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第1段階②
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喫茶店というのは、大学横のいつも営業してるのかよくわからない、程よく寂れた喫茶店。
いつもは同じ車しか停まっていない駐車場に、今日はいかにもな黒塗りの高級車が停まっていた。
「えっと……」
「ああ、あちらでお待ちですよ」
店長らしき女性は結構高齢なようで、目も悪いのか誰も座っていない席を指差していた。
「あ、ありがとうございます」
お礼を言って指差していただいたすぐ近くの席、先ほどののかに変出者呼ばわりされていた人がコーヒーを啜っている前に着席した。
男がゆっくりと顔をあげて私の顔を見る。
「やっぱりあんときの女か」
あんとき、私が焦ったあまり原稿と書類を間違えたあのときの女、です。はい。
私は素直に頷いた。
男は大きく息を吐くと、机の傍にあったメニューを取って私に渡す。
「急で悪いな。好きなもん頼め」
それは奢っていただけるということでしょうか。この人のキャラ(私の妄想)だったら言いそう。でもな……これは現実、さっさと注文しろということなのかもしれない。
私はとりあえずアイスティーを注文した。
店員さんがやや怪しい手付きで用意を始めるのを横目で見ながら、男は黙って真剣にスマホを見ている。
え、何を眺めていらっしゃるの?というか、さっきのメッセージはどうやって、というか、なぜ。
色々聞きたいけど、怖くて言葉が出ない。
そして店員さんがアイスティーを持ってきて奥に引っ込んだところで、男はおもむろにそれまで見ていたスマホの画面を私に向けた。
「これ描いたの、お前か?」
「え、えっと……」
画面を見た瞬間、心臓がこれまでにない音を立てて跳ねる。冷や汗が滝にように流れるとはこのことか、と思うレベルに背筋が冷えて、頬を汗が伝った。
見覚えありまくり、なんなら目の前の人物と酷似したイラストが。
どうなるのこれ。え、肖像権の侵害とかで訴訟?でも、キャラデザ以外ほぼ捏造だし、しらばっくれて偶然ですって言えば通じる?いや、あの時の女って向こうは確信してるし、私も身に覚えしかない。
謝る?いや、認めるわけには……でも嘘付いたらバレる、というかこの沈黙が既に肯定してるも同然だよね。
「どうなんだ?」
声、低っく!低音ボイス大好物だけど、それは2次元の話であって、現実だと怖いね。でもいい声です。低音ボイス最高……じゃなくて!!まずい、脳内の処理が追い付かなくて斜め方向に思考が……
黙っていたら、男はスマホを戻して画面を(おそらく下方向に)スクロールさせる。
自分の書いたやつを目の前、しかも他人に読まれるの、めちゃくちゃ恥ずかしい。友人でも正直少し照れるのに。
「す、すいませ……」
「この後、どうなるんだ?」
「へ?」
「作者ならわかるだろ」
……ちょっと待って、なぜそんなことをお尋ねになられるのですか。
なにこれ、試されてる?これで「考えてません!」って言ったら「そうです作者です!」って言うようなものだもんね。
まあ、ここまで来たらほぼバレてるんですが、真意がわからない。怒ってるのは確かだよね。声怖いもん。脅し入ってるもん。
「あの、どうやって私だと……?」
作品自体はたぶん、見られたんだろう、あの封筒の中身。がっつり作品タイトルもペンネーム入ってたし、検索したら絵と内容で「ねこみや」本人の作品とわかる。あのあと読まれた原稿自体も、普通に完成品アップロードしてるし……
けど、どうやって私自身を特定したんだこの人。「ねこみや」のアカウントは趣味用で、大学名とか個人情報は載せてないんですが。
「あんたのアカウントに声かけてるアカウント、実際知り合いっぽいやつで、プロフィールに大学名載せてるやつがいた。そいつの別でやってるSNSの投稿見たら、あんたと出かけた写真があった。あんたそれに対して、遊んでたから次の日の講義のレポート終わってないとかコメントで話してたろ」
ののかっ!
間違いなくそれ、ののかだ。あの子はアカウント分けたりしてないから、感想をくれるときとか結構気さくな感じに声をかけてくる。
あの状況でコンビニで会ったから、この辺に住んでるってわかるだろうし、大学も絞り込めるだろう。
実際、ののかのアカウントに目をつけたのも、ののかがこの辺りの大学生だからだという。
私の顔とペンネームが結び付いてるから、あとはののかの投稿した写真と会話で特定できた……
「完全に手口がネットストーカーのそれなんですが!?」
「手口わかってんなら対策しとけ」
それはごもっともですけども!!
