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インド洋作戦
第一前衛機動艦隊
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インド洋作戦を行う上で、連合艦隊は艦隊編成を大幅に変更した。
それは九九式艦攻の喪失増大に起因する。
先のサンディエゴ沖海戦において日本海軍は勝利を収めたわけだが、Vt信管の影響を加わって九九式艦攻は過去最高の損耗率を記録した。
200機の損害とは言うのは馬鹿にならない。
何故なら九九式艦攻はやはり大型機であり、そんな機体で空母に着艦できる程度の技量を持つ搭乗員を練成するというのは並大抵のことでなかった。
この打開策として、第一撃目に軽快な戦闘機をもって敵機の対空砲火を減殺するという方針が立てられた。
これはサンディエゴ沖海戦において偶然取られた戦術だったが、これが上手くハマり攻撃隊の損失を局限化出来ていたのである。
だが、二式艦戦は爆装すると航続距離が400海里に縮まってしまう。
この地点まで母艦を接近させるということは、九九式艦攻の利点を殺してしまうことになる。
これらの事を勘案して連合艦隊司令部は装甲空母中心の第三機動艦隊の艦載機を”全て戦闘機”に変更したのである。
1隻の軽空母と1隻の戦艦は爆弾を搭載していないため、直掩専用になるが3隻の大型装甲空母と2隻の正規空母が戦闘機のみ搭載すれば十分に攻撃隊の露払いを行えるほどの戦闘爆撃機を出撃させることが出来る。
具体的に言うと、白鳳は78機、大鳳型は117機、魁鳳は81機、蒼鶴は108機の二式艦戦を艦載できることになる。
となると、第三機動艦隊の航空戦力は618機に膨れ上がるのである。
ただ、これだと攻撃隊が飛行する際に航法に問題が出てくるため5隻の空母に6機ずつ九九式艦攻を艦載している。
その九九式艦攻も三二型の一世代前の二一型である。
これほどの変更が加わったため、第三機動艦隊は第一前衛機動艦隊と名称が変更されることになった。
「通常の機動艦隊の前衛を務めるということですか…。なら、インド洋作戦で我が艦隊だけを出撃させるのは合理的ではないのではないでしょうか?」
山口は横須賀の連合艦隊司令部で山本のそう聞いた。
「あぁ、だから新たな第三機動艦隊と共にインド洋に出撃してもらう」
「新たな…ですか?」
そこで山口はピンときた。
「なるほど…雲龍型空母6隻で新しい機動艦隊を編成するということですか」
これに山本は頷いた。
「そして、長官は誰なのですか?」
この問いに山本はニヤリとして答える。
「君の同期の大西だ…奴をそろそろ海に出してやろうと思ってな」
山口は驚きつつも嬉しそうに頷いた。
それは九九式艦攻の喪失増大に起因する。
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何故なら九九式艦攻はやはり大型機であり、そんな機体で空母に着艦できる程度の技量を持つ搭乗員を練成するというのは並大抵のことでなかった。
この打開策として、第一撃目に軽快な戦闘機をもって敵機の対空砲火を減殺するという方針が立てられた。
これはサンディエゴ沖海戦において偶然取られた戦術だったが、これが上手くハマり攻撃隊の損失を局限化出来ていたのである。
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この地点まで母艦を接近させるということは、九九式艦攻の利点を殺してしまうことになる。
これらの事を勘案して連合艦隊司令部は装甲空母中心の第三機動艦隊の艦載機を”全て戦闘機”に変更したのである。
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