。それが、どうしても分からなかった。もちろん、たった一年一緒に暮らしたくらいで知ったようなことを言うべきじゃないかもしれない。
……それでも、どうしても疑問は強くこびり付いたまま拭えなくて。だって、彼ならいくらでも得られたはずだから。もしかすると、私のように身寄りがないのかもしれないし、むしろその可能性は大いにあると思う。だけど、それでも私と違い魅力に溢れる彼ならいくらでも真っ当な仕事を得られたはずだから。
すると、ふっと淡く微笑むエリス。それは、何処か哀愁を帯びた微笑。そして、戸惑う私にゆっくりと口を開き言葉を紡ぐ。
「……両親が、犯罪者なんだよ――それも、殺人犯」
そう思えば、色々と腑に落ちる。夜に度々、女性の下へ出向く理由――そして、彼の趣味でもなく明らかにこの部屋にも合わない高貴な装飾の理由も。
きっと、私と会うまでは度々ここで仕事をしていたのだろう。でも、私が住むようになってからは極力それは避けてくれたのだろう。それでも、相手はお客さま。強い要求があれば断るわけにもいかず、それで時折――本当に時折、私に数時間部屋を出ていてほしいとお願いして……だけど――
「……ねえ、エリス。今更だけど……なんで、貴方はこんなことをしているの?」
そう、目下最たる疑問を口にする。それが、どうしても分からなかった。もちろん、たった一年一緒に暮らしたくらいで知ったようなことを言うべきじゃないかもしれない。
……それでも、どうしても疑問は強くこびり付いたまま拭えなくて。だって、彼ならいくらでも得られたはずだから。もしかすると、私のように身寄りがないのかもしれないし、むしろその可能性は大いにあると思う。だけど、それでも私と違い魅力に溢れる彼ならいくらでも真っ当な仕事を得られたはずだから。
すると、ふっと淡く微笑むエリス。それは、何処か哀愁を帯びた微笑。そして、戸惑う私にゆっくりと口を開き言葉を紡ぐ。
「……両親が、犯罪者なんだよ――それも、殺人犯」
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