徳川泰平の秘密

ハリマオ65

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33話:今後の夢をかなえよう

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 泰平が投資の成功で資産が出来たので、何がしたいかと隣に住む、志保さんの両親に聞くと、義理の母の茜さんが、私はリウマチの痛みから解放されたいねと言い、病気が直ればいいが、そうはいかないし、平和で、ゆっくりと暮らしたいだけよと言った。義理の父に聞くと、もう年だから、長い時間をかけて、遠くへ行くのもしんどいから、茜さんと、出来るだけ、一緒に長生きしたいもんだと言い、さして、これと言って欲しいものはないと言った。

 すると茜さんが、花のきれいな所へ行きたいと言った。海外旅行なら一度、ハワイでのクルーズのテレビ番組を見て感動したから行きたいと言った。最初は、ハワイ、次は、暑い時にアラスカクルーズ、寒い時には、カリブクルーズ、死ぬまでに一度、地中海クルーズにも行ってみたいねと言った。

良く知ってますねと、泰平が聞くと、実は、衛星放送で、世界のクルーズ旅という番組をやっていて、大好きな番組で、見てるだけでも、行った気になり、幸せな気分になれたんだよと、笑いながら言った。わかりました、是非、実現しましょうと、泰平が力強く断言した

 。最初、
ハワイクルーズに行きましょうと言うと、奥さんの茜さんが、宜しくと言い、費用は、自分達で出せるからと両親に言った。調べると、2006年4月12日から、4月20日のクルーズがあり、電話して、実の両親の予定を確認してから、インターネットの格安クルーズサイトで、予約した。2006年4月9日に日本を出発して、4月23日、日本に戻る航空券を予約した。4月8日に、泰平の車で、両親を乗せて、成田空港へ行き、駐車場に車を入れて、鍵を預け、成田空港のラウンジに入った。
 
 以前、シティバンク・ゴールドメンバーになった時に作った、ゴールド・クレジットカードで使えると父に教えた。すごいねと言い、珈琲、紅茶、ビスケット、パンも無料なんだと言い、雑誌も新聞もあり、ソファーもあるんだと驚いていた。

 その後、出発2時間前、搭乗手続きを終えて、またラウンジで、ゆっくりとして、出発1時間前に、成田空港の搭乗口からジェット機のビジネスクラスへ乗り込んだ。茜さんが、すごい大きな椅子ですねと言った。飛び立つと直ぐに、仮眠し始め、食事のアナウンスで目が覚めた。そうして、早朝のホノルル空港に到着し、タクシーに乗り込んで、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジと言うと、タクシーの運転手さんが、了解と言い、出発した。

数分後、右に見えるのがアロハタワーで、その後ろに、ホノルル港があり、そこから、アメリカ、カナダ、タヒチ、ハワイ4島に、クルーズ船が出ていると教えてくれた。その先に、右側にヨットハーバーが見え、多くの大きなヨットが並んでいた。その先に行くと、右側に、大きな公園に多くのテニスコートがあり、そこがアラモアナ市立公園だと教えてくれた。もう少し先に走ると、左手に、大きなショッピングセンターが見え、そこが、アラモアナ・ショッピングセンターだと言った。

 少し運河の橋を越えると、ここからワイキキだと言いデラックスなホテルばかりだと、にこやかに語った。その直ぐ先を右に曲がりヒルトン・ハワイン・ビジッジの前で下ろしてくれた。精算を終わると、ありがとう、楽しい旅をと言って、去って行った4月10日から、ヒルトン・ハワイン・ビレッジに2泊して、4月12日に、タクシーで、アロハタワーの裏のホノルル港に行く予定を立てていた。
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