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インド洋作戦
東洋艦隊出撃
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結局、東洋艦隊は以下の陣容となった。
東洋艦隊
司令長官:ジェフリー・レイトン大将
参謀長:チャールズ・エヴァンス少将
旗艦:ラミリーズ
戦艦:ラミリーズ、ロイヤル・サブリン、レゾリューション
空母:ハーミーズ、インドミタブル
重巡:コンウォール、エクセター
以下補助艦22隻
現在、イギリス本国ではドイツ海軍と死闘を演じていた。
北海海戦後、ドイツ海軍は徹底的にイギリスの通商路を破壊。
これに対して、イギリスは有効な手段をうつことが出来なかった。
だが、ドイツ空軍がイギリス上空でイギリス空軍に大敗北を喫したことで徐々に風向きが変わってくる。
本土の生産力が回復し始めたイギリスはすぐに空母機動部隊を編成。
と言ってもその艦載機は全てシーファイアであった。
火力は戦艦、重巡頼みである。
イギリス海軍は再び北海で敵艦隊を待ち伏せ、1941年4月についに巡洋戦艦グナイゼナウの撃沈に成功。
また、同月には重巡ザイドリッツも撃沈し1個襲撃艦隊をついに撃滅した。
これを聞いたヒトラーやレーダーは”これ以上の艦隊戦力喪失は看過できない!”として個別襲撃を諦め現在建造中の3隻の軽空母の竣工を待って、いつかは”海上決戦”を行おうと考えていたのだ。
このような背景があり、東洋艦隊は日本艦隊と比べてやはり貧相であった。
それでも、戦わねばならない。
こうして東洋艦隊は1942年6月1日にアッドゥ環礁を出撃した。
イギリス東洋艦隊が出撃したことはすぐに展開していた呂二二一に発見され、第二、第三両航空艦隊の知る所となった。
(少し戦力過剰ではないか…?)
第三航空艦隊司令長官の小沢は知らされた敵戦力を思い浮かべながら考えた。
日本側の艦隊戦力は空母20隻に航空巡洋艦4隻。
対して敵の戦力は戦艦3隻に空母2隻、そして重巡1隻。
なぶり殺しも良いところであった。
だが、これを”実戦さながらの訓練”と考えると話は変わってくる。
第三航空艦隊は比較的新米搭乗員が多く、熟練の搭乗員でも実戦を経験している者は少なかった。
真珠湾総攻撃ではある程度の実戦を積めたが、あれは第一航空艦隊や深山爆撃隊のおぜん立ての結果であって、第三航空艦隊単独の物ではない。
それに動く海上目標への攻撃はレキシントン以外へは行っていない。
(ここで経験を積ませておけば、海戦の本当の熾烈さを伝えることが出来、また練度の高い搭乗員が増えることは後々の新米育成が楽になるかもしれない)
小沢は山本の真意が見えたような気がした。
東洋艦隊
司令長官:ジェフリー・レイトン大将
参謀長:チャールズ・エヴァンス少将
旗艦:ラミリーズ
戦艦:ラミリーズ、ロイヤル・サブリン、レゾリューション
空母:ハーミーズ、インドミタブル
重巡:コンウォール、エクセター
以下補助艦22隻
現在、イギリス本国ではドイツ海軍と死闘を演じていた。
北海海戦後、ドイツ海軍は徹底的にイギリスの通商路を破壊。
これに対して、イギリスは有効な手段をうつことが出来なかった。
だが、ドイツ空軍がイギリス上空でイギリス空軍に大敗北を喫したことで徐々に風向きが変わってくる。
本土の生産力が回復し始めたイギリスはすぐに空母機動部隊を編成。
と言ってもその艦載機は全てシーファイアであった。
火力は戦艦、重巡頼みである。
イギリス海軍は再び北海で敵艦隊を待ち伏せ、1941年4月についに巡洋戦艦グナイゼナウの撃沈に成功。
また、同月には重巡ザイドリッツも撃沈し1個襲撃艦隊をついに撃滅した。
これを聞いたヒトラーやレーダーは”これ以上の艦隊戦力喪失は看過できない!”として個別襲撃を諦め現在建造中の3隻の軽空母の竣工を待って、いつかは”海上決戦”を行おうと考えていたのだ。
このような背景があり、東洋艦隊は日本艦隊と比べてやはり貧相であった。
それでも、戦わねばならない。
こうして東洋艦隊は1942年6月1日にアッドゥ環礁を出撃した。
イギリス東洋艦隊が出撃したことはすぐに展開していた呂二二一に発見され、第二、第三両航空艦隊の知る所となった。
(少し戦力過剰ではないか…?)
第三航空艦隊司令長官の小沢は知らされた敵戦力を思い浮かべながら考えた。
日本側の艦隊戦力は空母20隻に航空巡洋艦4隻。
対して敵の戦力は戦艦3隻に空母2隻、そして重巡1隻。
なぶり殺しも良いところであった。
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それに動く海上目標への攻撃はレキシントン以外へは行っていない。
(ここで経験を積ませておけば、海戦の本当の熾烈さを伝えることが出来、また練度の高い搭乗員が増えることは後々の新米育成が楽になるかもしれない)
小沢は山本の真意が見えたような気がした。
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