無頼・証券マン、哲二

ハリマオ65

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62話:佐藤文昭君からの相談2

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 2014年3月13日に佐藤文昭君から電話が入り、無事帰って来ましたと報告があり、3月15日・土曜、会いましょうと言われ、中華街で昼食をとりながら,話を聞きたいと小田哲二が言った。その時、奥さん同伴で3人で話そうと言い、横浜中華街の善隣門で11時半に待ち合わせようと伝えると、佐藤文昭君も了解してくれた。

 2014年3月15日土曜11時半に、善隣門で3人が落ちあい、順海閣本館の個室をお願いして、ランチコース料理を頼んだ。まず、温かい紹興酒で、乾杯し、食事をとった。その後、小田哲二が、どうだったと聞くと、笑顔で良かったですよと言い、順調に進んでますと語った。

 ポルトに住んでる、神奈川大学スペイン語学科の後輩がいて、ポルトガルのお土産品をインターネットを使い、個人で売買したり、インターネットの自分のホームページで日本人ツアーのガイドをしていると宣伝して、現地で、ポルトガル、スペイン旅行のガイドをしていたが、1人で、心細かったようで。佐藤文昭がポルトに来て、手伝うと言うと、大喜びだったようだ。

 そして、ワーキングビザの申請や、必要な手続きを終えて帰って来たと話した。この話は、既に、自分の両親にも話したと言った。その後、佐藤文昭君が、今年の6月中旬に、ポルトガルのポルトへ出かけると、両親に電話が入れたと知らせが入った。

 数日後、佐藤文昭君から、5月の空いてる日に、一度、ご相談したいことがあるので、ご自宅へお邪魔しても良いかと電話が入り5月8日に面会することにした。同日の10時に、小田のマンションに大きなバッグをもって、佐藤文昭君が部屋に入ってきた。

 そして、袋の中から、緑茶のティーバック、ホッカイロ、扇子、団扇、安物の子供用の祭り用はっぴ、漢字Tシャツ、折り紙、サランラップ、日本独特の柄の手ぬぐい、ハンカチ、緑茶の粉末を出した。

 そして佐藤文昭君が、今年春にポルトに言ったときに会った神奈川大学のスペイン語学科の後輩にあった時にポルトガルで人気のある日本みやげのリストを聞いて、揃えて、6月15日から,ポルトガルに行くときに持って行くと話した。そして、もし、ポルトガルで、日本みやげを輸入して、ポルトガルで売る事を考えていると言った。

 それで、もし、お金が必要になったら、貸していただけますかと聞いたので1千万円までなら貸しても良いが、担保なしなら、5%の利子で、10年で返済なら貸しても良いが、それ以上は無理と言った。両親には、今迄、いろいろ世話になったので,言い出せないと本音を語った。

 小田哲二が、まさか、国籍をポルトガルに変えるつもりなのかと聞くと、現在、その気は無いが、今後どうなるか、わからないと答えた。まさか、佐藤さん、ポルトガルに住んでる、後輩と結婚するつもりなのと、小田香織さんが、聞くと、できたら、結婚したいが、生活できるようになってからの話ですと、恥ずかしそうに答えた。

 どっちにしろ仕事が軌道に乗ってからの話ですと佐藤君が、念を押した。すると続けて、と言う事は,向こうで,やっていく自信があると,理解して良いのですねと確認すると日本よりも、のんびりして、余りストレスも感じないで生活できることと向こうの人達が、意外に日本人の好意的で、優しいと言った。すると、佐藤香織さんが、うまく行くと良いねと、
笑いながら言った。
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