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78話:フラメンコとメスキータ見物
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翌朝3月16日、朝8時過ぎに起きて9時半にマドリード・アトーチャ駅に行き、予約した高速列車AVE10時発セビリア行きに乗り込んだ。走り出すと最高速度300キロと書いてあったが、それ程早くは感じない。しかし日本の新幹線を一回り狭くした座席だった。発車すると車窓には乾燥した大地や低い丘、オリーブの木など同じような景色が延々と続いていた。そして高速列車で12時前にコルドバ駅に到着。意外と小さな駅でタクシー乗り場へ行き、ホテルの名前を告げて15分でホテルに到着した。
荷物をフロントに預けた。フロントの人にアルハンブラ宮殿の他に見所を聞くと市街のメスキータが良いと言われた。その他、夜に時間を空けて本場のフラメンコショーも見ものだと言われた。アルハンブラハイツ行くと聞かれ明日というと、その晩、フラメンコショーお奨めと言った。というのは、アルハンブラ宮殿が14時に終了するので、帰って仮眠し22時前に向かえに来て、フラメンコショーが90分で、0時前にはホテルに送ってくれると言った。
その話を聞いて、言ってみたいと奥さんが言うので予約をお願いした。その後、メスキータの見所をフロントの人に聞いてメモした。フロントの人が英語が堪能で助かった。 その後、タクシーでメスキータへ。メスキータは大きなモスク。メッカの方向を向く大きな建物でイスラム教とキリスト教が混在したスタイル。ここを中心にじっくりとコルドバの街並みを散策。メスキータの尖塔が見える美しい花の小道を歩き始めた。
コルドバは、スペインのアンダルシア州コルドバ県の県都であり人口約35万人の地方都市。古代ローマ時代からの歴史があった。メスキータ近くにローマ橋が遺跡として残されていた。路地の多くが石畳で古い歴史の雰囲気を感じた。花の都と言われるだけあり街中はどこも美しく飾られていた。バケツや小さな鉢に可憐な花が植えられ、街通りが一層華やかに感じられる。しかし路地は狭いところが多い。そこから上を見上げると世界遺産メスキータの尖塔「ミナレット」が美しく見える場所がある。
ちなみにメスキータとはスペイン語でモスクの事。通りは「カジュハ・デ・ラス・フローレス『花の小道』」として知られている。メスキータやユダヤ人街を含んだ旧市街地全体が「コルドバ歴史地区」として世界遺産。気になったので観光パンフレットも見るとメスキータの歴史が書いてあった。西暦711年、イスラム教徒により西ゴート王国が征服された。そして7566年に成立した後ウマイヤ朝は、コルドバを首都とした。それ以降、中心の重要な位置をしめてきたのがメスキータ。現在のメスキータは785年、アブデアラマン1世によって建てられ、その後何度も増築を繰り返した。現存するスペインのモスクとしては最大の規模。
オレンジの木がある中庭は、古いレンガの上が苔むしていて良い雰囲気。そこから見上げる世界遺産メスキータの尖塔「ミナレット」は、コルドバのシンボル的存在。メスキータから歩いて、グアダルキビール川に架かるのがローマ橋。メスキータとローマ橋の間にある見事な門ですが、昔はコルドバ全体を囲っていた城壁の一部だった。ローマ橋は全長230mで、橋の中央部には聖ラファエルの石像があり街の守護聖者となってる。
少し歩いて遠くからながめると16のアーチで支えられた美しいローマ橋は、紀元前1世紀に造られた遺跡。長い歴史の中で何度も壊されたが、その度に修復され現在も使われている。コルドバの街は観光客が多いせいか土産店さんがたくさんある。派手な衣類や商品が多いが、それ程、欲しい物は見つからなかった。かなり歩いたので、カフェに入って遅い昼食と珈琲を楽しんだ。
その後、アルカサルへ行くと良いよと店の人に言われ、カフェを出て5分ほどで着いた。イスラム統治時代に建てられた「アルカサル」。当初は要塞としての役目を持つ城でしたが、レコンキスタでコルドバを奪回したアルフォンソ11世が、14世紀に宮殿として改築。円柱の形に整えられた木が植えられた庭園が美しい観光名所。アルカサルはキリスト教とイスラム教の建築様式が混ざったムデハル様式のお城となった。
