皇国の栄光

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ペルシア湾の日章とルーズベルトの艦隊

1943年4月。
インドを攻略した安藤麾下50万の兵力はそのまま中東に流れ込んでいた。
既にイランは開放しており、すでにシナイ半島まで食い込んでいた。
だがここで補給線が伸び切り、戦線が停滞。
安藤は無理な突撃はせずに鉄道の敷設に専念させていた。
そして安藤はある男を中東に呼んでいた。


「やはり、ここは日本とは勝手が違いますね。まさか豚肉がないとは。」
「全くですね。それで、イランの石油はどうでしょうか?出光社長。」
「どうやらペルシア湾岸に固まっているようなので相場と同じ代金をしはらって、すでに本土に送っています。」
「そうですか。それは良かった。」
「また、先日成立したイラン共和国のモハンマド・モサッデク首相と話して参りました。彼らは石油の国有化を望んでいるようです。」
「分かっています。そちらの件は私だけでは決めかねるので本国に問い合わせています。」
「分かりました。では今日はここで失礼。」
そういって出光は出ていく。
「さて、石油の安定的な確保には成功した。あとは海軍がどこまでやってくれるかだな。」
安藤は特務機関からの報告を見ながら言った。
「これが、この戦争の天王山だろう。」


1943年、4月21日。
ホワイトハウスではルーズベルトが作戦計画書を見ていた。
「なるほど。ハワイに20万の陸軍がハワイに攻撃し、それにつられた日本海軍を殲滅するということか。」
「はい。これ以上、敗北を重ねれば国民に厭戦感情が蔓延しかねないということからこの作戦に決まりました。」
横にいたトルーマンが補足する。
「空母13隻、護衛空母34隻、新型戦艦6隻、戦艦8隻、重巡30隻を主力とする300隻を超える大艦隊。これであの海軍にも勝てるだろう。」
「はい。またマンハッタン計画も順調に進んでおり、45年には新型爆弾が製造できます。」
「まあ、太平洋はいいとしてヨーロッパはどうなっている?」
「すでにドイツは初期の勢いを失っており、心配はいらないかと。」
「そうか。ならいい。」
ルーズベルトはそう言いながらもどこか不安を抱いていた。
その時だった。
「大統領!大変です。」
「どうした?」
「自由の女神が…破壊されました。」


板倉率いる潜水艦隊は南米を回って東海岸に到着した。
「我々は政治的な攻撃がおおいな。」
板倉はそうつぶやく。
攻撃隊には自由の女神の徹底破壊を命じた。


藤田は難なく女神まで到達した。
そして爆撃を開始した。
自由の女神は2発までは耐えた。
だが3発目が命中すると爆発四散した。
ニューヨーク市民は恐慌状態に陥り、パニックで死者が出るほどだった。
国民の厭戦感情はますます進行し、海軍は不十分な状態で出撃するしか無かった。
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