時代の波と恩人の死

ハリマオ65

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42話:茂田先輩の葬儀と長男の引越

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「そして、困っている人や大災害に遭った人のために使って欲しい」よろしく頼む。
「これで、文面は終わっていたが、所々に涙の後と思しき、シミの後があった」
「それを見ていた、甘太も目に涙があふれ出て、こぼれ落ちた」

 そして、澄子さんに、昨年忘年会で言われたことが書いてあったので、あなたの会社の仕事を手伝いますと言った。
「最初にやる事は、茂田先輩の個人名義の預金通帳、株券、その他、資産になる物、全ての名義変更が、必要だと伝えた」

「死後7日以内にやる必要があると言い、明日、一緒にその手続きに行きましょうと伝えた」
 そして、私と女房の2人も手伝いますから指示して下さいと言った。了解しました。

 今日はつかれたので、これ位にして、ご自宅に戻って休んでもらえますかと言うので、それでは失礼しますと言った。、何かあったら、いつでも電話してと言った。そして、自宅の部屋に帰った。

 奥さんの恵さんに茂田先輩の死の話と今後、下田さんの彼女の澄子さんの会社の手伝いをすることと葬儀の日程と場所と説明して風呂に入って早めに床についた。

 翌、1月12日、銀行へ行き茂田先輩の預金口座の名義変更を3つの金融機関に行って手続きをしてきた。またMMタワーズのマンションの名義人の変更も行った。やがて茂田先輩の葬儀の日が来た。

 甘太の奥さんと、澄子さんの3人でとタクシーで15分の藤棚の横浜市営の葬儀場へ10時に行くと、橋本から38人が茂田グループの仲間達がやってきた。そして、お坊さん読経の後、次々に焼香を済ました。

「荼毘に付される間に昼食を取り亡き茂田さんの在りし日の思い出を涙ながらに語った」
「飲んで、酔っ払った仲間が、あんな立派な人なんていやしない」
「素晴らしい人だったと、泣きながら語ると、大勢の仲間の涙を誘った」

「その後、澄子さんと甘太が、茂田先輩の骨を拾った」
「近くの墓地に葬ってもらう手はずをとっていたので、できたてのお墓に葬られた」
 そして、みんながその墓の前で手を合わせた。

「最後に、澄子さんが、手を合わせて、私が、死んだら、そっち行きます」
「だから、あの世では、正式にお嫁さんにして下さいねと言うと大勢の人の涙を誘った」
「その話が終わると曇っていた空が、一瞬、晴れ渡ったかのような日射しが差し込み良い天気になった」

 きっと、茂田先輩が澄子さんの話を聞いて喜んだのだろうと、甘太は、内心、うれしかった。すると奥さんの恵さんが、澄子さんの話を聞いて、号泣していた。そして澄子さんが、甘太と恵さんに、今後も宜しくとあいさつした。

 そして、タクシーで一緒にみなとみらいのマンションに帰った。その晩、お礼かたがた澄子さんが、甘太のマンションを訪ねてきた。澄子さんが茂田さんのいないMMワターズマンションに1人で住んでいても悲しいだけ。

 そこで、マンションを月、最低15万から20万円で貸したいと言った。そして、もし甘太さんの子供さんが入居する気があれば、月15万円の家賃で貸しますと言った。

 それでは長男の家族、4人いるから聞いて見ましょうか言うと是非そうして下さいと言ってくれた。その晩、長男の青山大輔に、その話をすると月15万円で貸してくれるなら本当にありがたいと言った。

 今でも横浜スタジアム近くのNTT東日本神奈川支店に勤務しているので近いと言った。徒歩30分、自転車で10分足らずで着くと話していた。それなら、それで返事して良いのかというと、そうして下さいと言われ了解した。

 翌日、その話をすると、長男さんに次の日曜、賃貸契約書を不動産屋に作ってもらうから契約しましょうと言ってくれた。翌週の日曜の10時に甘太の長男の寛一が来て、澄子さんにあいさつして書類に直筆で書き入れハンコをついた。

 これで賃貸契約書が完成して不動産屋に提出して2月1日から住めるとお知られた。澄子さんが、既に、掃除してあるので、いつでも入れますと言った。そこで長男の青山寛一が、2月1日土曜日に引っ越しますと澄子さんに言った。
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