連合航空艦隊

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支那事変

防空巡洋艦

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②計画で改装がなされていた扶桑型戦艦2隻は1937年2月までに空母へと生まれ変わっていた。


扶桑型空母
排水量:28000トン
全長:220m
全幅:33.1m
兵装:12.7㎝連装高角砲10基、37㎜FLAK36連装機関砲8基、20㎜FLAK 30三連装機銃24基、同単装機銃12基
格納庫:2段
艦載機数:87機
最高速力:30ノット
航続距離:16ノットで8000海里
エレベーター:3基(内、1基は舷側)


古鷹・青葉型軽空母同様に斜め式飛行甲板を備え、また背負い式に連装高角砲を装備し、艦載機数も赤城や加賀などと遜色なかった。
そして特筆すべき点は対空火器である。
対空火器にはドイツから提供された37㎜機関砲並びに20㎜機銃を装備。
これらは順次国産化される予定だったが、当座の間に合わせのためにドイツから輸入されたものを使った。
これら重要な軍事兵器を輸出することはドイツにとってそれ相応のリスクを背負うものだったが、彼らにも当然利益があった。
それは、35.6㎝砲をほぼタダ同然で手に入れられることである。
これも山本がヒトラーの心をつかんだことが影響しているが、それを抜きにしても35.6㎝砲を手に入れられることは魅力的だった。
現に、現在ドイツが建造中の戦艦は当初2隻の予定で備砲も28.3㎝三連装砲だったのに対して、現実は3隻の建造に備砲も35.6㎝連装砲と大型化していた。


扶桑型の空母への改装が完了したちょうど同じ頃、新造防空巡洋艦である阿賀野型一番艦の阿賀野が呉にて竣工していた。


阿賀野型防空巡洋艦
排水量:7100トン
全長:174m
全幅:15.2m
兵装:12.7㎝連装両用砲6基、37㎜連装機関砲8基、20㎜三連装機銃16基
艦載機:水上機2機
最高速力:35ノット
航続距離:16ノットで8000海里


阿賀野型は魚雷などの兵装を一切持たない代わりに防空駆逐艦にも装備されている12.7㎝連装両用砲を6基装備しまた他にも対空機関砲並びに対空機銃を装備している。
まさに防空戦隊の旗艦にふさわしい艦影となっていた。


阿賀野型4隻がそろい踏みとなるのは1937年の6月頃であるが、その前に5500トンの球磨型軽巡洋艦を改装した球磨型防空巡洋艦がそろい踏みとなっていた。


球磨型防空巡洋艦
排水量:5500トン
全長:162m
全幅:14.1m
兵装:12.7㎝連装両用砲5基、37㎜連装機関砲6基、20㎜三連装機銃12基
搭載機:水上機2機
最高速力:33ノット
航続距離:16ノットで7200海里


阿賀野型よりは少し見劣りする性能ではあるものの、十分防空戦隊の旗艦を務めることが出来る防空巡洋艦だった。



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