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”明治の頭”からの脱却
新軍備計画
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井上は上海事変で航空隊の名声が高まったのを見逃さなかった。
12月17日には井上は新軍備計画を山本に提出。
それはシーレーン防衛を主軸とした艦隊の形成だった。
その具体的な内容は護衛艦艇と陸攻隊の拡充だった。
その柱でもある駆潜艇は
基準排水量:130トン程度
全長:23.9m
全幅:5m
兵装:50口径37㎜連装機関砲2基、爆雷28発。
最高速力:20ノット
航続距離:15ノットで1000海里
骨組みのみ鉄骨を使用し、他の箇所は木造。
という物であり、これを1000隻建造することを目標としていた。
37㎜については鹵獲品と先行試作型で初期のものを補い、その後からは量産が開始されたものを当てることと定められていた。
「大方はこれでいい。」
山本は呼び出した井上に伝える。
「だが、翔鶴型の代わりに建造するというこの空母はどのようなものなのか聞いておきたくてな。」
新軍備計画で建造が予定される護衛艦艇は駆潜艇の他に”鷹型空母”という物があった。
鷹型空母
基準排水量:18000トン
全長:211m
全幅:29m
兵装:40口径12.7cm連装高角砲6基、50口径37㎜連装機関砲6門、25㎜3連装機銃8基
艦載機数:60機程度
最高速力:26ノット
航続距離:18ノットで8000海里
一番艦の名前が決まっていないため現在は”鷹型空母”と呼ばれており、航続距離や最高速を犠牲としつつも艦載機数や対空兵装の充実を図り、量産性の面から船体は軍艦というよりは貨物船に近いものとなっていた。
「この鷹型空母は簡単に言うとシーレーン防衛から艦隊行動と幅広い任務に従事できるなんでも屋です。」
井上は山本が食い気味に耳を傾けていることを確認してから続ける。
「翔鶴型は艦隊行動をとる空母としては鷹型空母より優秀でしょう。けれでも汎用性に欠ける。すると艦隊行動以外の任務には新たな艦が必要になります。それは無駄以外の何物でもない。ならば多少性能は劣ったとしても汎用性の高い空母を量産した方が理に適っていると考えました。」
山本は話が聞き終わるとこれに大きくうなずいた。
「確かに君の言うとおりだ。設計図はあるかね?」
「はい、もちろん。」
持っていた設計図を山本に手渡す。
「これなら翔鶴型を2隻建造する資金で5隻建造できる。」
山本はにやりと笑った。
11月4日には5隻の空母の同時建造が開始。
40年中の竣工を目指した。
また翌年には6隻を起工させる予定だった。
建造には1号艦建造でも使用されているブロック工法が用いられた
12月17日には井上は新軍備計画を山本に提出。
それはシーレーン防衛を主軸とした艦隊の形成だった。
その具体的な内容は護衛艦艇と陸攻隊の拡充だった。
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基準排水量:130トン程度
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兵装:50口径37㎜連装機関砲2基、爆雷28発。
最高速力:20ノット
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骨組みのみ鉄骨を使用し、他の箇所は木造。
という物であり、これを1000隻建造することを目標としていた。
37㎜については鹵獲品と先行試作型で初期のものを補い、その後からは量産が開始されたものを当てることと定められていた。
「大方はこれでいい。」
山本は呼び出した井上に伝える。
「だが、翔鶴型の代わりに建造するというこの空母はどのようなものなのか聞いておきたくてな。」
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鷹型空母
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最高速力:26ノット
航続距離:18ノットで8000海里
一番艦の名前が決まっていないため現在は”鷹型空母”と呼ばれており、航続距離や最高速を犠牲としつつも艦載機数や対空兵装の充実を図り、量産性の面から船体は軍艦というよりは貨物船に近いものとなっていた。
「この鷹型空母は簡単に言うとシーレーン防衛から艦隊行動と幅広い任務に従事できるなんでも屋です。」
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「翔鶴型は艦隊行動をとる空母としては鷹型空母より優秀でしょう。けれでも汎用性に欠ける。すると艦隊行動以外の任務には新たな艦が必要になります。それは無駄以外の何物でもない。ならば多少性能は劣ったとしても汎用性の高い空母を量産した方が理に適っていると考えました。」
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「はい、もちろん。」
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