連合航空艦隊

ypaaaaaaa

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南方作戦

パレンバン降下

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第一段作戦はまだ続いている。
マレー半島、フィリピンを攻略した日本軍の次の目標はカリマンタン島、ジャワ島、スマトラ島である。
本格的に蘭印に踏み込むことになる。
だが、既に南方資源地帯周辺の制海権並びに制空権は日本軍が握っていた。
なにせ空母が26隻居るのである。
アメリカ、イギリス、オランダ、オーストラリアの艦隊は合同することも出来ず、各個殲滅されていった。
また、制空権についても同様である。
各諸島に配備されていた各種航空機は1500機の空母艦載機によって嬲り殺された。
こうして圧倒的優位な状況から日本軍は南方資源地帯への攻勢に打って出たのである。


最初に攻撃されたのはパレンバンであった。
パレンバンには油田がある。
資源が乏しい日本にとって、パレンバンの油田施設はそのまま鹵獲したかった。
そこで、時間のかかる陸上侵攻ではなく、蒋介石を捕縛した実績がある横須賀第一特別陸戦隊による空挺降下を行うことにした。
前述したとおり、すでに制空権は日本の物となっている。
そのため空挺降下はかなり気楽に行えたのだ。


約1000名を乗せた九九式輸送機33機の編隊は陸軍の九九式襲撃機12機に伴われ、シンガポールからパレンバンに到達しつつあった。
ちなみに、九九式襲撃機はこの作戦では爆弾を装備せず、増槽を付け重戦闘機的な運用がなされている。
パレンバン上空に達した編隊は遂に降下を開始する。
純白の落下傘が続々と開いていく様子は上空からはかなり映えて見えた。
だが地上から見ると、それは悪魔の降臨と同意義である。
パレンバンにはおよそ100名の守備隊しかいない。
降下に成功した陸戦隊員はパレンバンの油田施設に進撃を開始する。
これを防ごうと守備隊も奮戦したが、陸戦隊員は短機関銃を装備しており火力がまるで違った。
また、九九式襲撃機も航空支援を開始し次々と防衛陣地を粉砕していった。
そして陸戦隊はパレンバンの占領に成功したのである。
これ以降、スマトラ島の戦いは日本軍の圧倒的優勢な中で進んでいくことになる・


パレンバンの確保に成功したのと同じ頃。
ジャワ島のスラバヤに今村均中将率いる第十六軍が上陸。
彼の軍は自転車と戦車を組み合わせた東南アジアならではの電撃戦を見せ凄まじい速度で進撃。
第十四軍ほどの進撃速度ではなかったが、それでも傍から見ると快進撃に違いなかった。
4月に入るとジャカルタを占領。
これにより蘭印の確保は確定的な物となり、また同時期にカリマンタン島の制圧も完了。
日本軍は開戦5カ月で南方資源地帯の確保に成功したのだった。
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