塾と株の儲けで世界の美を再発見

ハリマオ65

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12話:ケイトと本田のデート

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 少しして1988年が終わり1989年となった。1月には最終の模擬試験を行い、弱点克服できてない人が10人入る事がわかった。塾を終えた後に、アルバイト大学生に、弱点を持つ人の情報を共有した。その10人にマンツーマンでラストスパートをかけた。メンタル面で弱い人に、受験教室に入る前のストレッチ、深呼吸方法を教えた。

 そして受験のテクニックとしてわからい問題は、ひとまず飛ばし、できるだけ早く試験問題を解き見直すことを始めろと指示した。解けない問題に時間を足られているのではなく、とばして解る問題の全問正解をめざすことを話した。そして2月の受験本番90人の合格が決まり、5人が不合格、3月になり6に人の合格があり、残り10人となり、国公立不合格者が5人と決まり、3月20日、最終成績は全員合格。

 志望校合格率は92%と今回も90%を越えた。やがて1989年4月になった。そして恒例の塾生集めをしてアルバイト大学生全員で手分けして1人2回、主要駅で進学塾のパンフレットを多くの人に手渡した。4月後半のゴールデンウイーク前に100人に達しゴールデンウイーク後に110人なり募集をやめた。5月中に塾生の弱点を自己申告制で書いてもらい、その弱点を講師役の大学生と佐野で共有した。

 そして教科別に担当の大学生を決めて振り分けると英語が10人、数学が10人、化学が8人だった。その後、7月の模擬テストで、に英語が6人、数学が7人、科学が5人に減った。それでも、夏休み前に、弱点を克服出てきてない塾生を呼んで、各人にテーマを与えて9月迄に、与えたバーをクリアーするように指示した。そして10月に再度、模擬テストをすると英語が4人、数学が5人、科学が3人に減った。

 しかし数学を苦手とする5人が指示した問題集のページの問題を解いてないことを1人ずつ理由を聞いた。そして、この塾で指示したことをやらないで不合格になっても全責任は自分にある事をよく感じ取れと叱った。そして冬休み、これが残された最後の時間だと塾生に言い聞かせ、ここが最後のチャンスと言い切った。やがて1990年を迎え1月の模擬テストで英語が2人、数学が2人、科学が1人に減った。

 1月には試験のメンタル訓練としてストレッチ、深呼吸の具体的な方法を指導した。心の持ちかた解けない問題で止まらずに全問を終わらせて回答した所の点検を指示した。そのようにして正解率を上げるような工夫もした。やがて運命の2月下旬までに86人の合格で国公立大学は、100人受験で92人合格、92%、3月を終えて、不合格者が3人。5人が国公立が不合格だったが私立大学に合格した。

 97%は塾生が100人を越えてから過去最高の合格率だった。1989年度も塾生、同じ様に募集のビラをまくと2回で110を越えたので、ストップした。しかし113名となってスタートした。今年は弱点を持つ人が驚くほど少なく、数学4人、英語5人、科学4人からは始まった。しかし最近の傾向として目標大学のレベルが上がり佐野が弱点を克服しても不合格と言うことがないか、検討会を持った。しかし明確な答えは出なかった。

 ちなみに、今年の目標大学は東大4人、東工大7人、一橋大学8人、橫浜国大8人、橫浜市大9人、都立大学10名、慶応10名、早稲田10名、明治10人、中央10人、上智8人、お茶の水4人、東京理科大7人、日大18人となった。やはり予測通り、難関校をめざす受験生には弱点がなかった。しかし突出してできる教科もなく、平均的に良いのが今年の受験生の特長だった。

これに対して佐野は一抹の不安を感じた。4月の模擬試験で問題となる受験生が数学3人、英語3人、科学3人と過去最低であり単純に喜んで良いのか決めかねた。やがてゴールデンウイーク7月も弱点の学生が、少し減った。しかし、逆に弱点ギリギリの学生が多いのではないかとアルバイトの大学生が分析した。

 その結果、弱点を克服しても、また他の科目の弱点が出てくると。未だ、かつてない現象が、起きた。10月の模擬試験で、なんと数学8人、英語8人、科学9人と倍増したではないか。この対策を時間を取って会議をしたが、全体の底上げにしかならないと言う意見しか出なかった。
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