する方が悪いだろと内心突っ込むも、こっちも負い目があるので何も言えない。
自分をモデルに漫画、しかもBLにされたら怒るよね。
いやまさか読まれるとは。我ながら結構本物に寄せて書いてしまったから、たまたま見つけた知り合いに言われでもしたんだろうか。
「すみません、消しますので見逃してください……」
「は?消す?」
ひえっ!
今日一番低い声だった。怖っ!ヤクザに凄まれるのって怖いね。次に脅されるシーンとか描く時は優しいタイプにしよう。
……まあ、その続きが物理的に描けるかどうかすら怪しいんですが!
「アカウントごと消します!元のデータも……」
「消したら続きどうなるんだよ」
んん!?
続きの心配?いや、続きは描く気ありませんけど!?
「いやこれ短編で……」
「ねぇのか?」
「そこまで考えてませんでした」
これ以上罪を重ねる気はありません。本当にすみませんでした。
「そうか」
男はそう言って再びスマホの画面を見る。
そしてなぜか、別の画面を見せつけてくる。
「なら、こっちは何だ?誰が誰だかわかんねぇのにいきなり始まったんだが」
それは、2次創作だからじゃないですかね。とある人気作品のカップリング(BL)。界隈ではわりとベタだし、説明いらないと思いまして。
「原リバ……原宿リバイバーズのキャラのカップリングで、既にある作品の2次創作です」
「ほぉ……」
今の説明で伝わったのか?今の「ほぉ……」って、どういう感情で発せられたんですか?
男はスマホを眺めながらコーヒーを啜る。
そしてそれを飲み干したところで立ち上がった。
「じゃあな。あとはこれで好きなもん食え」
「え……?」
年季の入った机の上に1枚の紙幣が置かれる。現在の飲み物2杯分のお会計にしては、桁が違う額の。
わけがわからないでいるうちに男は颯爽と去っていったので呼び止められず、私は高額紙幣を前に呆然としていた。
出す紙幣間違えたんじゃなかろうか。返そうにも、そもそも誰だなんだあの人。
私だけ一方的に情報を知られているような……それにこの一万円札どうすれば?むしろ金出すから消せということ?
わからん……ヤクザ(たぶん)の考えていることがわからん……
のちに返せとか言われるのも怖いので、お会計は自分の財布にあるお金で払ってお店を出る。
お店でアイスティーを飲みながら悩んだ末に、該当の作品だけとりあえず投稿サイトから消した。そしてこれがのちに……というかすぐに、私の人生に多大なる影響を及ぼすことになることを、この時はまだ知らなかった。
いつもは同じ車しか停まっていない駐車場に、今日はいかにもな黒塗りの高級車が停まっていた。
「えっと……」
「ああ、あちらでお待ちですよ」
店長らしき女性は結構高齢なようで、目も悪いのか誰も座っていない席を指差していた。
「あ、ありがとうございます」
お礼を言って指差していただいたすぐ近くの席、先ほどののかに変出者呼ばわりされていた人がコーヒーを啜っている前に着席した。
男がゆっくりと顔をあげて私の顔を見る。
「やっぱりあんときの女か」
あんとき、私が焦ったあまり原稿と書類を間違えたあのときの女、です。はい。
私は素直に頷いた。
男は大きく息を吐くと、机の傍にあったメニューを取って私に渡す。
「急で悪いな。好きなもん頼め」
それは奢っていただけるということでしょうか。この人のキャラ(私の妄想)だったら言いそう。でもな……これは現実、さっさと注文しろということなのかもしれない。
私はとりあえずアイスティーを注文した。
店員さんがやや怪しい手付きで用意を始めるのを横目で見ながら、男は黙って真剣にスマホを見ている。
え、何を眺めていらっしゃるの?というか、さっきのメッセージはどうやって、というか、なぜ。
色々聞きたいけど、怖くて言葉が出ない。
そして店員さんがアイスティーを持ってきて奥に引っ込んだところで、男はおもむろにそれまで見ていたスマホの画面を私に向けた。
「これ描いたの、お前か?」
「え、えっと……」
画面を見た瞬間、心臓がこれまでにない音を立てて跳ねる。冷や汗が滝にように流れるとはこのことか、と思うレベルに背筋が冷えて、頬を汗が伝った。
見覚えありまくり、なんなら目の前の人物と酷似したイラストが。
どうなるのこれ。え、肖像権の侵害とかで訴訟?でも、キャラデザ以外ほぼ捏造だし、しらばっくれて偶然ですって言えば通じる?いや、あの時の女って向こうは確信してるし、私も身に覚えしかない。
謝る?いや、認めるわけには……でも嘘付いたらバレる、というかこの沈黙が既に肯定してるも同然だよね。
「どうなんだ?」
