ふたりの私の消失点

阿部敏丈

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第三話 交差点を探して

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第三話 交差点を探して

<前編>
2025年8月8日(金)9時00分
東京都墨田区両国 池村ゼミナール…

三好玲香は、夏期講習の前にチャットカウンセリングの予約を入れていた。
もちろん相手は、昨日チャットでやり取りをした臨床心理士の濱田紗子だ。

今日の講義は英語、 数学、物理がそれぞれ50分ずつある。11時50分で夏期講習は終了して、午後からは自習時間なので自由に時間が使える。チャットカウンセリングは14時から開始され、幸い玲香は4人目の順番が取れた。
11時からの物理の講義は、E=mc²がテーマだった。どんな物質でもその質量を全てエネルギーに変えれば、光速の2乗を掛けた数値になるという話だ。
物質を別の物質に変える核分裂は、質量欠損が0.2%で核融合は質量欠損が0.7%だ。数字で見ると小さいが、広島に落とされたリトルボーイは64キログラムの高濃縮ウランが持つ質量を変えただけで、人や街が消し飛ばされてしまったのだ。エネルギーの大きな変動がごく小さな空間で起きたら、空間を突き抜けて別の空間、別の時間軸に繋がらないだろうか?ガスで充満したコンクリート造りの部屋が爆発して粉々になる。つまり欠片や爆風はSFで言う「時空の歪み」の事だ。大爆発の中心に耐える事ができる機器が無いから歪みを計測できないだけかもしれない。
「エネルギーの変化、空間の変化…そして時間の変化もあり得る?」玲香は物理の講師が、生徒達のタブレットへ送った資料に書き足した。
玲香の時間軸と”もうひとりの私”がいた時間軸の「隙間」で、急激なエネルギーの変化が起きて時空が貫かれ、交差したのかもしれない。
もしかして、その「隙間」は第3の時間軸で、物質や空間のあり方だけでなく、時間の流れもアンバランスになり、無人のシャッター通りという気味の悪い姿を残すのみになったのか…


11時50分
講義が終了し玲香は両国駅に向かい早歩きで移動して、途中で学生たちに人気のパン屋でベーコンエッグサンドとお茶を買うと直ぐに改札を通った。行き先は亀戸駅のビルにある河野楽器の練習室だ。そこはWi-Fiが整備されてあり、大声を出しても外には聴こえない。
電車を降りると目の前のホームのベンチに座り、ベーコンエッグサンドをかじりお茶で流してしまった。ホームから階段を下りて改札を出ると、河野楽器の練習室の空き状況を調べた。14時40分から1時間、部屋の予約が取れた。時間は12時40分だ。玲香は2時間の間に”もうひとりの私”に出会うというドッペルゲンガーは物理的な現象と、自分なりの仮説を纏めた。

①ドッペルゲンガーとは、並行世界の自分との出会いである。
②エネルギーの急激な変化等で空間の一部が破裂して、ふたつの時間軸が交差する。その交差点が明治通りに現れた、シャッター通りだ。
③それが8月5日に起きた。同じ姿の人間が同じ生活をしていたので、同時にそこを通っていたもう一つの時間軸にいる”もうひとりの私”を視認した。

文系の臨床心理士の人に「エネルギーの急速な変化で空間が破裂して、平行世界へ繋がった」と説明しても、理解してもらえるだろうか?しかし濱田紗子はシャッター通りの存在と、もう一人の自分がいたという話を、玲香の幻視とは考えていなかった。”もうひとりの私”はスマホで証拠写真を撮っていたが、こちらには何も無い。しかし真実は真実だ。

15時00分
河野楽器練習室…
濱田紗子とチャットが繋がった。
「こんにちは、三好さん。またお会いできる日は、私の予測では月曜日と思いましたが、まさか一晩で答えを見つけるとは驚きです」落ち着いた声で濱田紗子が挨拶をしてきた。
「こんにちは、たまたま物理の講義があって、直感を科学的に組み上げただけです」玲香は応えた。
「その科学的な話を、物理学を知らない私に説明出来たら良いわね」紗子は「素人にも分かりやすく説明出来なくては、問題解決にはならない。独りよがりでは誰も耳を傾けない」という事をさりげなく教えた。
「確かに物理学ありきの難しい話ですが…」
玲香は、用意していた仮説①~③を打ち込むと、こう尋ねた。
「これはあくまで理系、物理学的な仮説に過ぎません。私は心理学者としての見解を聞きたいんです。ドッペルゲンガーって、心の中の問題だけなんでしょうか?」今度は玲香が心理学という限られた思考範囲で、ドッペルゲンガーを説明するように紗子へ課題を渡した。
すると紗子は、わずかに時間を置いて、こう答えた。
「私が大学院にいた頃、ある本を読んだことがあります。『ドッペルゲンガー シャドウと主体の分裂』と言うタイトルです。寺山輪という心理学者が書いた本で、彼はドッペルゲンガーをユングの“シャドウ”の概念に基づいて、抑圧された自我が具象化された存在と定義していました」
玲香は息をのんだ。まさに自分が検索して知った名前だ。やはり臨床心理士なら寺山輪を知っていたのだ。

