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最終章 知の深淵 編
第214話 運命の女神と迷宮の試練
亜空間『知の回廊』。
そこは俗世の常識が一切通用しない、神秘と謎に満ちた不可思議な領域であった。
『体の強さ』、そして『心の強さ』。
二つの過酷な試練を乗り越えた黒髪緋眼の青年レイヴンと彼が率いる一行は、ついに天まで続くのではないかと思われる階段の前に辿り着く。
だが、彼らの行く手は三つに分かたれていた。
左、中央、右。均等な間隔で並ぶ三つの階段が、静かに彼らを待ち受けている。
(この分岐路、一体どういう意味があるんだ・・・?)
レイヴンがこの『知の回廊』で求めているのはただ一つ、精霊の秘宝の制作方法に関する知識だ。
もし選んだ階段を間違えれば、その知識は得られないのだろうか?
分からない。分からないことだらけだ。
(こんなことなら、『アッシュール図書館』の美人司書、カーラにもっと詳しく話を聞いておくべきだった・・・)
今更どうにもならない後悔が頭をよぎる。
「どの階段を選ぶべきか、誰か意見はあるか?」
レイヴンが仲間たちに問いかけるが、皆一様に顔を見合わせるばかりで、明確な答えを持つ者はいなかった。
そんな沈黙を破ったのは、海の民の女剣士モアナである。
「真ん中だよ!」
ズバリと断言する彼女に、レイヴンはわずかな期待を寄せた。
「どうしてだ? なにか根拠が?」
「そりゃ、真ん中を堂々と歩いた方が気持ちいいからさ」
「・・・」
相変わらずの彼女らしい感覚的な答えである。残念ながら、あまり参考にはなりそうになかった。
なかなか結論が出せない中、レイヴンの視界の端で『時限時計』が時を刻み、光の珠が一つ消える。
これで残り時間は16時間となった。第二の試練を終えてから、ちょうど1時間が経過した計算になる。
タイムリミットの折り返し地点が徐々に近づいてきていた。先を急がなければならないのだが、あてずっぽうで進めるほど甘い場所ではない。
どうしたものかと頭を悩ませていると・・・突如として、『知の回廊』全体を揺るがすような重低音の地鳴りが響き渡った。
「来るぞ・・・!」
これまでの経験から、それが新たな試練の前兆であることは明らかである。
次はどんな凶悪な魔獣か、それとも規格外の霊獣か。レイヴンたちは武器に手をかけ、一斉に身構える。
『・・・汝の、“運の強さ”を示しなさい』
その時、虚空から響いたのは、凛とした、それでいて慈愛に満ちた女性の声だった。
(運の強さ、だって・・・?)
努力や根性、あるいは剣の腕ではどうにもならない不確定要素。これまでの試練とは全く毛色の違うお題に、これまで以上の緊張感が走る。
さらに、その試練を司る者が姿を現した瞬間、場は水を打ったように静まり返るのだった。
神々しい光の奔流とともに降臨したのは、薄絹を纏った一人の絶世の美女。
彼女の麗しい瞳は目隠しによって覆われており、左手には『運命の輪』と呼ばれる巨大な輪が先端に取り付けられた杖が握られていた。
その姿を見た瞬間、レイヴン一行は息を呑み、絶句する。
「ま、・・・まさか、『運命の女神』か・・・!?」
レイヴンがようやく絞り出したように声を上げた。
生きている間に、神の姿を直接拝む人間などそういるはずがない。
目の前の存在が本物かどうかの確証など持てるはずもなかったが・・・浮遊歓楽街『バーデンカルロ』で見かけた女神像、『運命の女神フォンティアナ』その人の姿にあまりにも酷似しているのだ。
レイヴンの言葉を否定する者は誰もいない。
それどころか、砂漠の民の侍女メラの肩に乗っていた虹色の猫ペロが慌てたように飛び降り、女神の足元で平伏するように深々と頭を下げたのだ。
その絶対的な服従の姿勢を見て、全員が「本物だ」と確信する。
「フォンティアナさま・・・ご無沙汰しているニヤ」
「眷属の気配を感じていましたが、あなたでしたか。ケット・シーのペロ」
「「「え!?」」」
レイヴンを含む仲間全員が、思わず素っ頓狂な声を上げた。
メラが持つ『幸運の尻尾』というスキルから具現化した存在、それが虹色の猫ペロだと思っていた。だが、女神の口から出た言葉は『眷属』。
つまり、神族に連なる存在だというのだ。
(確かに、スキルにしては自由気まますぎるし、自律した意思を持ちすぎだとは薄々感じていたが・・・!)
