九九式双発艦上攻撃機

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インド洋作戦

攻撃隊発艦

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「敵の空母艦隊が出てきたか…」
山口は少し嫌な顔をする。
第三機動艦隊との連携を解いた直後に敵空母艦隊を発見するとは考えていたなかったからだ。
すでに第三機動艦隊には敵艦隊出現を通報しており、全速で向かってきてはいる者の距離は500海里以上離れており、難しいものがあった。
「おそらく、敵はイギリスの装甲空母でしょう。アメリカ海軍がインド洋まで出張ってくるとは考えられません」
柳本の言う通りだった。
確かに、イギリス海軍はハワイにまで空母を出してきた。
だが、これは本土の安全が確約出来ていたからである。
現在のアメリカ海軍は先のサンディエゴ沖海戦にて主力艦隊が壊滅し、ハワイに停泊している第一、第二機動艦隊への備えとして大部分をサンディエゴに配備しておかなくてはならなかった。
そのため、インド洋にはイギリス艦隊しかいないはずであった。
だが、それはそれで悩みどころである。
「はたして250㎏爆弾が装甲空母に有効打を叩き出せるのだろうか」
これが懸念点であった。
装甲空母に対して250㎏爆弾はほとんど意味をなさない。
だが第一直掩機動艦隊は250㎏爆弾しか搭載していない。
敵空母を仕留めるには第三機動艦隊の到着を待つしかなかった。
「となると、我々は敵上空の制空権確保と対空火器の減殺が任務となるな」
これに柳本も頷き、すぐに攻撃隊が編成されていく。


敵艦隊との距離は概ね400海里から500海里だと考えられている。
現在、2段索敵機である5機の九九式艦攻を発見された海域に差しむけており、その報告をもって攻撃隊を出撃させることとしていた。
そして、第一報から40分が経った時、ついに敵艦隊を発見した。
「敵空母は3隻かつ我が艦隊より400海里西方に位置しております。これだと、爆装した二式艦戦だと航続距離がギリギリになってしまいます」
これに山口も頷く。
「第一波は純粋な戦闘機隊だけとし、第二波に爆撃隊を集中させる!」
すぐに各空母へその旨が伝達され、まずは270機の制空隊を出撃させることとした。
そして第二波に216機の戦闘爆撃隊と54機の制空隊を編成した。
残る艦戦は万が一の為に防空戦闘機として母艦に残ることとなった。
こうして攻撃隊は出撃していった。
まずは先導役の九九式艦攻が飛び立ち、その後の二式艦戦が続く。
制空隊だけの出撃だったのでものの20分で全機が舞い上がり、続いて第二波の発進が行われる。
こうして合計45分で552機の機体を出撃させたのである。
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