「ただ…」濱田紗子の言葉が一度止まる。
「私は寺山の考えだけでは説明できない事を知っているんです」
「知っている?」玲香は紗子の言葉に含む、何かの体験を感じた。
「あの本の、あとがきには『ある物理学者がドッペルゲンガーは異次元との交差だと言うので、徹夜で議論した』と書いているのです」
玲香は紗子が文系の大学院を出ただけの人物ではないと理解した。物理学者の意見を紗子はピックアップしていたのだ。
「三好さん、もしよろしければ直接お会いしてお話ししませんか?あなたは私の『知っている』と言う言葉を聞き逃しませんでしたね。説明したいわ」
玲香の目がスマホから聴こえる言葉に吸い寄せられた。
「直接…ですか?」
ネットには明確なルールがある。依頼者と会うことは、原則してはならないはずだ。
しかし玲香は紗子の『知っている』が気になる。
「はい。高校生の私は夏休みですので、時間の調節は出来ます。私は亀戸の住人なので遠くへは行けませんが、お会い出来るのなら努力します」紗子はどこに住んでいるのだろうか?高校生の自分と会おうと言うのだから、遠くはないはずだ。
「ありがとう、良ければ明日の15時に、亀戸駅でお会いしましょう」紗子がこちらに来てくれる。明治通りにあるシャッターの下りた元美容室に連れて行って、紗子の『知っている』の内容を聞けば謎の解明が出来るかもしれない。

15時20分
カウンセリングは終了した。玲香はスマホを置き、深呼吸をする。あの人はただの相談相手ではない。きっと何かを経験した人物だ。


2025年8月9日(土)15時00分
東京都江東区亀戸 亀戸駅前…

真夏の午後、三好玲香は待ち合わせの20分前に亀戸駅へ到着した。東京都内の駅はどこも人と電車の音が交差していたが、玲香は落ち着いて改札前の端っこに身を寄せて、スマホを持って立っていた。画面には濱田紗子から届いたメッセージがある。
「14時30分にチャットを開けておくわ」
「私は紺のシャツを着てライトグレーの長めのスカートを穿いているわ。目印は紺のレザーハンドバッグよ」
玲香も、自分の服装と特徴を事前に伝えておいた。
「私は白い半袖のTシャツにチェックのスカートを穿いています。スカートには左右の腰に蝶結びがあるので、分かりやすいと思います」

15時ちょうど、構内の階段からゆっくりと降りてくる女性がいた。
長身で、凛とした佇まい。紺のシャツに、レザーのバッグ。間違い無い。玲香はスマホをしまい近付くと、女性も玲香に気づき声をかけてきた。

「はじめまして、私が臨床心理士の濱田紗子よ。私たちは利用者の家を訪問することもあるから、ネット繋がりの人と会うことを気にしなくていいわよ。それに今日はノーギャラ。好きで来てるの」
口調は敬語を使わずに、玲香との精神的な距離を縮めた。しかし上から目線ではない温かさを持つ。
「さっそくシャッター通りのあった場所へ行きましょう」
玲香はうなずき、紗子の右前へ回ると歩き出した。明治通りは港区から新宿区、豊島区、荒川区、北区、台東区、そして江東区と、東京都内をぐるりと回る東京発の環状線だ。洗練された都市や下町を通っているが、どこも人でにぎわっている。猛暑が続き、汗は滝のように流れてくる。
「私の家はね、東京だけどこちらとは反対側なの。だから帰りのことも考えてこの時間にしたけど、今日は話が長くなって遅くなるなら構わないわよ」
紗子はシャッターの下りた元美容室で、過去に経験した何かと照らし合わせるのだろう。玲香への気遣いからではない言葉を背中越しに受け取りながら、ふたりは5分丁度で目的の場所にたどり着いた。
「ここです。8月5日にシャッター通りがあって、その先に“もうひとりの私”が現れた場所です。今はもう…この元美容室の”シャッター”だけが共通点です」

6日に確認しに来た時と変わらず、シャッターが降ろされた、サロン・ミヤビがある。玲香は五指を差し言葉を続けた。
「でも1軒分のシャッターだけでは“通り”になるはずがないんです」
紗子は玲香の言葉に目を細めて、閉ざされたシャッターの奥、さらにその先の遠い何かを見るように言った。
「ここにはシャッターが残っていたのね…私の時は何も残ってなかったの」紗子は自分の体験談を口に出した。玲香は思わず紗子に近づいた。
「私の時って言は、濱田先生はドッペルゲンガーの経験があるんですか?」
紗子は目を閉じて首を振ってから、亀戸駅へ視線を戻した。
「場所を変えましょう。私の話も聞いてほしいわ」