戸惑うレイヴン一行に、運命の女神フォンティアナは優しく補足する。
「ペロは猫の王族であり、私の眷属です。ですが、一度スキルとして契約を交わした以上、あなた方を裏切るような真似はしませんよ。安心なさい」
聞けば聞くほどペロの格式が跳ね上がっていくが、当のペロがこれまで通りメラのスキルという立場に収まっていることだけは理解できた。
「フォンティアナさまの言う通りだニャ。ご主人さまを裏切ることは絶対にないし・・・個人的にはレイヴン、お前への興味も尽きないニャ」
ニヤリと笑うペロからの言質も得て、レイヴンはひとまず安堵の息を吐く。
あとは、『運命の女神フォンティアナ』からの試練を受けるだけだ。
ところが・・・
肝心の試練を告げるはずの女神は、『運命の輪』の杖を地面に突き刺すと、あごに手を当てて「うーん」と唸り始めた。
神さまらしからぬ、どこか人間臭く悩むポーズである。
「当初は普通の『運の強さ』の試練を与えようと考えていました・・・けれど、ペロが味方に付いているのなら悩ましいですね。彼の力があれば、すぐに突破されてしまうのは目に見えています」
さすがは『幸運の尻尾』の具現化というべきか。若干、ペロがニヤリと笑い、胸を反らせているように見えた。
しかし、実際問題、神が「与える試練がない」と判断した場合、評価はどうなるのか。そのまま突破と認めてくれるならそれに越したことはないが、世の中、そんな甘い話があるとは思えない。
「・・・そうですね。では、ペロと同格の眷属をもう一人呼びましょう。彼の力も借りて、試練を調整することにします」
「え? まさか、あいつを呼ぶのかニャ・・・」
ドヤ顔から一転、ペロの耳がペタンと伏せられ、露骨に声のトーンが下がる。
(なんだ? その呼ばれる眷属とやらとは仲が悪いのか・・・?)
すると、レイヴンの直感は、見事に的中した。
フォンティアナが実際に呼び出した眷属を見て、ペロはあからさまに嫌そうな顔をするのである。
現れたのは、深い暗緑色の体毛を持つ巨大な犬だった。巨大といっても、大型犬の比ではない。優に牛ほどのサイズがあり、放つ威圧感からも、ただの犬でないことは一目瞭然。
「彼はクー・シーのガトーです。普段は妖精の丘の番を任せていますが、今回は特別に参加してもらうことにしましょう」
「フォンティアナさまの御命令とあらば、喜んで」
ガトーと呼ばれたクー・シーは重厚な声で応え、恭しく運命の女神に一礼した。
その際、ガトーはチラリとペロに視線をやったが、特に相手をする気はないらしい。
ペロの方も、同じ眷属でありながら挨拶一つする気もないようだ。
まさに“犬猿の仲”ならぬ“犬猫の仲”といったところか。
「それでは、ガトーと私の力を合わせ、特別な『迷宮』を造り出します」
フォンティアナが厳かに宣言する。
「レイヴンさん、そしてメラさん。あなたたち二人は制限時間内に、迷宮内に隠された無数の宝箱の中から『必要な進路を示す宝箱』を探し当ててください」
やはり、ここまで試練の舞台に立っていなかった二人が指名された。
そろそろ自分たちの出番だ、と予感していたレイヴンとメラは、即座に承知する。
「分かった。必ず、見つけ出してみせる」
「はい、レイヴンさまと同じです。絶対にやり遂げます」
力強く頷く二人の言葉に、フォンティアナは満足げに微笑み、運命の輪を天高く掲げた。
ゴォォォォォ・・・ッ!
杖の先端から、視界を白く染め上げるほどのまばゆい光が溢れ出し、辺り一帯を包み込んでいく。
その光の中で、ガトーが鼻を鳴らし、ボソリと憎まれ口を叩いた。
「フン・・・あのやかましいだけの猫の力では、突破など到底無理でしょうな」
「なんだニャ!? このクソ真面目な堅物犬っころには負けな・・・」
虹色の猫がキャンキャンと吠え返す言葉は、最後まで紡がれることはなかった。
光が弾け、次の瞬間。
レイヴン、メラ、そしてペロの三人の姿は、運命の女神フォンティアナと、残された仲間たちの前から跡形もなく消え去っていたのだった・・・。
そこは俗世の常識が一切通用しない、神秘と謎に満ちた不可思議な領域であった。
『体の強さ』、そして『心の強さ』。
二つの過酷な試練を乗り越えた黒髪緋眼の青年レイヴンと彼が率いる一行は、ついに天まで続くのではないかと思われる階段の前に辿り着く。
だが、彼らの行く手は三つに分かたれていた。
左、中央、右。均等な間隔で並ぶ三つの階段が、静かに彼らを待ち受けている。
(この分岐路、一体どういう意味があるんだ・・・?)