声、低っく!低音ボイス大好物だけど、それは2次元の話であって、現実だと怖いね。でもいい声です。低音ボイス最高……じゃなくて!!まずい、脳内の処理が追い付かなくて斜め方向に思考が……
黙っていたら、男はスマホを戻して画面を(おそらく下方向に)スクロールさせる。
自分の書いたやつを目の前、しかも他人に読まれるの、めちゃくちゃ恥ずかしい。友人でも正直少し照れるのに。
「す、すいませ……」
「この後、どうなるんだ?」
「へ?」
「作者ならわかるだろ」
……ちょっと待って、なぜそんなことをお尋ねになられるのですか。
なにこれ、試されてる?これで「考えてません!」って言ったら「そうです作者です!」って言うようなものだもんね。
まあ、ここまで来たらほぼバレてるんですが、真意がわからない。怒ってるのは確かだよね。声怖いもん。脅し入ってるもん。
「あの、どうやって私だと……?」
作品自体はたぶん、見られたんだろう、あの封筒の中身。がっつり作品タイトルもペンネーム入ってたし、検索したら絵と内容で「ねこみや」本人の作品とわかる。あのあと読まれた原稿自体も、普通に完成品アップロードしてるし……
けど、どうやって私自身を特定したんだこの人。「ねこみや」のアカウントは趣味用で、大学名とか個人情報は載せてないんですが。
「あんたのアカウントに声かけてるアカウント、実際知り合いっぽいやつで、プロフィールに大学名載せてるやつがいた。そいつの別でやってるSNSの投稿見たら、あんたと出かけた写真があった。あんたそれに対して、遊んでたから次の日の講義のレポート終わってないとかコメントで話してたろ」
ののかっ!
間違いなくそれ、ののかだ。あの子はアカウント分けたりしてないから、感想をくれるときとか結構気さくな感じに声をかけてくる。
あの状況でコンビニで会ったから、この辺に住んでるってわかるだろうし、大学も絞り込めるだろう。
実際、ののかのアカウントに目をつけたのも、ののかがこの辺りの大学生だからだという。
私の顔とペンネームが結び付いてるから、あとはののかの投稿した写真と会話で特定できた……
「完全に手口がネットストーカーのそれなんですが!?」
「手口わかってんなら対策しとけ」
それはごもっともですけども!!
する方が悪いだろと内心突っ込むも、こっちも負い目があるので何も言えない。
自分をモデルに漫画、しかもBLにされたら怒るよね。
いやまさか読まれるとは。我ながら結構本物に寄せて書いてしまったから、たまたま見つけた知り合いに言われでもしたんだろうか。
「すみません、消しますので見逃してください……」
「は?消す?」
ひえっ!
今日一番低い声だった。怖っ!ヤクザに凄まれるのって怖いね。次に脅されるシーンとか描く時は優しいタイプにしよう。
……まあ、その続きが物理的に描けるかどうかすら怪しいんですが!
「アカウントごと消します!元のデータも……」
「消したら続きどうなるんだよ」
んん!?
続きの心配?いや、続きは描く気ありませんけど!?
「いやこれ短編で……」
「ねぇのか?」
「そこまで考えてませんでした」
これ以上罪を重ねる気はありません。本当にすみませんでした。
「そうか」
男はそう言って再びスマホの画面を見る。
そしてなぜか、別の画面を見せつけてくる。
「なら、こっちは何だ?誰が誰だかわかんねぇのにいきなり始まったんだが」
それは、2次創作だからじゃないですかね。とある人気作品のカップリング(BL)。界隈ではわりとベタだし、説明いらないと思いまして。
「原リバ……原宿リバイバーズのキャラのカップリングで、既にある作品の2次創作です」
「ほぉ……」
今の説明で伝わったのか?今の「ほぉ……」って、どういう感情で発せられたんですか?
男はスマホを眺めながらコーヒーを啜る。
そしてそれを飲み干したところで立ち上がった。
「じゃあな。あとはこれで好きなもん食え」
「え……?」
年季の入った机の上に1枚の紙幣が置かれる。現在の飲み物2杯分のお会計にしては、桁が違う額の。
わけがわからないでいるうちに男は颯爽と去っていったので呼び止められず、私は高額紙幣を前に呆然としていた。
出す紙幣間違えたんじゃなかろうか。返そうにも、そもそも誰だなんだあの人。
私だけ一方的に情報を知られているような……それにこの一万円札どうすれば?むしろ金出すから消せということ?
わからん……ヤクザ(たぶん)の考えていることがわからん……
のちに返せとか言われるのも怖いので、お会計は自分の財布にあるお金で払ってお店を出る。
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