帝国夜襲艦隊

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シチリア上陸作戦

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1943年5月13日。
最後まで抵抗を続けていたドイツ軍がチェニジアで降伏したことにより北アフリカでの戦いは終幕した。
これを受け、連合軍はイタリアのシチリアに対する上陸作戦を立案。
その準備としてチェニジアとシチリア島の中間に位置するパンテッレリア島に攻撃を行った。


「砲撃開始!」
小沢の号令の下、長門型2隻が砲撃を開始する。
上空からは連合軍の重爆撃機による絨毯爆撃が行われている。
今回は昼間ということもあり、小沢は損害を覚悟したがそもそも現在のイタリアに反撃する力は残っていなかった。
この日から2週間でパンテッレリア島に降り注いだ爆弾は2万トンを超え、6月9日に現地守備隊は降伏した。


「これはまた、凄まじいな。」
小沢は徹底的に破壊されたパンテッレリア島を見ていた。
いたる所から黒煙が噴き出し地形は2週間前見た時からかなり変わってしまっていた。
「連合国の物量、まさに恐るべしですね。これがもし我が国に向いてていたらと思うと身の毛がよだちます。」
草鹿の言葉に小沢も頷いた。


7月3日。
満を持して連合軍によるシチリア島上陸作戦、通称ハスキー作戦が決行された。
事前にイギリスの諜報機関が欺瞞工作を行い、枢軸国側に連合軍の狙いはギリシャであると誤認させることに成功していた。
その甲斐あってシチリア島防衛に就いていた枢軸軍は20万人程度だった。
20万人でも多いのだ火力が桁違いだった。


第1遣欧艦隊はイギリス地中海艦隊と合同でシチリア島に準備砲撃を開始。
換装された長門型の50口径41㎝砲とキング・ジョージ5世級戦艦の45口径36㎝砲がシチリア島の防御陣地におよそ500発叩き込んだ。
この後、アメリカ軍とイギリス軍を主力とする上陸部隊が陸に乗り上げメッシーナに進撃を開始した。


イタリア方面を任されていたのはアルベルト・ケッセルリンク元帥だった。
「戦えそうか?」
ハンス=ヴァレンティーン・フーベ上級大将は何の偽りもなく答えた。
「このままではいたずらに兵士を死なすだけです。ここはシチリア島を放棄してでもイタリア本島の防衛に専念すべきです。」
ケッセルリンクも分かっていた。
連合軍の攻撃が始まればどうしようもないことを。
シチリア島にはファシスト党と対立するギャングがいる。
彼らが連合軍に情報を提供すれば、我々は圧倒的火力で押しつぶされるのを待つだけになる。
「全軍に通達、わが軍は遅滞戦術を行いつつイタリア本島に撤退する。
そして8月4日は枢軸軍がシチリア島から撤退し、シチリア島上陸作戦は成功した。
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