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23話:東日本大震災とその影響
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2011年2月10日、孝明の母、律子の亡き後、やがて春になった。3月11日、夕方からそろばん教室の用意をはじめようとした。時刻は、14時46分頃、急に大きな揺れに襲われ、テレビが切れ、ガスも切れた。
慌てて揺れが落ち着くとブレーカーを落とした。書斎の本棚の本が落ち、そろばん教室でも棚の上の荷物が落ちた。奥さんと2人で、1時間くらいかけて、後片付けと掃除を終えた。
少しして、乾電池式のラジオをつけると東北、太平洋岸、仙台沖合を震源とするマグニーチュート9の巨大地震が、発生したと放送していた。15時半頃、大津波が次々と沿岸部を襲っている。
そう、アナウンサーが、大きな声で放送した。それを聞き、奥さんは、おびえきっていた。その後、テレビが復旧した。すると仙台の巨大な津波の映像が映った。それを見ていると、この世の終わりかと思うほど、奥さんは憔悴した。
そのため、眠れずにいた。17時頃、叔父の昭二さんが、孝明の家を訪ねてきて、大きな袋に食料品を持って来た。そして、みんなで食べようと言ってくれた。そして、孝明の奥さんに大丈夫だったかと、優しい声をかけた。
奥さんが、昭二さんも無事でよかったと大泣きした。こんな時は、みんな、お互い様だ。俺は、珈琲が、好きで20リットルのポリタンクに2つ水道水を入れ、その中に紙袋に入れた活性炭を入れている。
だから水は、心配ないと言った。必要な時に持ってこられると告げた。そして、大きな袋を空けると冷凍した豚肉、牛肉、鶏肉が、入っていた。これで、数日間は食いつなげるとが尾で言った。
それを見て、孝明は、笑いながら、これは助かると礼を言った。そして、取りあえず、ガスが使えるから、湯たんぽでも入れて、寝ようと言った。コンロ使わしてもらうよと言い、ヤカンにお湯を沸かして湯たんぽに湯を入れた。
ここには湯たんぽないのかと聞かれ、孝明が、電気毛布だけだと告げた。18時になるとガスも電気も水道も作動して、ひと安心した。そして、風呂を沸かしたり、夕食の支度を孝明、昭二さんの男性が、率先して動いた。
そのため19時には、夕食を食べて風呂も沸いた。その後、21時頃、長男、博和の家族と長女、若子の家族が、高尾の実家に帰って来た。そこで、風呂、シャワーを浴びて、近所の親戚たちと話あって布団も融通しあって寝ることにした。
翌朝は、電気釜いっぱいに、ご飯を炊いて、高齢者にも、朝ごはん、おかず、味噌汁を分け合って、食べることにした。こうして、4日目には、近所のスーパーも食品が入って来た。
そして、それぞれ、自宅に帰っていった。この頃、福島第一原発の冷却水問題で、大変なことになっていた。また、東北の津波は、ひどくて目を覆うばかりの惨状であった。
宮城、岩手、福島の3県を中心に死者は約1万5800人、行方不明者は約3500人に上った。東京電力福島第1原発では電源が止まり、原子炉は冷却機能を喪失。核燃料が溶け、1~3号機は炉心溶融が起きた。
1、3、4号機は水素爆発により原子炉建屋が大破。放射性物質が大量に放出される最悪の事態に陥った。青森から千葉までの6県の浸水面積は561平方キロ。津波はすさまじいエネルギーで家屋や港湾、工場施設などを破壊。
ピーク時には、約47万人が避難し、国内外から支援の手が、差し伸べられた。政府の試算では、地震・津波による住宅などの直接的被害は、16兆9000億円に達する。
原発事故に見舞われた福島県では警戒区域「半径20キロ圏」への立ち入りが制限されたほか、各地で除染作業が行われた。放射性物質に汚染された農産物が関東などでも見つかるなど農林水産・畜産業も大打撃を被った。
政府・東電は、福島第一原子炉の「冷温停止状態」を宣言する見通しだが、廃炉までには30年以上かかるとされ、前途多難であることが、浮き彫りにされた。東日本大震災の不安で、円相場が歴史的な高水準になった