レイヴンがこの『知の回廊』で求めているのはただ一つ、精霊の秘宝の制作方法に関する知識だ。
もし選んだ階段を間違えれば、その知識は得られないのだろうか?
分からない。分からないことだらけだ。
(こんなことなら、『アッシュール図書館』の美人司書、カーラにもっと詳しく話を聞いておくべきだった・・・)
今更どうにもならない後悔が頭をよぎる。
「どの階段を選ぶべきか、誰か意見はあるか?」
レイヴンが仲間たちに問いかけるが、皆一様に顔を見合わせるばかりで、明確な答えを持つ者はいなかった。
そんな沈黙を破ったのは、海の民の女剣士モアナである。
「真ん中だよ!」
ズバリと断言する彼女に、レイヴンはわずかな期待を寄せた。
「どうしてだ? なにか根拠が?」
「そりゃ、真ん中を堂々と歩いた方が気持ちいいからさ」
「・・・」
相変わらずの彼女らしい感覚的な答えである。残念ながら、あまり参考にはなりそうになかった。
なかなか結論が出せない中、レイヴンの視界の端で『時限時計』が時を刻み、光の珠が一つ消える。
これで残り時間は16時間となった。第二の試練を終えてから、ちょうど1時間が経過した計算になる。
タイムリミットの折り返し地点が徐々に近づいてきていた。先を急がなければならないのだが、あてずっぽうで進めるほど甘い場所ではない。
どうしたものかと頭を悩ませていると・・・突如として、『知の回廊』全体を揺るがすような重低音の地鳴りが響き渡った。
「来るぞ・・・!」
これまでの経験から、それが新たな試練の前兆であることは明らかである。
次はどんな凶悪な魔獣か、それとも規格外の霊獣か。レイヴンたちは武器に手をかけ、一斉に身構える。
『・・・汝の、“運の強さ”を示しなさい』
その時、虚空から響いたのは、凛とした、それでいて慈愛に満ちた女性の声だった。
(運の強さ、だって・・・?)
努力や根性、あるいは剣の腕ではどうにもならない不確定要素。これまでの試練とは全く毛色の違うお題に、これまで以上の緊張感が走る。
さらに、その試練を司る者が姿を現した瞬間、場は水を打ったように静まり返るのだった。
神々しい光の奔流とともに降臨したのは、薄絹を纏った一人の絶世の美女。
彼女の麗しい瞳は目隠しによって覆われており、左手には『運命の輪』と呼ばれる巨大な輪が先端に取り付けられた杖が握られていた。
その姿を見た瞬間、レイヴン一行は息を呑み、絶句する。
「ま、・・・まさか、『運命の女神』か・・・!?」
レイヴンがようやく絞り出したように声を上げた。
生きている間に、神の姿を直接拝む人間などそういるはずがない。
目の前の存在が本物かどうかの確証など持てるはずもなかったが・・・浮遊歓楽街『バーデンカルロ』で見かけた女神像、『運命の女神フォンティアナ』その人の姿にあまりにも酷似しているのだ。
レイヴンの言葉を否定する者は誰もいない。
それどころか、砂漠の民の侍女メラの肩に乗っていた虹色の猫ペロが慌てたように飛び降り、女神の足元で平伏するように深々と頭を下げたのだ。
その絶対的な服従の姿勢を見て、全員が「本物だ」と確信する。
「フォンティアナさま・・・ご無沙汰しているニヤ」
「眷属の気配を感じていましたが、あなたでしたか。ケット・シーのペロ」
「「「え!?」」」
レイヴンを含む仲間全員が、思わず素っ頓狂な声を上げた。
メラが持つ『幸運の尻尾』というスキルから具現化した存在、それが虹色の猫ペロだと思っていた。だが、女神の口から出た言葉は『眷属』。
つまり、神族に連なる存在だというのだ。
(確かに、スキルにしては自由気まますぎるし、自律した意思を持ちすぎだとは薄々感じていたが・・・!)
