瀬戸内の勝負師

ハリマオ65

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44話:ポルト観光2

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 その道をさらに進み右に曲がると、中央の2つの電車の線路があり、橋の両端の方が歩道になっていた。橋を渡るように進むと休に視界が開け、大きなドゥエロ川の上流や、大きな観光船を見ることができた。まさに最高の景色で、赤い屋根と白い壁のポルトの街並みが上から眺められた。その景色は、昔、見た、魔女の宅急便の舞台の街のようだった。向こう岸の左側には非常に横に長い赤い屋根と白い壁の建物が見え、セラ・ド・ピラール修道院だった。

 歩いて橋を眺めながら渡るきると、公園のような場所に出た。そこからドゥエロ川の下流の素晴らしい景色とポルトの街全体が見渡せ、多くの角度からの景色を撮りまくった。ゆっくり眺めていると夕暮れとなり、もう一度、ドンルイス一世橋を渡り、ホテルの方にむかった。そして18時前にドゥエロ川の河畔のオープンテラスの席について、ゆっくりと夕食を食べて、ホテルに帰った。ワインを飲みながら、今日の観光した所の話をした。

 翌日は、クレリゴス塔、ポルト大聖堂、サンタ クララ教会を観光する事で下調べをして床についた。翌8月31日は、8時に起きて、ホテル近くのドゥエロ川河畔のカフェで朝食をとった。その後、歩いて10分のグレリゴス教会に向かい、つくと高い塔が立っていてグレリゴスノ塔とわかった。チケットを買い、登り始めると、塔の上から降りてくる人が挨拶をしながら、かなりの登ります。後で聞くと全部で255段もあったそうで汗が噴き出た。

 しかし、頂上に着いたときの解放感、爽快感はたまりなく、綺麗な町を一望できた。クレリゴス教会は、6階建て、76メートルの高い鐘塔「クレリゴスの塔」を持つ教会。降りるのも階段が狭く、すぐ止まり、時間がかかる。降りた後、息を整え、クレリゴス教会を外から眺めた。するとクレリゴス教会の外観は、正面のファサードは、17世紀初頭のローマ建築をもとにしたバロック洋式で飾られ重厚な姿。その後、中に入ると重厚な外観とは対照的に、教会内部は、甘やかな色使いが美しい。

 淡いピンク色が印象的な内壁や天井を黄金の装飾や精巧な彫刻の数々が素晴らしい。次に、ポルト大聖堂へ歩いて10分弱でついた。まず目に付いたのは、ポルト大聖堂前に立つ騎馬像はイマラ・ペセラという勇士で、ムーア人との戦いで武勲をたてた人物との事。ポルト大聖堂前広場に立つペロウリーニョと呼ばれる円柱は、かつて、見せしめのために罪人が吊るされた。ここは、ポルトで最古の教会でポルト歴史地区とドウロ川を見下ろすように立っている。

 歴史は古く、12世紀頃にロマネスク様式として建てられた。がっしりしたファサードに残されているバラ窓が、その当初につくられた建築の唯一の面影を残す。長い歴史の中で増築・改装されているため様々な建築様式を見られる。14世紀にはゴシック様式の回廊などが改築され、今では美しいアズレージョを見学できる。回廊に入るためには入場料が必要。ポルト大聖堂内部、祭壇は銀細工で17世紀に造られた。バロック様式の張り出し玄関と銃眼模様のアーチの下に美しいロマネスク様式のバラ窓がある。

 要塞化された教会という印象。ロマネスク様式の身廊は、狭く、トンネルヴォールト「円筒形のヴォールト」が架けられてる。両側は背の低いヴォールトの側廊。中央にある身廊の石造り天井を支えるのは、ポルトガルではこの大聖堂で初めて採用された飛び梁を使った技法。回廊はゴシック様式で、壁の装飾タイル・アズレージョは18世紀にできた。回廊の2階部分には美術品など展示スペースや礼拝堂。お腹が空き、ドゥエロ川河畔のレストランに入りビーフ・ステーキの昼食を食べた。

 昼食後、ポルト大聖堂から少し歩くとサンタ クララ教会に着く。フラッシュは禁止で自然光だけで写真を撮った。すると薄暗い中に浮かび上がり、荘厳な装飾の素晴らしさが圧倒的。静かに心行くまでいつまでも居たいと程、素晴らしい。中庭の周りのゴシック様式の回廊は18世紀のアズレージョで埋め尽くされた本当に綺麗。しかし、所々、壊れており時代を感じる。もとは要塞として12世紀に建てられ17世紀に改修が加えられたカテドラル。銀細工の祭壇も非常に美しかった。

 裏庭も案内されて行ってみると、展望台になっていて、ドンルイス1世橋やポルト市街が見渡せます。サンタ・クララ教会で、フラッシュは禁止。薄暗い中に浮かび上がる、荘厳な装飾の洪水に圧倒された。静かに心いくまでいつまでも居たいと思う位、美しい。私たちが出たあとすぐに施錠した。どうも、12:30から3時間、閉館かも。裏庭も案内されて行ってみると、展望台になっていて、ドンルイス1世橋やポルト市街が見渡せる。
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