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戦線膠着
バクー陥落
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太平洋で平和な時が流れる一方、ヨーロッパでは凄惨な戦いが続いていた。
中東一帯を制圧したドイ軍はトルコに対ソ戦への参戦を要請。
すでに東西と南を枢軸国に囲まれたトルコにこれを拒絶することは出来なかった。
トルコ軍とドイツアフリカ軍団から改名されたコーカサス軍団は北上を開始した。
スターリングラードでドイツ軍と死闘を繰り広げている赤軍にとって、突如発生したコーカサス戦線に回す兵力は無くスターリンの生地でもあり、母ケテワンの墓地があったグルジアは早々に陥落し、ロンメルの指揮のもとバクーも犠牲を出しながらではあったが攻略に成功した。
このバクーの喪失はソ連を世界有数の産油国から転落させる一方、枢軸国の弱点でもあった石油資源を不足を補う結果となった。
幸いスターリングラードでは勝利を収めたもののスターリングラードを攻撃していたドイツ軍はバクー油田が陥落した際に撤退しておりドイツ軍にとってスターリングラードでの敗北はまだ許容範囲だった。
このソ連の敗北は他の同盟国にとって焦燥感をあおることになった。
バクー油田の喪失でソ連の弱体化は免れずこのままではソ連がドイツと単独講和を行う可能性が高くなっていた。
そしてもし、東部戦線が終結した場合にはドイツは大西洋へ兵力を集中させるのは明らかである。
そうなればヨーロッパでの反抗作戦は困難を極めることになる。
これを避けるために連合国軍は反撃作戦を立案した。
「正気か?」
アメリカヨーロッパ派遣軍司令官のアイゼンハワー大将は作戦計画の見て思わず言ってしまう。
作戦の大まかな骨子はノルマンディーへの上陸作戦だった。
この作戦への兵力は総勢30万ほどだった。
またアメリカ軍は戦闘経験が著しく乏しく、いくら沿岸防衛部隊だと言っても4年も戦い続けているドイツ軍に敵わないのは自明だった。
だが軍上層部は作戦を強行させている。
「ともかく一度大統領に作戦延期を進言しよう。」
アイゼンハワーは電報を打たせた。
アイゼンハワーの進言はルーズベルトに一蹴された。
作戦延期はソ連の弱体化を誘発し今以上にヨーロッパへの上陸が難しくなる。
チャーチルも同じ意見だった。
これにより作戦計画は一切の変更なく準備されていく。
アイゼンハワーは自身の無力さを痛感しながらも作戦を成功に導くために参謀らとともにドイツ軍の情報をかき集めていた。
1943年4月上旬には作戦名が大君主作戦とされ、実行日は6月6日と決定された。
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すでに東西と南を枢軸国に囲まれたトルコにこれを拒絶することは出来なかった。
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このバクーの喪失はソ連を世界有数の産油国から転落させる一方、枢軸国の弱点でもあった石油資源を不足を補う結果となった。
幸いスターリングラードでは勝利を収めたもののスターリングラードを攻撃していたドイツ軍はバクー油田が陥落した際に撤退しておりドイツ軍にとってスターリングラードでの敗北はまだ許容範囲だった。
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そしてもし、東部戦線が終結した場合にはドイツは大西洋へ兵力を集中させるのは明らかである。
そうなればヨーロッパでの反抗作戦は困難を極めることになる。
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