輸出企業の海外移転で日本の産業の空洞化に懸念された。3月17日、震災前、1ドル・82円前が、76円25銭となり10月31日には一時75円32銭を付けた。翌日に先進7カ国「G7」は、11年ぶりの協調介入に踏み切った。
慌てて揺れが落ち着くとブレーカーを落とした。書斎の本棚の本が落ち、そろばん教室でも棚の上の荷物が落ちた。奥さんと2人で、1時間くらいかけて、後片付けと掃除を終えた。
少しして、乾電池式のラジオをつけると東北、太平洋岸、仙台沖合を震源とするマグニーチュート9の巨大地震が、発生したと放送していた。15時半頃、大津波が次々と沿岸部を襲っている。
そう、アナウンサーが、大きな声で放送した。それを聞き、奥さんは、おびえきっていた。その後、テレビが復旧した。すると仙台の巨大な津波の映像が映った。それを見ていると、この世の終わりかと思うほど、奥さんは憔悴した。
そのため、眠れずにいた。17時頃、叔父の昭二さんが、孝明の家を訪ねてきて、大きな袋に食料品を持って来た。そして、みんなで食べようと言ってくれた。そして、孝明の奥さんに大丈夫だったかと、優しい声をかけた。
奥さんが、昭二さんも無事でよかったと大泣きした。こんな時は、みんな、お互い様だ。俺は、珈琲が、好きで20リットルのポリタンクに2つ水道水を入れ、その中に紙袋に入れた活性炭を入れている。
だから水は、心配ないと言った。必要な時に持ってこられると告げた。そして、大きな袋を空けると冷凍した豚肉、牛肉、鶏肉が、入っていた。これで、数日間は食いつなげるとが尾で言った。
それを見て、孝明は、笑いながら、これは助かると礼を言った。そして、取りあえず、ガスが使えるから、湯たんぽでも入れて、寝ようと言った。コンロ使わしてもらうよと言い、ヤカンにお湯を沸かして湯たんぽに湯を入れた。
ここには湯たんぽないのかと聞かれ、孝明が、電気毛布だけだと告げた。18時になるとガスも電気も水道も作動して、ひと安心した。そして、風呂を沸かしたり、夕食の支度を孝明、昭二さんの男性が、率先して動いた。
そのため19時には、夕食を食べて風呂も沸いた。その後、21時頃、長男、博和の家族と長女、若子の家族が、高尾の実家に帰って来た。そこで、風呂、シャワーを浴びて、近所の親戚たちと話あって布団も融通しあって寝ることにした。
翌朝は、電気釜いっぱいに、ご飯を炊いて、高齢者にも、朝ごはん、おかず、味噌汁を分け合って、食べることにした。こうして、4日目には、近所のスーパーも食品が入って来た。
そして、それぞれ、自宅に帰っていった。この頃、福島第一原発の冷却水問題で、大変なことになっていた。また、東北の津波は、ひどくて目を覆うばかりの惨状であった。
宮城、岩手、福島の3県を中心に死者は約1万5800人、行方不明者は約3500人に上った。東京電力福島第1原発では電源が止まり、原子炉は冷却機能を喪失。核燃料が溶け、1~3号機は炉心溶融が起きた。
1、3、4号機は水素爆発により原子炉建屋が大破。放射性物質が大量に放出される最悪の事態に陥った。青森から千葉までの6県の浸水面積は561平方キロ。津波はすさまじいエネルギーで家屋や港湾、工場施設などを破壊。
ピーク時には、約47万人が避難し、国内外から支援の手が、差し伸べられた。政府の試算では、地震・津波による住宅などの直接的被害は、16兆9000億円に達する。
原発事故に見舞われた福島県では警戒区域「半径20キロ圏」への立ち入りが制限されたほか、各地で除染作業が行われた。放射性物質に汚染された農産物が関東などでも見つかるなど農林水産・畜産業も大打撃を被った。
政府・東電は、福島第一原子炉の「冷温停止状態」を宣言する見通しだが、廃炉までには30年以上かかるとされ、前途多難であることが、浮き彫りにされた。東日本大震災の不安で、円相場が歴史的な高水準になった
輸出企業の海外移転で日本の産業の空洞化に懸念された。3月17日、震災前、1ドル・82円前が、76円25銭となり10月31日には一時75円32銭を付けた。翌日に先進7カ国「G7」は、11年ぶりの協調介入に踏み切った。
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