神様わたしの星作り_chapter Two【短編・完結済み】

草壁なつ帆

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神人と人間

26.緑の大地

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と、いうことで。ゾンビはいなくなりました。

雨を止ませて水が引くのを待つと、久しぶりの地上が現れました。その窪みに水がたまって残っている。つまりそれが海というやつです。

朝陽が昇ります。水面に映ってオレンジ色。とっても美しい景色がそこにありました。

それを眺めているとなんだか寂しい気持ちです。人間でも作りたくなる。いいや、早まってはダメ。






文化も法則も無くなった今、新しく体制を立て直そう! ということで私と夜神さんとで話し合い。朝昼と夜の時間をだいたい半分にすることにしました。

愛神さんとは、今後どんな星にするかを一緒に決めます。植物を生やすか、動物を生むか。アメーバのような謎生物を育ててみたいという理想が思いがけず一致しました。実現させるかは今のところ考え中ですが。

私は大まかな提案が得意で、詳細は言神さんの担当です。良いですね。人間だった頃もこうやって何人かの自分で回して行きたかった。






しかしです。私たち神の思想とは関係なく。この星には変化が起こっていたのです。

悪い変化ではありません。潮の満ち引きに合わせて星は鼓動を始めるかのよう。大地にはぽつぽつと緑が芽吹き始めていました。

苔は草に。草から木に。

あの、砂漠の地だった小さな星が、緑と青の美しい星に変わっていったのです。






“何をしたんですか!?”


勝手な事を始めるのはだいたい愛神さん。

彼女に問うてみれば、ゾンビさんたちを死滅させた反動で、彼らの生命力が水に溶けだしたのだと言う。


“ほ、ほほほ、ほんとに!?”


驚く間にも草木は大地中にどんどん広がって行きます。






創造神はこの変化をどうしようかと考えました。

だって自分が思うのとは違う動きをするんですもの。新たなケースに理解が追い付かないのです。

失敗か? 成功か? 怪我の巧妙ってやつなのか?

海のさざ波を聞きながら、非常にまったりとした時の中で、私はずっと考えました。

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