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60話:フンシャル花祭りから帰国
しおりを挟む女性達のパレードの中には、その笑顔、美貌と、衣装、踊りの素晴らしさにため息が出るほどの美女が、数多くいた。一緒に来ていた女性が、また来たいと言うのも、良くわかる気がした。そして、近くの店でサンドイッチ
を食べて、昼食にして、日の暮れるまで、通りのパレードを眺めた。
そしてホテル戻ったのは、夜18時近かった。ホテルに戻り、シャワーを浴びて、夕食をとって、今晩は
、早めに床についた。
翌日の5月4日は、10時に起きて、朝食後、再び、パレード会場の通りに出ると、花で飾られた大きな台車に乗った美男、美人達が、笑顔で手を振り花の香りを漂わせ、通りをパレードする姿が印象的だった。その台車の周りを同じ衣装に身を包んだ、若き女性達や、可愛い女の子達がエキストラとしてパレードに花を添えた。手には素敵な花束、頭や、帽子にも花をあしらった、それは美しい、統制のとれたパレードだった。
その後には、男女ペアのおそろいの色の衣装で、音楽の演奏に乗って踊りながら、パレードをする一段も現れて、観客の多くの拍手をもらっていた。また、通りの脇の花壇が、美しい花で埋め尽くされて、花の絨毯様になっている所には、多くの人だかりができて、多くの写真を撮る観光客達の笑顔であふれていた。
まさに、このフンシャル花祭りは、「百聞は一見にしかず」の言葉の通り、是非、一度、見て感動を味わって欲しい。この祭りを見ていて、佐藤巧先生の1人息子の佐藤文昭君は、これは素晴らしい。ポルトガルの人達は、はにかみ屋さんが多く、町中で口論してる人もなく、美しい花と、多くの美人と、この素晴らしい環境、ここで暮らしてみたいと言った。
ポルトガルの庶民は、自分が、食べていけるだけの仕事して、それ以外の時間を人生を楽しむために使っている。こう言う生活が、僕の理想だと言った。これを聞いて、佐藤文昭さんの、お母さんが涙をうかべた。そして、佐藤巧さんも応援するから、お前の好きなように、一生懸命、人生を楽しんで、生きて行ってくれと、息子、佐藤文昭さんの肩をたたいて、喜んだ。
その後、ホテルに戻ると18時過ぎで、近くのレストランに入った。そこで、小田哲二が、佐藤文昭さんには、ここ、ポルトガルのような国が、合っていると思い、旅行を計画したと、打ち明けた。これを聞いて、佐藤夫妻が、本当にありがとうございますと、頭を下げた。人生、1回しかないんだ。
自分が輝けるところで、人生を楽しんで、生きて行くべきだと佐藤文昭君に言うと、そこまで親身になって僕のことを考えてくれたなんてと言い泣き出した。すると小田哲二が、泣く奴があるか、これから自分の足で、生きて行くんだ、しっかりとした、人生プランを考えて、実行するんだ、頑張れよと、握手した。
その後、ホテルに戻り、床につき、翌日、5月5日、8時にチェックアウトしてシャトルバスでフンシャル空港へ行った。10時半発のリスボン行きの飛行機で、リスボンに12時過ぎに到着し、タクシーでリスボンの定宿に戻った。この日は、リスボンの町中を散策してお土産を買い込んで、早めにホテルに戻った。
翌朝、ホテルをチェックアウトして、8時にタクシーに乗り、リスボン空港に到着した。その後、11時発の英国航空でロンドン・ヒースロー空港に午後14に到着し、1時間、喫茶店で過ごし、英国航空の登場口へ行き、16時発の成田空港行きの便に乗り込んだ。
飛行機に乗り込むと、1杯のワインを飲んで、熟睡した。しばらくして、トイレに起きると、あと2時間で成田に着くとアナウンスがあった。そしてウトウトしている内に、成田空港に、2013年5月7日の11時過ぎ、到着し、成田空港で、佐藤夫妻と佐藤文昭君と別れた。その後、高速バスで横浜のマンションに、午後14時前に到着し、無事、ポルトガル旅行を終えた。
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