野生児・竜二のてんこ盛り人生

ハリマオ65

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26話:日本のデフレと衰退と南半球旅行

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 つまり日本の経済がどんどん縮小、物価、物の価値、給料、財産価値は下がること、きつい言い方をすれば滅亡の一途たどり始めた。そう言う意味で2000年から2003年は日本経済滅亡のカウントダウンが始まった年とも考える事が出来る。

 山倉幸子と加藤福子は入社後、忙しくて有給休暇がたまっていたので2002年2月オーストラリアとニュージーランド10日間の旅に出かけた。最初にケアンズ、ゴールドコースト、ブリスベンへ。

 次にニュージーランドのオークランド、南島のクライストチャーチ、星降る町・テカポ湖へ出かけた。ケアンズは蒸し暑かったが、グレートバリアリーフでのダイビングを楽しんだ。その後ゴールドコーストの海岸線を散策してブリスベンの町を見学して回った。

 ブリスベンから飛行機に乗りニュージーランドの首都オークランドへ飛んだ。オークランドではスカイタワーや海がよく見える丘を散策して楽しんだ。その後、南島のクライストチャートへ飛びガーデンシティと呼ばれる美しい町並みを散策して回った。

 美味しい海産物も口にあってニュージーランドが気に入ってしまった。その後、クライストチャーチからバスで4時間近くかけて星降る町と美しいテカポ湖で有名なテカポという小さな町に3泊した。

 2日目の夜、ホテルでの夕食後、21時半の出発で星座観測のナイトツアー日本人だけを1つのグループにして20名、中型バスに乗り換え星座観察に向かった。そこは日中、羊飼いの教会から左正面に見えた小山の上でセンターからは30分で行ける距離にある。

 チケットセンターを出ると直ぐに人家は絶、夜道になるが「星の町」を売りにしているだけあって道路には街灯などなく人家も無駄な照明を控え、極力町全体を暗くしている。

 星を良く見るためだ。山道の入り口にはゲートがあって、許可を得た車以外は山頂に行かれないようにしてあった。この町が徹底しているのは、バスはヘッドライトはおろか、一切の照明を消している。

 サイドのスモールランプのみで月明かりを頼りに山頂までの数キロの道を登って行く。毎日運転しているドライバーだから、目を瞑って「つぶって」も行き着けるだろうが、芝居がかった以上の緊迫感を乗客に与える効果はあった。

 山頂には、夜空でも、ぼんやり見える白の丸いドームが幾つか建っていて、それは明らかにプラネタリウムだ。既に、山頂には外国人のグループが来ていて、我々のバスが到着した。すると数名の日本人スタッフが寄って来て、色々と日本語で案内してくれる。

 彼女達の説明で満天に広がる夜空の星を眺める。南半球にある最も有名な星は南十字星。しかしその光度はそれ程、明るくなく弱い部類。だから探すのにはコツがいると言う。先ず、ギリシャ神話に出てくる人面獣、ケンタウルスを見つけるのが最初との事。

 ケンタウルスは腰に剣をぶら下げているので、直ぐ分かると言われた。4つの星がひし形になっていて、それを直線で結ぶと確かに十字になるサザンクロス・南十字星だ。南半球で最もポピュラー且つ見つけやすいのはオリオン星座だ。

 3連星になっていて、夜空に明るく、初心者でも直ぐに発見することができる。南半球で一番明るい星座はシリウスだ。1等星だ。オリオンと後一つの星座との間に大きな三角形を描いている。星空を眺めること30分、心は既に童心に戻っていた。

 その後、また、真っ暗な夜道をゆっくり下り降り、バスの中から、再び満空の夜空を眺め、ホテルに帰還。まるで夢を見ている様な素晴らしい時間を過ごし、床についた。

 そして、オークランドについて日本人の経営している留学、移民、アパート不動産、紹介、購入、投資などをしていると言う小さな会社でウエルカムパーティーをしていると聞いた。

 ちょっと興味があるので山倉幸子と加藤福子の2人が、参加した。社長の40台位の元気そうな男性・赤城さんがニュージランドとオーストラリアは日本ほど多額の税金を取らない良い国だと述べた。
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