鑓水商人の子孫達

ハリマオ65

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18話:2005年の日本旅行2

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 夜7時から夕飯を部屋へ持って来てくれサリーが英語で料理の説明を聞くと仲居さんが流暢な英語で応対してくれて日本人のコックさんは、手先が器用なんですねと笑いながら言うと、仲居さんが、そりゃー選りすぐりのコックのエリートしかこの旅館では働けないのですと答えてくれた。余りに親切に応対してくれるのでチップを渡そうとすると、これは仕事ですから結構ですと笑顔で断るのでサリーは、その謙虚さに、一層、仲居さんを気に入った様だ。

 夕方、熱燗の日本酒をもらって飲んで、美味しいので追加注文する程で、また、あの仲居さん飽きたので、少し、話を聞かせてと言うと、ハイと答えたので、ここの日本酒は何故、こんなに美味しいのと言うと、日本酒は水の良さが一番大事で、山形、新潟は日本でもトップクラスの水の良さと酒の良さが自慢ですと答えた。次に、何故、升に入れて飲んだ方が美味しいのと聞くと杉の木の香りと酒の香りが良い、ハーモニーでいっそう、美味しくなると教えてくれた。次に、リチャードが僕の父は日本人だと言うと、では日本語の会話、わかるのと聞くので、ほぼわかると言うと答えると、驚いた。

 そう言う事があるせいかもしれないが、日本の温泉や山、海、川、自然、魚が大好きで、郷愁を感じると、しみじみと話すと、今の若い日本人に聞かせてやりたいくらいですわと笑いながら話した。仲居さんが、詳しい解説をしてくれガイド料として20ドルのチップを取っておいて下さいとたどたどしい日本語でつたえた。すると目を潤ませて、お心遣い、本当にありがとうございますと言って受け取ってくれた。

 お客さん、また来て下さいねと、優しく言ってくれるのを聞いて、サリーも思わず、もらい泣きした。その時の仲居さんに、名刺をもらうと、彼女の名前は、清水慶子と書いてあった日本の旅館っていいね、仲居さんも良いねと
、上機嫌だった。そうして、お膳を下げてもらい、床についた。

 翌朝10月8日、朝風呂に入って、8時過ぎにチェックアウトする時、昨晩の仲居さんが来て、今日はどちらに行かれるのと聞くので、瀬波温泉に入って、食事して、新潟から東京へと言うと、村上は、鮭が美味しいと教えてくれて、ちょっと待っててと言って、村上の鮭の店の案内、ガイドブックを持って来て、これを参考にすると良いわよ言い、渡してくれた。 

 あつみ温泉まで、どの位の時間かかると尋ねると、電車で2時間弱、タクシーで1時間だというので瀬波温泉まで送ってくれるタクシーを呼んで欲しいと、お願いした。サリーは、彼女の名刺をもらい、本当に親切にしてくれてありがとうと、ハグした。彼女に手を振りながら、宿を離れて、タクシーで瀬波温泉へついて、日帰りで使える、おすすめの温泉を聞いて、大観荘せなみの湯を教えてくれたので、そこまで、お願いして、1時間くらいで、村上駅まで送って欲しいというと了解して、ホテルのロビーで待っていますと
言ってくれた。

10時半頃に、ロビーに行くと、運転手さんがいて、村上の鮭の店でおすすめはと言い、ガイドブックを見せると、ここが良いですと、教えてくれ。そこまで、お願いしますと、リチャードが言った。着くと、鮭の専門点が軒を連ねてる所で11時開店で、おすすめで、お願いしますとリチャードが言うと、驚いた様に、ハイと答え、日本酒も、おすすめで、お願いしますと4合瓶を見せて、これでいいかというのでOKと答えた。20分位して、多くの器に、たくさんの料理が出て来て、牛肉のしゃぶしゃぶを着いてきたのには驚いた。

 まず、白御飯にいくらをかけて、食べ始め、サリも同じようにして、うまく箸を使って、食べると、御飯が美味しい、またいくらとの相性も抜群、日本酒を小さなグラスに装って、刺身を魚に、飲むと、ほのかな甘さと、旨さが答えられない程だった。すぐに、空いてしまい2本ほど追加してもらった。サリーは、牛肉のしゃぶしゃぶを食べて、日本の牛肉って、甘くて、おいしいと喜んでいた。結局、ほとんどの食材をいただいて、1時間ほどで精算してタクシーで村上駅へ移動した。

