無頼・証券マン、哲二

４３話：みなとみらいにマンション買う

　２００６年は、１月から熱海で温泉に入り、日射しの良い日には、散歩に出かける生活をして、遠出はせずにしていた。そして、風邪をひかないように、人混みに出ないように気をつけ、３月を迎えた。この頃から、南伊豆、下田へ、ドライブに出かけた。４月は、山梨へ、桜と桃の花を見に、日帰りで出かける日も増えた。

　この年も世界中で天変地異が起きた。２月１７日、フィリピン・レイテ島で大雨による大規模な土砂崩れが発生し、人口約３千人の村が壊滅状態になるなど２千人が犠牲になった。５月に、インドネシア・ジャワ島のジョグジャカルタでマグニチュード６.３の大きな地震で５８００人が死亡した。

　
　３５度近くまで気温が上がった。特にヨーロッパで熱波。各地でこの日までに計１３人が死亡。イギリスでは９０年ぶりに７月の最高気温記録を更新。そこで７月２０日から８月末迄、スカイラインで関越道から新潟に入り新日本海フェリーで小樽に入り、１日かけて、釧路に入り、秘書の生活を送った。

　今回は、観光よりも、快調管理に気をつけて、美味しいものを食べて、温泉に入り、たまに、摩周湖や、知床を車で巡ってきた。そうして、釧路に、お医者さんの友人もできて、また、夏には来て下さいと、お土産までいただいた。

８月下旬には、札幌と小樽に泊まって、８月３０日に小樽から新潟行きのフェリーで帰ってきて、熱海に夜７時に到着した。その後１０月に釧路で知り合った、お医者さん夫妻が、熱海に遊びに来て、同じマンションのゲストルームを予約した。その後、４泊して東京、銀座、日本橋、橫浜のみなとみらい、中華街で食事した。

　その時、みなとみらいのマンションを見て、中古物件を不動産屋に聞いて見て、２ＬＤＫ８５平米で２０階の部屋が８５００万円、最上階が１億７千万円と聞いて、信じられないと驚いていた。物価の高さが桁違いだと言った。それでも富士五湖と、熱海へドライブに行くと、その景色の良さに感激したようで多くの写真を撮っていた。そして、１０月２２日に釧路へ帰っていった。

　やがて、２００６年が終わり２００７年を迎えた。この年も、冬場は遠出せずに、熱海の温泉で、風邪に注意して、生活をして、インフルエンザが流行っても外出せず３月を迎えた。４月になり、南伊豆に出かけ、旨い魚を食べて日帰りドライブを楽しんだ。５月過ぎると、橫浜の中華街や港の見える丘公園へ行き、バラの花を見て回った。

　その他、東京、日本橋、銀座に行くと、外人さんが、多くなった気がした。７月１９日に豪ドル円を１０７円で売り２００万豪ドルを売って１億千万円となり残金が４億7千万円となった。この話を、哲二が香織さんに話すと橫浜のみなとみらいのマンションを買いましょうという話になった。

　９月３日に新しくできたみなとみらいＭタワーを２億５千万円で購入し新しい家具や電化製品、引越費用を含めての残金が２億円となった。そうして、２００７年も終わり、２００８年を迎えた。２００８年は、久しぶりに、沖縄のデラックスなホテルに１月１７日から２月末までの長期滞在をした。