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国防圏確立
敵空母発見
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藤本が真珠湾作戦の結果を聞いたのは午後5時の事であった。
ハワイでは12月7日である。
「第一航空艦隊は見事、真珠湾の空襲に成功。碇泊していた敵戦艦群を痛打し、これを撃沈。また、オアフ島に少なくない打撃を与えた…か」
側近からその資料を受け取った藤本は一呼吸おいてから口を開く。
「ついに、始まってしまったか」
これで日本は引き返しのつかない所に来てしまったのであった。
「敵空母は今だ発見出来んか」
空母赤城の艦橋で司令長官である小沢治三郎は少しいらだちながら言った。
太平洋艦隊が配備している空母は現状の所、エンタープライス、レキシントン、サラトガの3隻。
サラトガは現在、西海岸にてオーバーホールを行っているため太平洋に居るのはエンタープライズとレキシントンのみとなる。
小沢はこの2隻を見つけ出そうとしていたのである。
既に索敵機は44機を出撃させているため、そろそろ発見の報告が来てもおかしくないが、なかなか来ない。
そうしていたところにやっと敵空母発見の報告が入った。
「敵は我が方より250海里西に居るようです」
参謀長の草鹿の言葉に小沢は大きく頷く。
「全空母は増速の後、攻撃隊を出撃させろ」
すでに真珠湾は2波に及ぶ攻撃で徹底的に破壊した後である。
もはや小沢に憂うるべきことは無かった。
攻撃隊はすでに準備を完了しており、艦戦72機、艦爆72機、艦攻72機から構成される合計216機が出撃する。
発見された空母は1隻のため、残る1隻のために兵力を温存する必要があったからである。
だが、攻撃隊が発進し始めたその時にもう1隻の空母を発見し、小沢は早急に次の攻撃隊を出撃させることとした。
第一航空艦隊は真珠湾空襲で32機の艦載機を失ったが、それでも空母艦上には1000機弱の艦載機がうなっており、この2隻の空母を仕留めることはたやすい。
だが、放っておくと逃げられる可能性があったため、即座に攻撃隊を出す必要があったのである。
2隻目の空母への攻撃隊も艦戦72機、艦爆72機、艦攻72機から構成される216機だった。
これらを全て出撃させると、小沢は漠然と”オアフ島をもう一度空襲すべきではないか”という思いに駆られた。
だが、既に第一艦隊が各諸島を砲撃しながらハワイに迫っており、これ以上のオアフ島攻撃は艦載機を徒に商務するだけだとして、この考えを捨て去った。
第一航空艦隊はこれからも戦い続けなけれならず、できれば消耗は最小限に抑えたかったのである。
ハワイでは12月7日である。
「第一航空艦隊は見事、真珠湾の空襲に成功。碇泊していた敵戦艦群を痛打し、これを撃沈。また、オアフ島に少なくない打撃を与えた…か」
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「ついに、始まってしまったか」
これで日本は引き返しのつかない所に来てしまったのであった。
「敵空母は今だ発見出来んか」
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サラトガは現在、西海岸にてオーバーホールを行っているため太平洋に居るのはエンタープライズとレキシントンのみとなる。
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そうしていたところにやっと敵空母発見の報告が入った。
「敵は我が方より250海里西に居るようです」
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「全空母は増速の後、攻撃隊を出撃させろ」
すでに真珠湾は2波に及ぶ攻撃で徹底的に破壊した後である。
もはや小沢に憂うるべきことは無かった。
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発見された空母は1隻のため、残る1隻のために兵力を温存する必要があったからである。
だが、攻撃隊が発進し始めたその時にもう1隻の空母を発見し、小沢は早急に次の攻撃隊を出撃させることとした。
第一航空艦隊は真珠湾空襲で32機の艦載機を失ったが、それでも空母艦上には1000機弱の艦載機がうなっており、この2隻の空母を仕留めることはたやすい。
だが、放っておくと逃げられる可能性があったため、即座に攻撃隊を出す必要があったのである。
2隻目の空母への攻撃隊も艦戦72機、艦爆72機、艦攻72機から構成される216機だった。
これらを全て出撃させると、小沢は漠然と”オアフ島をもう一度空襲すべきではないか”という思いに駆られた。
だが、既に第一艦隊が各諸島を砲撃しながらハワイに迫っており、これ以上のオアフ島攻撃は艦載機を徒に商務するだけだとして、この考えを捨て去った。
第一航空艦隊はこれからも戦い続けなけれならず、できれば消耗は最小限に抑えたかったのである。
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