釣り聖女! 。゜○ ミニゲームで異世界救います ○ ゜。

Taka多可 (お米)

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1.召喚からの廃棄

魚2:ねえ、成人女性1:JK3って、おかしくね?

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ゲームのエンディングはとってもきれいな映像で締めくくられた。
ちょっと古いゲームなんだけど、山や川の表現や雨などの天気、背景がすごく凝ってて素敵な作品でした。まる。
電源を切ってテレビ下の棚に本体とコントローラーもきちんとしまう。
ご飯の時はちゃんとご飯だけ食べるんですよ。テレビ見たり本読んだりしませんよ。
タイミングよく電子レンジがチーン♪と鳴る。

「はっふ、はふ…あーカレーライスうんまぁ!」

ホカホカのご飯をちゃんと毎日食べられるって幸せだ。
ぐうたらしている今のほうが、ゼリー飲料飲んだり、干からびたスティックパンかじりながら仕事してた時よりずっと人間らしい生活だ。
今日の分の食料はもう買ってあるから、外出する予定なし。ハミガキをしながらこれからどうするか考える。
そうだ、1週間掃除してなかったし、さすがにやるか。
洗い物をササっと済ませて、洗濯物を色も柄物も気にせずポポイっと放り込んで自動運転にお任せでスイッチポン。
散らかしたゲームソフトを【後で片づけるボックス】に放り込んで、洗濯機の横から掃除機を取り出す。
お気に入りの巾着袋型のエコバックが壁フックから落ちているのに気が付いて拾った時だった。

床に丸い光が見える。っていうか足下から膝へむかって、あたりがピカーーーって光る。

「は?」

思わず掃除機を落っことす。足の小指に。

「あ痛ってぇ!」

そのままズドテン!っとすっころび、いてて…と言いながら床がいつものペラいシーツマットじゃないことに気が付いた。
硬くて冷たい。
いつも見ているフローリングにシーツマットをひいた我が愛しのお部屋じゃない。
よく磨かれた石の床?

「へ?」


「よくぞ我らが召喚にお応え下さった!3人の聖女様!…あれ、4人?」

ちょっとおじさんっぽい声が、元気よく響いたのに急にしりすぼみになっていく。
ざわざわと複数人の声がする。
いったい何事かと上半身を起こして痛い小指をさすりつつ座る。
3人のだか4人だかの…なんだって?
横を見れば、まーーー美人さん!
少女漫画に出てきそうな文学少女っぽい黒髪眼鏡美少女ちゃんと、柔道着なんかを丸めたらしきものを抱えた白黒半分髪の美少女ちゃんと、金髪に緑色の目をした外人さん美少女ちゃん!
3人とも同じ制服だからクラスメイトとかかな。まーーー眼福!

そして自分の姿を確認する。
なぜか一緒にやってきた掃除機君。ごめん、君は優先順位低い。
握りしめていた巾着袋型エコバックさん。無くしたくないので腕にしっかり縛っておく。
上下黒のスウェット。裸足。もっさいポニテ。そして、下着はぱんつだけである。
部屋から出るつもりなかったため、ノーブラである。
ヤ バ イ !

すぐ近くに私たちを落ち着かせようとしているのか真っ黒や真っ青なコート?ローブ?を着た人たちがわらわらとやってくる。
それにビビッて眼鏡ちゃんが泣き出してしまう。
柔道ちゃん(何の競技かわかんないけどとりあえずそれでいいや)がそれをかばう。
金髪ちゃんも横に立って、眼鏡ちゃんをかばう。
やっぱり眼鏡ちゃんが一番弱いのかな。

「あ、ああのすみません!」

ローブ集団に混じって鎧を着たお兄さんを発見し声をかける。このお兄さんだけマントつけてる!貸してもらえないかな。

「わ、私、その、なにか羽織るものを貸して頂けませんか?」
「聖女様、裸足ではありませんか!いったいなぜ!」
「部屋にいたんです、そしたら何か急に光って、びっくりして転んだらここにいました。訳が分からないんです。部屋にいたものですから完全にくつろいでいまして、そ、そのう…この格好、その、部屋着なのです!人様にお見せできる格好じゃないんです!」

