時代の波と恩人の死

ハリマオ65

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41話:茂田先輩が、急変し死亡

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 家内安全のお守りを買って、なぜか、茂田さん達の分も買おうかと、ふと迷ったが、人の分まで買うのもどうかと思い、やめた。そして1月の中旬、成人の日に、茂田さん達が日射しの良さに誘われて、昼過ぎ横浜港の方へ散歩に出かけた。

 パシフィコ横浜を過ぎて、橋にさしかかった時、急に冷たい風が、吹き付けたかと思うと茂田先輩が急に立ち止まって頭がいたいと言いだし苦しそうに橋の欄干にもたれかかった。

 そして、苦しいと言ったので、直ぐに携帯電話で消防所に電話をした。すると成人の日祝日で、救急病院が少なく、一番近い、けいゆう病院を指定すると、スタッフがいない断られ、横浜市大浦舟病院に搬送することになった。

 10分で救急車が来て15分位で横浜市大浦舟病院に到着。しかし救急の先生が倒れてどの位、経ちましたかと聞くと25分と言うとまずいと言った。ストレチャーで運ばれ10分後、その救急の先生が、澄子さんの所へ来て心筋梗塞と脳梗塞を起こし非常に危険な状態だと言った。

 事情を聞いた先生が、なぜ、けいゆう病院に運ばなかったかと聞くと、専門の先生がいないと言われたというと、そうですかとった。現状は、極めて厳しい状態ですと告げ、直ぐに、処置室に入っていった。

 10分後、澄子さんに、お亡くなりましたと告白すると澄子さんはその場にへたり込んだ。そして知り合いの人の連絡先を教えてと言われ甘太の電話番号を教えた。すると15分して甘太と奥さんの2人が来て、その救急医に茂田さんの状況を説明された。

 心筋梗塞の後、脳梗塞も起こして、運ばれた時には、むしの息で、もし、奇跡的に助かったとしても、脳がやられて廃人同様で管理するのに大変だったでしょうと述べた。それを静かに聞いて、うなずいた。

 そして、すこし、落ち着いた、茂田先輩の彼女の澄子さんに状況を話した。すると、やっと、覚悟がついた様に、ありがとうございましたと頭を下げた。甘太が事務的なことは、私がやりますので安心して下さいと言った。

 そして、近くの掃除屋の電話番号を調べて、電話して、横浜市大浦舟病院から、みなとみらいMMタワーイーストに、亡くなった人を棺に入れて送って欲しいのと告げると、直ぐ伺いますと言った。

 そこで、必要書類を書き込んで提出していると葬儀社の人が、10分で救急の待合室の甘太の所へ来た。そして、ご遺体は、どこですかと言うので、場所を説明して、棺に入れて、霊柩車に乗せ、MMタワーイーストへ茂田先輩の家に運んでくれた。

 もう既に16時になっていた。一番早くて7日後の1月20日と言われ了解した。そして、その話を澄子さんに言うと、連絡先は、茂田グループのメンバー以外、呼ぶ人はいないと言われて驚いたが、了解しましたと答えた。

 そこで、茂田グループのメンバーには、茂田先輩の死亡と葬儀の場所と日時を電話で連絡した。茂田グループのメンバーは、みな驚いていた。茂田先輩の家に行って何か遺言はないかと澄子さんに聞くいた。

 もしもの時は、俺の机の一番上の引出に入れておくと言われたと話した。そこで、あけてみると封筒が入っていて書き出しが、「甘太、もし、この手紙を見る時には、俺は、あの世に旅立っているだろうとの文句で始まっていた」

「続いて、お前は小さい時から、俺に、まるで、腰巾着みたいにくっついていたなー」
「今でも、その光景が目に浮かぶ」
「でも素直で可愛い奴なので、面倒見て、いろんな事を教えたっけ、本当に懐かしいよ」

「何か、お前と俺は、見えない糸で繋がっている」
「本当の兄弟以上の強い絆で結ばれているのかも知れない」
「だから、俺は、お前にできるだけの協力をし、おまえは素直に俺に着いてきた」

「お前は、本当に心根の優しい男だ」
「自分の実のお姉さんに宿の部屋を借りて宿の手伝いや地域、農協、漁協の手伝いをしていた」
「勉強する暇もなく便利屋のような仕事をこなしていて金も無かったので、面倒を見た」

「しかし他人には好かれる性格で、その後の人生は楽しかった」
「本当に楽しい人生をありがとうと書いてあった」
「もし俺に何かあった時は、俺の通帳は澄子さんに渡してあるから協力し彼女の会社の運営を一緒にやって欲しい」
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