再び亀戸駅に戻り、駅前のコーヒーショップに入った。午後のピークなので10分ほど待ち、窓際の2席が空いた。席に着き、ミルクを多めに入れた冷たいコーヒーを持つ紗子は、プラスチック製のカップの中の氷を手で感じながら落ち着いた声で話し始めた。
「もう4年前になるわね。私は元シングルマザーでね、7歳の息子がいてふたりだけで生活していたの。父親は居なくてね、私は仕事ばかりだったから、仕事が無い日は山登りやデパートで買い物とかしていたわ。息子ひとりだけど家族サービスね。2021年9月13日は月曜日で仕事が無かったから、私は人が少ない高尾山に登って、昼過ぎには下山を始めていたの」
そこまで語ると、紗子は一度口を閉じる。いよいよ何があったのか、語られる。

「13時だった。私の左手は息子の右手を握って歩いていた。そしたら息子がつまずいたから、私は反射的に手を引き上げた。でも、その時…」
玲香は息を呑んだ。紗子は玲香の目の前で左手を肩まで挙げた。
「息子の重みが、ゼロになったの」
「ゼロ?」はじめは紗子の言葉の意味が分からなかった。
「本当にスッと、手が空を切ったの。振り向いたら、隣にいたはずの息子がいなくて、地面があるだけ。その場には不審者も崖も、何もない。完全に消えたのよ。あれは犯罪でも事故でもない出来事」
現実離れした話だが、その口調には誇張も演出もない。依頼者の玲香にはその異様さが分かる。
玲香の思考に「空間を突き抜けて子供が落ちていく」というイメージが作り上げられた。

「警察に通報して、すぐに山の捜索が始まったわ。でも日没まで探しても見つからなかった。私は殺人遺棄を疑われたけど、すぐに無実と分かってくれたわ。臨床心理士としての社会的な信用もあったし、息子を大切にしていたって、近所の人たちが証言してくれたからね」紗子は透明なカップの中の氷をストローでかき混ぜた。
「それで、お子さんは?」玲香が質問すると紗子は首を横に振る。
「行方不明のまま。今でも痕跡も、手がかりも何もない」
紗子は自分の息子が別の世界へ落ちていった。つまり別の世界、別の時間軸の存在に触れた人だったのだ。
「私はドッペルゲンガーを見たわけじゃない。でも世界の裂け目を知っている。あなたがドッペルゲンガーを“違う時間軸の自分”と考えた時に、私は『この子となら、真実に辿り着けるかもしれない』と思ったの」紗子はそう言うと寺山輪の本をテーブルに置いた。
「この本の内容は私たちの考えとは違う。けどこの本があったから、私たちは出会った。そしてあとがきは私たちに針路を示してくれた」もはや玲香が知りたい情報は、目の前の本には無い。自分の考えを理解してくれた濱田紗子を、玲香は文系と決め込んでいたが人の評価を偏らせてはいけない。玲香は小さくうなずいた。
「じゃあ、先生は私の仮説、こんな突拍子の無い話を理解してくるのですね」
玲香の言葉を聞いて、紗子は微笑んだ。
「私のことは『先生』なんて呼ばなくて良いのよ。紗子って呼んで。私は玲香と呼ぶわ。これから玲香と私は、平行世界や時間軸、何かが消えたり現れたり、怪奇現象を科学的に説明できるひとやものを見つけるの。良いかしら?」紗子の提案は玲香の望む事だ。
「はい。もちろんです」
紗子の表情が一度柔らかくなるが、すぐ後に玲香に向かって、真剣な眼差しで語りかけてきた。
「でも私がいつも手を貸せるとは限らない。あなたが知らない世界に放り込まれたら、自分自身で生き残る力を出さなきゃダメ」一緒に謎を解決すると言いつつ、自助について紗子は若い相棒に教えた。仲間が出来ても油断は出来ない事を知り、玲香は体に力を入れたが、紗子が優しく励ました。
「大丈夫よ、あなたは寺山先生にも私の処にも、自力で辿り着いてるのよ」
玲香はうなずきながら、スマホを取り出した。
「頑張ります。まずは寺山先生が勤めていた大学とか病院を検索してみます」
「ちょっと待って」紗子が直ぐに手を軽く挙げて止める。
「彼の職歴は長いの。いつ、誰と議論したかなんて、見当もつかない。それに分かったとしても、その人物はもうこの世にいないかもしれない」
玲香は考える。
「物理学者という人ではなく、その学説に基づいて、研究をしている人たちやその場所にアプローチするのですね」異次元を絵空事で言ったのであれば用はない。
「そういうこと。あなた自身の直感と判断で、裂け目の正体に近づいていくのよ。私はあなたをサポートしながら、私自身でも謎解きをしていくわ」お互いが連携をとって、お互いが生き残る力を付けていく。理想のコンビネーションだ。

16時30分
「コーヒー1杯で、1時間もここに居たわね。出ましょう」
玲香と紗子はコーヒーショップを出て、紗子は駅の改札を通った。お互いの連絡先を交換して…
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