慌ててる(もちろんフリだ。)のが伝わったのか、鎧のお兄さんがマントを貸してくれました。助かった!
留め金を肩の部分に回してとりあえず胸元が見えない部分に。
裾が長すぎるのでエコバックに入ってた輪ゴムで端っこを縛っておく。これで歩ける。

「お兄さん、ありがとうございます。」
「申し訳ありません、履物はさすがに…」
「いいえ、とても助かりました。ありがとうございます。」

「お願い、3人とも、ちょっとお話聞いて。」
「いやぁ!!!!こわいこわいこわいこわい!ああああーーーーーん!!」
「あ、あんたもこいつらの仲間か!来るならやってやる!」
「レン、ジュン、どーやらチガウミタイ。このヒト、ニホンジンヨ。」
「「え?」」
「うん、あなたたちと同じ県から来たかどうかはわかんないから置いとくけど、日本人よ。」
「う、あ、うわぁーーーーーー!お姉さまぁ!」
「あーー、うんはい、よしよし。」

金髪ちゃんが一番落ち着いてるな、ひとまずよかった。


「ふん、さすがに年長者なだけあるな。それ以上騒がしいようなら魔法で黙らせるところであった。」

迷惑この上ないな、魔法だって?
まあ、うん。そうか。召喚とか言ってたもんな、こいつが誘拐犯の親玉か。
気持ち悪いタイプのおじさんの声がしたほうを向き、その恰好を確認してひとまず3人を正座させる。

あーぁ、ものすっごく嫌だ、気持ち悪い系統の王様だわ。
ゲームによく出てくる、ザ・悪だくみしてるタイプの王様。そのもの。
ダッサイマントにゴテゴテした似合わない装飾品の数々。

「ダージジン、説明してやれ。」
「はっ この度は、我らが国”ボッツボット帝国”をお救いいただくために、聖女様方を強制的に召喚いたしましたこと、大変深くお詫び申し上げます。できうる限り快適にお過ごしいただけますよう全力で務めさせていただきます。いろいろと説明をして差し上げたいのですが、まずは皆様のステータスを確認させていただきたく存じます。なにせ、聖女様は【3人】のはずだったのです。4人おられます異常事態、どなたかが巻き添えで召喚されてしまった可能性がございます。」

最初に私たちに声をかけてくれたおじさんがこの人みたいだな。
紺色のローブが金色の糸で刺繍されてて、ほかの無刺繍ローブさんたちより明らかに偉い人だっていうのがよくわかる。
ただし、私をジロジロ睨んでるのはいただけないな。
確かに私だけ突出して年齢上なのはわかるよ。絶対巻き添えなの私だよね。

「えーと、聖女とか召喚や魔法って言葉で、ここが私たちの世界と全然違うってことはわかりました。そのうえで質問なのですが、巻き添えだったってわかったら帰していただけるんですか?」
「申し訳ありません、召喚は一方通行なものでございまして…」
「そんな!パパとママにもう会えないの!?」
「冗談ぬかすな!意地でも帰るぞあたしらは!」
「フタリとも、静かニ。質問はあとにシヨウヨ。」
「メアリーちゃん…」
「可能性は、魔王を退治することでございます。本来は勇者によって魔王は倒されるはずなのです。しかし、勇者が誕生したことは間違いないのですが、この国全土探させても見つからず、近隣の友好国にも情報がありません。そこでやむなく聖女様の召喚に踏み切ったのです。魔王さえ退治できればその膨大な魔力石を糧に、元の世界へお返しすることがおそらく可能となりましょう!」

いや、可能性だけじゃねえか。
絶対帰れるわけじゃないのに3人とも喜んじゃってるよ…
ああ、はいはい。ステータス確認するのね。
私たちそれぞれの前に、薄青のローブさんが4人並ぶ。

「「「「……………~~~~====・・・、、、ステータス、全表示!」」」」
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