無頼・証券マン、哲二

ハリマオ65

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59話:フンシャル花祭り1

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 翌、5月2日、9時半頃に、町の広場に行き、パレードを待つと、今日は、大人中心で、行進しながら、地元の男性と女性が踊りながら練り歩いたり、妖精のような衣装を着て、手に持った多くお花を見物客にプレゼントしてくれるパレードもあった。また、非常に艶やかな黄色一色の美人さん達の踊り。

 また、縦縞、横縞のスカートの一団。また、大きなひまわりを髪に飾り、手に持って、踊る女性達のグループ。とにかく、艶やかな女性達の多くの写真を撮って、楽しんだ。その晩も、遅くまで、ホテルで、ワインを飲んで、寝た。

 翌、5月3日、ホテルを10時半にチェックアウトして、昼食をとりフンシャル空港、13時半発の飛行機で15時過ぎにリスボン空港に到着して、16時にホテルに入った。その後、明日からの、フンシャル花祭りの予定の確認をして、ホテルのフロントの人に明朝、朝5時にタクシーを呼ぶ手配をお願いした。

 その後、夕食をとりに外出て帰ってから、旅行の支度をして寝た。翌朝、5時に、6人が、揃って、フロントに集まっていて、予約していたタクシーが、5時前に来て、直ぐ乗り込み、15分で空港へ、格安航空会社のフロントへ行き、搭乗手続きを取った。

 7時に、飛行機の乗り込み、直ぐに飛び立ち、約2時間で9時過ぎにフンシャル空港に到着した。しかし、到着前に、窓からマディラ島が見えて、島の海岸沿いに、突き出した陸橋のようになったところがマディラ空港と知らされて、本当に大丈夫と思うほどの小さな滑走路だった。

 それでも、徐々に旋回して、滑走路の方向に向かい、高度を下げて、見事に、狭い、フンシャル空港に着陸したときには、乗客から、思わず、拍手が巻き起こった。

 フンシャル空港に着陸し、空港外の市内行きのシャトルバス乗り場へ向かった。マディラ空港からフンシャルの町まで21km、シャトルバスが45分おきに出ており、所要時間は15~20分だった。10時前には、予約していたホテルに入り荷物を預けてた。

 その後、ホテルを出て、町のメインストリートに出ると、今日、5月3日の朝のイベントの子供祭りが始まっていた。それは、何人もの子供たちが戒めの服を着て、自治体広場に行き、象徴的に「希望の壁」と呼ばれる美しい花の壁画を作り出す。

 30年以上にわたって行われてきたこの儀式は、その目的として世界の平和の呼びかけを意味を持ち、自分達の平和への主張と花の繊細さを表現していた。子供たちはそれぞれの腕に、花を持ち、町を練り歩く。子供の無邪気な笑顔と、美しい花の壁画作りが、大評判で、多くの観光客がカメラのシャッターがおりる。

 マディラは、島が独特の気候条件により、熱帯地方と寒冷地の両方の種の開花する地域のために数多くの種類の花が開花する。通りの花壇には多くの花が植えられ、まるで、美しい花のカーベット。

 春のきらめく陽光に地元の薄くしい女性達が、鮮やかな衣装でパレードをする姿は、圧巻。その中の、母と娘の行列も目をひいた。グループごとの素晴らしい衣装で統一され、その素晴らしさに、写真を撮るのに忙しく程だった。
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