戸惑うレイヴン一行に、運命の女神フォンティアナは優しく補足する。
「ペロは猫の王族であり、私の眷属です。ですが、一度スキルとして契約を交わした以上、あなた方を裏切るような真似はしませんよ。安心なさい」
聞けば聞くほどペロの格式が跳ね上がっていくが、当のペロがこれまで通りメラのスキルという立場に収まっていることだけは理解できた。
「フォンティアナさまの言う通りだニャ。ご主人さまを裏切ることは絶対にないし・・・個人的にはレイヴン、お前への興味も尽きないニャ」
ニヤリと笑うペロからの言質も得て、レイヴンはひとまず安堵の息を吐く。
あとは、『運命の女神フォンティアナ』からの試練を受けるだけだ。
ところが・・・
肝心の試練を告げるはずの女神は、『運命の輪』の杖を地面に突き刺すと、あごに手を当てて「うーん」と唸り始めた。
神さまらしからぬ、どこか人間臭く悩むポーズである。
「当初は普通の『運の強さ』の試練を与えようと考えていました・・・けれど、ペロが味方に付いているのなら悩ましいですね。彼の力があれば、すぐに突破されてしまうのは目に見えています」
さすがは『幸運の尻尾』の具現化というべきか。若干、ペロがニヤリと笑い、胸を反らせているように見えた。
しかし、実際問題、神が「与える試練がない」と判断した場合、評価はどうなるのか。そのまま突破と認めてくれるならそれに越したことはないが、世の中、そんな甘い話があるとは思えない。
「・・・そうですね。では、ペロと同格の眷属をもう一人呼びましょう。彼の力も借りて、試練を調整することにします」
「え? まさか、あいつを呼ぶのかニャ・・・」
ドヤ顔から一転、ペロの耳がペタンと伏せられ、露骨に声のトーンが下がる。
(なんだ? その呼ばれる眷属とやらとは仲が悪いのか・・・?)
すると、レイヴンの直感は、見事に的中した。
フォンティアナが実際に呼び出した眷属を見て、ペロはあからさまに嫌そうな顔をするのである。
現れたのは、深い暗緑色の体毛を持つ巨大な犬だった。巨大といっても、大型犬の比ではない。優に牛ほどのサイズがあり、放つ威圧感からも、ただの犬でないことは一目瞭然。
「彼はクー・シーのガトーです。普段は妖精の丘の番を任せていますが、今回は特別に参加してもらうことにしましょう」
「フォンティアナさまの御命令とあらば、喜んで」
ガトーと呼ばれたクー・シーは重厚な声で応え、恭しく運命の女神に一礼した。
その際、ガトーはチラリとペロに視線をやったが、特に相手をする気はないらしい。
ペロの方も、同じ眷属でありながら挨拶一つする気もないようだ。
まさに“犬猿の仲”ならぬ“犬猫の仲”といったところか。
「それでは、ガトーと私の力を合わせ、特別な『迷宮』を造り出します」
フォンティアナが厳かに宣言する。
「レイヴンさん、そしてメラさん。あなたたち二人は制限時間内に、迷宮内に隠された無数の宝箱の中から『必要な進路を示す宝箱』を探し当ててください」
やはり、ここまで試練の舞台に立っていなかった二人が指名された。
そろそろ自分たちの出番だ、と予感していたレイヴンとメラは、即座に承知する。
「分かった。必ず、見つけ出してみせる」
「はい、レイヴンさまと同じです。絶対にやり遂げます」
力強く頷く二人の言葉に、フォンティアナは満足げに微笑み、運命の輪を天高く掲げた。
ゴォォォォォ・・・ッ!
杖の先端から、視界を白く染め上げるほどのまばゆい光が溢れ出し、辺り一帯を包み込んでいく。
その光の中で、ガトーが鼻を鳴らし、ボソリと憎まれ口を叩いた。
「フン・・・あのやかましいだけの猫の力では、突破など到底無理でしょうな」
「なんだニャ!? このクソ真面目な堅物犬っころには負けな・・・」
虹色の猫がキャンキャンと吠え返す言葉は、最後まで紡がれることはなかった。
光が弾け、次の瞬間。
レイヴン、メラ、そしてペロの三人の姿は、運命の女神フォンティアナと、残された仲間たちの前から跡形もなく消え去っていたのだった・・・。
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