帝国夜襲艦隊

ypaaaaaaa

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発見

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「敵艦隊が出撃したようです。」
源田が山本に報告したのは2時間ほど前の物だった。
「戦艦10隻、空母4隻の艦隊か。東海岸の艦隊もかき集めてきたか。」
山本は少し心配になる。
「いくら航空隊が強力といえど、肉薄してきた戦艦に対しては我が艦隊は脆弱だ。どうしたものか…。」
「それなら問題ありません。」
山本が驚いているのを余所に源田は続ける。
「古賀大将が第1戦隊を引き連れて現在、ここミッドウェー島に急行しています。第1戦隊は加賀と土佐によって編成されていますので、ミッドウェーに配属される戦艦は金剛型4隻も含めると6隻となります。航空隊が仕留めそこなった戦艦を撃破するにはこれくらいで十分でしょう。」
そこまで言いきった源田に山本はこの上ない安心感を感じた。
「全艦に臨戦態勢を指示せよ。第1戦隊と合流を果たしたと同時に出撃する。」
そして6月3日には古賀艦隊が合流し、その日のうちに出撃した。


6月4日午前3時23分。
まだ日も昇らないうちに山本は各空母から3機ずつ、計24機の零式艦攻を索敵に回した。
「あと数十分で発見できるだろう。」
誰もがそう思っていた。
その時だった。
「…!電探に反応!敵機です!」
「なんだと!?」
山本は驚愕する。
「2機編隊なので偵察隊でしょうが、このままでは30分後に接敵します!」
山本を差し置いて源田が命令した。
「大鷹と祥鷹に合計10機の1式局戦の出撃を命じろ!」
その5分後にその2隻の空母からカタパルトを使用して10機の1式局戦が発艦した。


「機長、ここに敵艦隊はいないんじゃないんですか?」
後部機銃の席についていた少尉がそう言うと機長は首を横に振る。
「他の索敵隊が発見できたという報告はない。それにF4F戦闘機も護衛に就いてくれている中、推測だけで動くというのはF4Fのパイロットに失礼だ。」
その刹那、件のF4F戦闘機がぼろぼろになって落ちていく。
「敵機!」
機長は即座にこれが単発機であり、空母から発進したものだと断定した。
「中尉!敵空母からの航空攻撃を受けたと母艦に電文を打て!」
彼が操るドーントレスは少しでも敵艦隊に近づこうとする。
だが1式局戦10機の集中砲火には抗えなかった。
「脱出!」
そう言って2人は機外に出てパラシュートを開いた。
「ここからが大変だ。」
「ですね。」
彼らは数分の間空を漂って着水する。
周りには何もない。
ただ海が広がるだけ。
いや、彼らの前方になにか黒いものが見えた。
「俺たちは一番敵艦隊に近かったみたいだな。」
その後、彼らは第1航空艦隊に救助された。
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