瀬戸内の勝負師

ハリマオ65

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53話:花祭りを終えアゾレス諸島へ移動

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 次のパレードかは、何と羽ばたいている蝶が羽根を広げて羽ばたいているオブジェのパレードカーに、黄色のドレスを着た小学校低学年の小さな女の子が目に入った。緑の横ストライプと水玉模様、赤の横ストライプと水玉模様など誰が考えのだろうか素晴らしい。デザインの衣装の女性達が歩道で躍動している何て美しいのだろうと感動。次は、シンデレラと7人の小人に出てくるシンデレラの衣装に身を包んだ美女達と小人役の小さな女の子が飾った花に埋もれるようにしてやってきた。

 これを見た観客は思わずどよめいたほどだった。まーとにかく、幼女に多くのデザインの洋服、考えて、作ったものだと終始、感心しっぱなしだった。さっきのシンデレラの衣装に身を包んだ美女達と、小人役の小さな女の子のパレードもやってきた。この時、大きな歓声があがったのは言うまでもない。そして、あろうことか、その衣装で、花の形に飾った乳母車の真ん中の中心には、小さな子供達があどけない姿で乗っているのだ。これには、ため息が上がった程、感動的。

 誰が、こんなアイディアを考えたのか会ってみたい気がする。その後には、イルカを3匹と美女、数人が観客に手を振るパレードカーが来た。女性達の笑顔が、眩しいくらいに躍動し、観客の方が完全に圧倒された。後から、どんでもない美女達と可愛い女の子が、続々と出現。次、男女ペアのキレのある素晴らしいダンスパフォマンスの一団が写真のターゲットになった。女性は、気持ちが乗ると、素敵な笑顔に変わるという事が、今回のフラワー・フェスティバルで良くわかった気がした。

 フラワーフェスティバルを終え、ホテルに帰ってきて、ホテルの人に、どうやって、あんなに美人さんを集めたのかと聞くと、それは教えられないと笑いながら言った。あの美人さん達は、ポルトガル人以外の人もいるのと聞くと、それはないと言いポルトガル人だけだと言った。オーディションか何かあるのかと聞くと、もちろん選抜だからあるよと言った。子供達はと聞くと、この島の子供達を最優先にしてると答えた。参加したいという子供達もいるのでオーディション形式で選抜してると話した。

 地元の子供、成人の男女もオーディションで選抜していると語った。確かに美人ばっかりで驚いたというと笑顔になった。衣装もコンテストで決めるのかと聞くと、もちろんコンテストで競い合って、最も良いと思われる衣装を作ると話してくれた。翌5月4日、朝8時に起きて、朝食を食べて、ホテルの精算を終え10時過ぎのバスで10時過ぎにフンシャル空港へ行き、昼食をとり、12時発のサンミゲル島のサンタマリア空港に乗り込み、15時、サンミゲル島のサンタマリア空港に到着。

 空港でレンタカーを借りて、フルナス湖の近くのテラッラノストラホテルに宿を取った。そこに決めた理由は近く天然温泉「テラノストラ公園」があったからだ。何しろ、この周りの自然環境が非常に良かった。近くをレンタカーで回ると、地熱の温泉蒸気が吹き出してる所があると聞いた。また、近くに、ドーナ・ベアトリス・ド・カント公園という、敷地内を自然の小川が流れ、多くのアヒルたちが遊ぶ広い公園もあった。

 このホテルから車で近くの山の上までいくと眼下にフルナス湖が見え、奥に大海原が見渡せた。フルナス湖周辺には、古い中世の城か寺院のような建物も見られた。テラノストラ公園の歴史は、フルナス村の温泉スパ、夏のリゾート地としての発展に貢献。テラノストラ公園は18から19世紀に作られたロマンチックなスタイルの植物園。サン・ミゲル島屈指の人気スポットで、地元の人はもちろん、温泉プールや美しい景色、エキゾチックな植生の多様性と豊かさに魅力を感じ外国人観光客も訪れる。

 公園は2つのゾーンに分けらてる。高地ゾーンは、遊歩道と深い森。低地ゾーンは、リベイラ・アマレラとセルペンティナ・デ・アグアの間のエリアで、遊歩道、芝生、池、噴水がある。見どころには、ソテツ、在来植物、ツバキ、シダを使ったテーマのある庭園と、ヤシの並木道やイチョウの並木道が挙げられます。主な植生種は、オーク、セイヨウハコヤナギ、ギンドロ、スギ、ナンヨウスギ、ユリノキ、ツバキ、木性シダ、アジサイ、アザレア、シャクナゲです。
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