瀬戸内の勝負師

ハリマオ65

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71話:イタリアから帰国とスペインに行きたい

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 13時過ぎにローマに到着した。ローマ・テルミニ駅から空港特急電車に乗換へ空港に14時に到着した。そして登場手続きを終え15時半の成田空港直行便に乗った。飛行機に乗り、しばらくすると、心地よい振動で寝てしまった。その後、起きて、映画見たり、食事をしたり、また寝たりして過ごした。そして翌日、5月24日11時に成田空港到着した。そこから特急で東京駅にで新幹線に乗り、16時に岡山駅に到着した。

 その間は、寝てばかりいて、日本の到着すると、安心して急に睡魔に襲われ、奥さんが岡山駅ですよと、言われ、降りた。タクシーで家に帰り、風呂に入り、つまみを食べ酒を飲むと爆睡。翌、5月25日、3時に目覚めて、ぼーっとして、イタリア旅行の思い出が走馬灯のように浮かび上がり、布団の中にいると、空が白々明けてきて、5時半に、台所へ行き、湯を回して珈琲を入れると、奥さんも起きてきて、トーストを焼いて、一緒に食べた。

 6時過ぎに、健二が起きてきて、珍しく朝早いねと言うので時差呆けの真っ最中だというと、そうか、もう呆け始めたかと思い笑った。旅行中、市役所の人が、帰って来たら至急連絡してくれと話していた事を知らされた。9時に市役所に電話を入れると、今日、時間あれば、ご相談したいので、お邪魔して良いでるかと聞かれ了解と答えた。すると13時過ぎに市役所の福祉課の方が来て、実は、以前、お話ししましたが、最近、岡山でも老人介護施設が不足して困っています。

 そこで、小山田さんの家の敷地内の集会場を賃貸で、貸していただくわけにはいきませんかと言う相談だった。立て替える費用も大変でしょうと小山田が言うと、いえ、木造で
シンプルな作りになっているので、間仕切りを増やすだけで費用も端切り台と取り付け費用程度で100万円もかからないと工務店から言われたと話した。なかなかシンプルな構造の大きな木造住宅はありそうでないのですと打ち明けた。

 賃料はと聞くと、何とか年間240万円で貸していただきたいと言い、ただし国と岡山県、岡山市、倉敷市などで補助金合計で年240万円の合計480万円と言った。月40万円ですかと聞くと、まだ足りませんかと聞くと、いえ、そんな事はありません。工事屋その他は、全部、そちらの方で手配して工事してくれるのですねと聞くと、そうですと答えたので承知しましたと答えた。2015年5月28日から調査をして、すぐに改修の日程をお知らせしますと役場から連絡が入った。

 その後、5月30日に改修後の図面と工事日程表を持って役場の人が来た。工事は2週間の予定でかかりまっすと言われ了解した。その後、工事が始まったがトラックにあらかじめカットした木材をのせてきて10人ほどの大工さんが大きな板張りの会議室に間仕切りを入れ、水場とトイレを増やした。6月中に改修工事が終了して、廊下といくつもの部屋が出来て、老人介護施設らしくなった。そして、役場の担当者が来て、入居する介護施設の会社は、競争入札で決めると語った。

 入札金額の一番高い企業が落札し介護施設を運営すると、教えてくれた。その後、9月初旬、峰山介護という会社の社長が名刺を持って来て、これからお世話になりますと言い、挨拶に来た。そして翌日、ハイエースが6台、介護施設の駐車場の止まった。そして、岡山市、倉敷市、玉野氏、瀬戸内市、総社市、赤磐市からの老人デイサービスを中心に事業をしていきますと告げた。翌日から、8時過ぎから、続々と、ハイエースに乗った老人達が、連れてこられ1階の大きな部屋に集合。

 趣味のような物を中心に、多くのプログラムを開始した。その他、小さなクレーンで老人を湯船に入れ、入浴サービスもするようだ。2階は、入居型介護老人施設になり、10人程の中高年の男女が制服で、介護の仕事を始めた。いぜん、この集会所に来ていた近所の人も数人、雇用されて働き出したようだ。その後、たまに救急車が来たり、入所者が体調を崩し、ハイエースで病院に運ばれることも増えたようだ。やがて涼しくなり、老人介護施設もいつもどおりの生活を続けていた。

 そして、2015年も12月となり、2016年が空けた。小山田夫妻は、集会場が介護施設に貸したので、自由時間が増えて、今年は、スペイン、マドリードの美術館、バルセロナのサクラダファミリア、グラナダのアルハンブラ宮殿を旅行したいと考えた。この話を知った、昔からの友人か一緒生き経ち言われ了解した。これには、以前から知り合いの元建設会社・社長、漁業協同組合の理事など、小山田夫妻の友人2組も子供達に仕事を任せ、リタイアしたので一緒に行きたいと言い、総勢6人となった。
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