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八八艦隊計画
忍耐の時
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超弩級戦艦の保有を見送った日本海軍は列強が次々と強力な戦艦を就役させていく様をただ指を咥えて見ているだけではなかった。
確かに戦艦は造船技官の帰国を待たねばならないが、戦艦の建造以外の事、つまりは主砲なり測距儀なりは国内でも開発が出来た。
「建造する戦艦には是非とも16インチ砲を搭載したい」
これが東郷が平賀に言った言葉であり、日本海軍の総意だった。
海軍は今、血眼になって16インチ砲の開発を急いでいる。
また、これと連動して建造されるであろう戦艦の大まかな諸元も提示されてきていた。
本当に大まかであるが、主砲門数は9門ないし10門とされた。
海軍首脳部や艦政本部などは1門でも砲が多い10門としようとしていた。
しかしながら、これも平賀が待ったをかけた。
「10門と言いますと連装砲5基ないし連装砲2基、三連装砲3基となります。それでは守るべき箇所が広がってしまい、予算の圧迫や防御力の低下につながります。ですので、ここは三連装砲3基9門とするべきでしょう」
これに東郷も同意の意を示した。
「確かに5基ないし4基の砲塔があれば砲塔が被弾する可能性が高くなるな。それがもし誘爆したらその戦艦はお陀仏だ」
こうして新型戦艦の主砲門数は三連装砲3基9門となった。
かくして日本海軍は新型戦艦建造への下地を着々と醸成していった。
海軍予算もここは”忍耐の時”としてかなり低く抑え、来るべき大建艦計画に備えていた。
この計画は俗に八艦隊計画と言われた。
これは新造戦艦を8隻建造するためである。
その戦艦の諸元も1913年には英国から帰還した造船技官の助力もありほぼ完成していた。
八艦隊計画戦艦
排水量:4万5000トン
全長:255m
全幅:34m
速力:26ノットないし28ノット
武装:45口径41㎝三連装砲3基(将来的に50口径41㎝砲への換装も考慮)、50口径12.7㎝連装砲8基(甲板上に設置)、50口径8㎝高角砲
最大装甲:舷側380㎜、甲板210㎜
航続距離:17ノットで8600海里
国力の不利を悟っていた艦政本部は艦全体を鋼板で覆うことを完全に諦め、艦橋や主砲塔、そして機関室周辺に分厚い装甲を張ることにした。
このおかげで予算圧迫が和らぎ、また継戦能力も向上されると考えられた。
また主砲に関しては現在は45口径41㎝砲が限界だが技術が進んだ際にすぐに換装できるようにある程度余裕が持たされていた。
これは50口径12.7㎝連装砲塔にも言えることで、艦政本部と平賀はこの戦艦を”30年は戦える”戦艦として建造しようとしていた。
確かに戦艦は造船技官の帰国を待たねばならないが、戦艦の建造以外の事、つまりは主砲なり測距儀なりは国内でも開発が出来た。
「建造する戦艦には是非とも16インチ砲を搭載したい」
これが東郷が平賀に言った言葉であり、日本海軍の総意だった。
海軍は今、血眼になって16インチ砲の開発を急いでいる。
また、これと連動して建造されるであろう戦艦の大まかな諸元も提示されてきていた。
本当に大まかであるが、主砲門数は9門ないし10門とされた。
海軍首脳部や艦政本部などは1門でも砲が多い10門としようとしていた。
しかしながら、これも平賀が待ったをかけた。
「10門と言いますと連装砲5基ないし連装砲2基、三連装砲3基となります。それでは守るべき箇所が広がってしまい、予算の圧迫や防御力の低下につながります。ですので、ここは三連装砲3基9門とするべきでしょう」
これに東郷も同意の意を示した。
「確かに5基ないし4基の砲塔があれば砲塔が被弾する可能性が高くなるな。それがもし誘爆したらその戦艦はお陀仏だ」
こうして新型戦艦の主砲門数は三連装砲3基9門となった。
かくして日本海軍は新型戦艦建造への下地を着々と醸成していった。
海軍予算もここは”忍耐の時”としてかなり低く抑え、来るべき大建艦計画に備えていた。
この計画は俗に八艦隊計画と言われた。
これは新造戦艦を8隻建造するためである。
その戦艦の諸元も1913年には英国から帰還した造船技官の助力もありほぼ完成していた。
八艦隊計画戦艦
排水量:4万5000トン
全長:255m
全幅:34m
速力:26ノットないし28ノット
武装:45口径41㎝三連装砲3基(将来的に50口径41㎝砲への換装も考慮)、50口径12.7㎝連装砲8基(甲板上に設置)、50口径8㎝高角砲
最大装甲:舷側380㎜、甲板210㎜
航続距離:17ノットで8600海里
国力の不利を悟っていた艦政本部は艦全体を鋼板で覆うことを完全に諦め、艦橋や主砲塔、そして機関室周辺に分厚い装甲を張ることにした。
このおかげで予算圧迫が和らぎ、また継戦能力も向上されると考えられた。
また主砲に関しては現在は45口径41㎝砲が限界だが技術が進んだ際にすぐに換装できるようにある程度余裕が持たされていた。
これは50口径12.7㎝連装砲塔にも言えることで、艦政本部と平賀はこの戦艦を”30年は戦える”戦艦として建造しようとしていた。
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