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パナマ強襲作戦
次の攻撃
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第三機動部隊は一足先に集合地点に到達していた。
場所はサンディエゴ沖南西750海里である。
「報告によりますとパナマ襲撃隊はあと2時間ほどで到着するようです」
これに山口は頷く。
「しかし、山本長官も欲張りですな」
参謀長の柳本がそう漏らす。
「せっかく西海岸沿岸まで進出してきたんだ。パナマだけじゃもったいないじゃないか」
山口はそうなだめる。
連合艦隊はパナマ強襲作戦でパナマ運河破壊を企図していたのは周知の事実だが、これだけでは無かった。
それが西海岸にあるカイザー造船所群である。
この造船所群は7つの造船所から構成されており、戦時標準船から護衛空母の建造を担っていた。
輸送船だけならば連合艦隊も攻撃を加えなかっただろうが、護衛空母は捨て置けない。
ハワイ沖海戦ではアメリカ海軍は不足する正規空母戦力を補うために20隻以上の護衛空母を投入し、加賀、龍鳳、瑞鳳を撃沈していたのである。
もし護衛空母が居なければこの3隻の空母は撃沈されていなかったと見て良かった。
だからこそ、連合艦隊はカイザー造船所を攻撃しようとしていたのである。
完全に破壊することは出来ないかもしれないが1年程度は操業不能に陥れることが出来る可能性が高かった。
また、造船所には建造途中の護衛空母が居るに違いなく、これも合わせて撃破してやろうという算段であった。
7つの造船所はかなり離れているが、戦力を小出しにすれば思わぬ損害を出す可能性があったためじっくり攻撃することとなっていた。
そのための燃料を補給するために第四艦隊ははるばる西海岸沖まで進出していたのである。
対して太平洋艦隊であるが、索敵に出していた潜水艦アイスフィッシュが重大な報告を入れていた。
「長官!アイスフィッシュが日本艦隊を捕捉!北上中とのことです!」
アイスフィッシュは規模を報告する前に日本海軍の対潜哨戒機に発見され音信不通であったが、最も重要な情報を報告してくれていた。
それは日本艦隊が北上中であるということである。
「北上中であるということは、西海岸が攻撃される!」
ニミッツはすぐにハルゼーに対してこの旨を伝え、サンディエゴ沖西方600海里地点に進出するように命令した。
今回は護衛空母を伴ってである。
同時に潜水艦隊に対しても周辺海域の哨戒命令が飛んだ。
いくら日本海軍の艦載機が双発機と言えども600海里を超えての攻撃は無理だろうという予想からで、これは当たっていた。
(新型機の性能に期待するしかない…)
ニミッツは沈む夕日を見ながらそう思った。
場所はサンディエゴ沖南西750海里である。
「報告によりますとパナマ襲撃隊はあと2時間ほどで到着するようです」
これに山口は頷く。
「しかし、山本長官も欲張りですな」
参謀長の柳本がそう漏らす。
「せっかく西海岸沿岸まで進出してきたんだ。パナマだけじゃもったいないじゃないか」
山口はそうなだめる。
連合艦隊はパナマ強襲作戦でパナマ運河破壊を企図していたのは周知の事実だが、これだけでは無かった。
それが西海岸にあるカイザー造船所群である。
この造船所群は7つの造船所から構成されており、戦時標準船から護衛空母の建造を担っていた。
輸送船だけならば連合艦隊も攻撃を加えなかっただろうが、護衛空母は捨て置けない。
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もし護衛空母が居なければこの3隻の空母は撃沈されていなかったと見て良かった。
だからこそ、連合艦隊はカイザー造船所を攻撃しようとしていたのである。
完全に破壊することは出来ないかもしれないが1年程度は操業不能に陥れることが出来る可能性が高かった。
また、造船所には建造途中の護衛空母が居るに違いなく、これも合わせて撃破してやろうという算段であった。
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そのための燃料を補給するために第四艦隊ははるばる西海岸沖まで進出していたのである。
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ニミッツは沈む夕日を見ながらそう思った。
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