まだスペインが一つの国になる前、「カトリック両王」と呼ばれるアラゴン国の王フェルナンド2世とカスティーリャ国の女王イサベル11世が、最後のイスラム王国だったナスル朝のあるグラナダを攻略する際に、コルドバのアルカサルを拠点とした。カトリック両王はなんと8年間、コルドバのアルカサルにいた。ナスル朝の王を捕まえナスル朝がスペイン王国に服従するまでアルカサルで監禁した様だ。
荷物をフロントに預けた。フロントの人にアルハンブラ宮殿の他に見所を聞くと市街のメスキータが良いと言われた。その他、夜に時間を空けて本場のフラメンコショーも見ものだと言われた。アルハンブラハイツ行くと聞かれ明日というと、その晩、フラメンコショーお奨めと言った。というのは、アルハンブラ宮殿が14時に終了するので、帰って仮眠し22時前に向かえに来て、フラメンコショーが90分で、0時前にはホテルに送ってくれると言った。
その話を聞いて、言ってみたいと奥さんが言うので予約をお願いした。その後、メスキータの見所をフロントの人に聞いてメモした。フロントの人が英語が堪能で助かった。 その後、タクシーでメスキータへ。メスキータは大きなモスク。メッカの方向を向く大きな建物でイスラム教とキリスト教が混在したスタイル。ここを中心にじっくりとコルドバの街並みを散策。メスキータの尖塔が見える美しい花の小道を歩き始めた。
コルドバは、スペインのアンダルシア州コルドバ県の県都であり人口約35万人の地方都市。古代ローマ時代からの歴史があった。メスキータ近くにローマ橋が遺跡として残されていた。路地の多くが石畳で古い歴史の雰囲気を感じた。花の都と言われるだけあり街中はどこも美しく飾られていた。バケツや小さな鉢に可憐な花が植えられ、街通りが一層華やかに感じられる。しかし路地は狭いところが多い。そこから上を見上げると世界遺産メスキータの尖塔「ミナレット」が美しく見える場所がある。
ちなみにメスキータとはスペイン語でモスクの事。通りは「カジュハ・デ・ラス・フローレス『花の小道』」として知られている。メスキータやユダヤ人街を含んだ旧市街地全体が「コルドバ歴史地区」として世界遺産。気になったので観光パンフレットも見るとメスキータの歴史が書いてあった。西暦711年、イスラム教徒により西ゴート王国が征服された。そして7566年に成立した後ウマイヤ朝は、コルドバを首都とした。それ以降、中心の重要な位置をしめてきたのがメスキータ。現在のメスキータは785年、アブデアラマン1世によって建てられ、その後何度も増築を繰り返した。現存するスペインのモスクとしては最大の規模。
オレンジの木がある中庭は、古いレンガの上が苔むしていて良い雰囲気。そこから見上げる世界遺産メスキータの尖塔「ミナレット」は、コルドバのシンボル的存在。メスキータから歩いて、グアダルキビール川に架かるのがローマ橋。メスキータとローマ橋の間にある見事な門ですが、昔はコルドバ全体を囲っていた城壁の一部だった。ローマ橋は全長230mで、橋の中央部には聖ラファエルの石像があり街の守護聖者となってる。
少し歩いて遠くからながめると16のアーチで支えられた美しいローマ橋は、紀元前1世紀に造られた遺跡。長い歴史の中で何度も壊されたが、その度に修復され現在も使われている。コルドバの街は観光客が多いせいか土産店さんがたくさんある。派手な衣類や商品が多いが、それ程、欲しい物は見つからなかった。かなり歩いたので、カフェに入って遅い昼食と珈琲を楽しんだ。
その後、アルカサルへ行くと良いよと店の人に言われ、カフェを出て5分ほどで着いた。イスラム統治時代に建てられた「アルカサル」。当初は要塞としての役目を持つ城でしたが、レコンキスタでコルドバを奪回したアルフォンソ11世が、14世紀に宮殿として改築。円柱の形に整えられた木が植えられた庭園が美しい観光名所。アルカサルはキリスト教とイスラム教の建築様式が混ざったムデハル様式のお城となった。
まだスペインが一つの国になる前、「カトリック両王」と呼ばれるアラゴン国の王フェルナンド2世とカスティーリャ国の女王イサベル11世が、最後のイスラム王国だったナスル朝のあるグラナダを攻略する際に、コルドバのアルカサルを拠点とした。カトリック両王はなんと8年間、コルドバのアルカサルにいた。ナスル朝の王を捕まえナスル朝がスペイン王国に服従するまでアルカサルで監禁した様だ。
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