 その後、月岡駅へ行き、タクシーで月岡温泉へ行き、お目当ての、豪華温泉旅館「白玉の湯 華鳳」へ向かって、午後2時近くに到着してチェックイン。今晩、部屋に芸者さん2名、呼んで日本舞踊を踊って欲しいと言うと2名で90分24000円だと言うので了解した。

 チェックインして有名な旅館で、畑の真ん中にあって、庭も立派で、明朝10月9日、散歩を楽しみにした。風呂も多く、早速入りに行き、帰って来て、サリーが部屋の風呂の香りが良いので、朝の朝、2人で入りたいと言うの了解した。香りが良いのは、多分、桧風呂で、桧の香りが良いのだと言い、木の風呂として桧風呂が最高だと言われているようだと説明してあげた。

 夕食は、かにと、牛肉と魚の焼いた物がついて、豪華だった。サリーが、あつみ温泉の萬国屋に負けないくらい、良い旅館ですねと気に入った様だ。20時になり、部屋に芸者さんが来てくれた。最初に、芸者さんと記念写真を撮ってから、芸者さんが何が良いですかとリチャードに聞くと、踊りが見たいので良いですかと言うと、構いませんよと言って、音楽をかけて優雅に日本舞踊を踊り出してくれた。

 少しして、リチャードが芸者さんとの遊び方知らないので教えて下さいと言うと、面白い芸者遊びを「とらとら」を教えてくれた。

 簡単なので、すぐ覚えて、楽しんで、あっという間に90分が経ってしまい、帰り際に、リチャードが、チップを受け取っていただけますかと言うと、芸者さんが、もし、私たちの芸が面白いと思ったら、いただきますと言うので、5千円ずつ渡すと、ありがとうございますと言って頭をさげた。2人に握手して、帰ってもらった。芸者さんとの遊びも面白いねとサリーは喜んでくれた。そうして床についた。

 翌朝7時に起きて、部屋の桧風呂に入って、木の香りをかいで、日本人て、面白い事を考えるものだと、感心していた。朝食をいただき、10月10日、朝8時過ぎに出発して新潟駅から新幹線で高崎駅から軽井沢へ軽井沢からバスで草津温泉へ行く途中、軽井沢から北上する途中の峠道の紅葉が素敵で、もみじの紅や、かえでの黄色と本当に日本の紅葉は色とりどりで美しく感動した。そうして午後3時に草津温泉に到着してホテル桜井にチェックイン。草津名物の湯もみショーを見に行った後、サリーは源泉を見て驚いていた。

 帰りに、温泉饅頭を買って、食べると、甘くて美味しいと喜んでいた。今回は初めて、夕食バイキングに行き、料理の多さに驚いていて、一度、偵察してから、楽しそーに、自分の好きな物を選んで持って来た、リチャードも同じようにして、バイキングを楽しんでいた。帰り際に、エステをしているところを見つけて、いきたいと言ったので、どうぞと言い、予約を取りに行き、19時過ぎから1時間ほど、エステを楽しんできたようだ。

 リチャードは先に床についていた。翌朝10月11日、朝食もバイキングで楽しんで、好きな物を選んで食べ10時にチェックアウトして、バスで長野原草津口駅へ行き、特急電車で上野駅へ午後2時過ぎに着いてスカイライナーで午後17時について、成田で一泊して、明日の17:00のサンディエゴ行きの直行便で帰る事にした。

 成田に着いて、ヒルトン成田に電話入れて予約し、宿泊する事にした。部屋が広いの驚き、アメリカサイズで、何か、アメリカに帰った気がして、落ち着いた。今晩は、ステーキを食べることにして、夕食でワインを飲んで、早めにベッドに入り、ぐっすり寝て、10月12日、朝はパンとハムエッグと珈琲というアメリカンブレックファーストで落ち着いて朝食をいただきレイトチェックアウトの手続きを取り、午後3時までいられる様にした。

 昼食を食べてから午後2時にチェックアウトして専用バスで成田空港へ行き早めにカウンターへ行き、搭乗手続きを取って、乗り場近くの喫茶店のソファーでゆっくり待った。16時過ぎに搭乗開始して搭乗して、少しして出発し、ウトウトして過ごした。途中で食事が出て、そして10月13日、午前10時前、定刻通り、サンディエゴに到着した。
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