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三一六計画
第五航空戦隊
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②計画が完了した日本海軍であったが、特別に建造されることになった艦もある。
それは大鷹型空母の二番艦と三番艦である。
「大鷹は十分艦隊型空母として通用する。となると同型の艦艇によって航空戦隊を編成した方が柔軟な対応がしやすい」
軍令部はこう判断したわけだが、これからは空母の大増産が始める。
となると、必然的に航空戦隊の指揮官であったり参謀長などが必要になるが、日本海軍はこの航空戦隊の司令を務められる人材が決定的に不足していた。
これに頭を痛めた軍令部は思い切って航空戦隊の編成を変更することとした。
言ってしまえば航空戦隊あたりの空母を増やすのだが、この加減が難しかった。
4隻では少し動きが緩慢になりすぎるし、2隻では今までと変わらない。
こうしたことから軍令部は航空戦隊の編成を空母2隻から空母3隻に変更した。
となると、航空戦隊を編成するにあたり大鷹空母は1隻だけであるため、不足している2隻を建造する必要がある。
これは翔鶴型空母にも言えることだったが、翔鶴型空母はいくら平賀式設計によって安く抑えられているからと言っても、②計画で重巡洋艦を8隻建造した日本海軍にとっては苦しいところがあったのである。
2隻の大鷹型空母は長女の大鷹と違い、最初から空母として建造される。
また、”どれだけの短期間で空母を建造できるのか”という艦政本部の思惑もあり、建造はみるみる内に進んでいった。
元々が球磨型軽巡洋艦の船体と言うこともあり、進水まではわずか6カ月で終わった。
戦艦や重巡洋艦などはここからの艤装も時間が掛かるのだが、空母はそのようなことはなく、両艦は1937年12月22日と年が明けた1938年の1月2日に竣工した。
8カ月の工期であった。
二番艦は雲鷹、三番艦沖鷹と命名され第五航空戦隊を編成。
司令官は鮫島具重少将である。
「発艦用意!」
第五航空戦隊は編成されてからすぐに訓練に乗り出した。
現在も3隻の母艦から航空隊が出撃しようとしている。
艦載機は全て九七式単座爆撃機である。
「やはり天下の一航戦にはまだまだ及ばんな」
発艦して編隊を組み始めている航空隊を前に鮫島は呟いた。
それを聞いた参謀長も浅く頷く。
「一航戦は歴史が長い分、熟練の搭乗員が多くいます。仕方ないところありますが、我々も精進せねばなりませんな」
彼の言っている一航戦というのは空母蒼龍、飛龍、雲龍からなる第一航空戦隊の事である。
「全くだ」
鮫島は遠い空を見ていた。
それは大鷹型空母の二番艦と三番艦である。
「大鷹は十分艦隊型空母として通用する。となると同型の艦艇によって航空戦隊を編成した方が柔軟な対応がしやすい」
軍令部はこう判断したわけだが、これからは空母の大増産が始める。
となると、必然的に航空戦隊の指揮官であったり参謀長などが必要になるが、日本海軍はこの航空戦隊の司令を務められる人材が決定的に不足していた。
これに頭を痛めた軍令部は思い切って航空戦隊の編成を変更することとした。
言ってしまえば航空戦隊あたりの空母を増やすのだが、この加減が難しかった。
4隻では少し動きが緩慢になりすぎるし、2隻では今までと変わらない。
こうしたことから軍令部は航空戦隊の編成を空母2隻から空母3隻に変更した。
となると、航空戦隊を編成するにあたり大鷹空母は1隻だけであるため、不足している2隻を建造する必要がある。
これは翔鶴型空母にも言えることだったが、翔鶴型空母はいくら平賀式設計によって安く抑えられているからと言っても、②計画で重巡洋艦を8隻建造した日本海軍にとっては苦しいところがあったのである。
2隻の大鷹型空母は長女の大鷹と違い、最初から空母として建造される。
また、”どれだけの短期間で空母を建造できるのか”という艦政本部の思惑もあり、建造はみるみる内に進んでいった。
元々が球磨型軽巡洋艦の船体と言うこともあり、進水まではわずか6カ月で終わった。
戦艦や重巡洋艦などはここからの艤装も時間が掛かるのだが、空母はそのようなことはなく、両艦は1937年12月22日と年が明けた1938年の1月2日に竣工した。
8カ月の工期であった。
二番艦は雲鷹、三番艦沖鷹と命名され第五航空戦隊を編成。
司令官は鮫島具重少将である。
「発艦用意!」
第五航空戦隊は編成されてからすぐに訓練に乗り出した。
現在も3隻の母艦から航空隊が出撃しようとしている。
艦載機は全て九七式単座爆撃機である。
「やはり天下の一航戦にはまだまだ及ばんな」
発艦して編隊を組み始めている航空隊を前に鮫島は呟いた。
それを聞いた参謀長も浅く頷く。
「一航戦は歴史が長い分、熟練の搭乗員が多くいます。仕方ないところありますが、我々も精進せねばなりませんな」
彼の言っている一航戦というのは空母蒼龍、飛龍、雲龍からなる第一航空戦隊の事である。
「全くだ」
鮫島は遠い空を見ていた。
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