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5章
第15話 多重人格ですか?プロってえぐいな
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いよいよイベント当日。
今日はレオくんも開店前から忙しいだろうから、待ち合わせはせず、一人でホストクラブへ向かう予定だった。
家を出る直前、スマホが鳴った。画面には「レオ」の名前が表示されている。
「カモちゃん!いよいよ今日だね!もう今から家出るとこ?」
「うん、今からお店向かうとこ」
「いつもみたいに営業前に会えなくてごめんね!お店の中になっちゃうけど、カモちゃんと会えるの楽しみにしてるから!大好き!」
電話が切れたあと、いつも以上の甘い言葉に衝撃を受けた。
(なんか……めっちゃラブラブな電話やった。ちょっと照れるが、悪い気はしない)
電話を切って数分後、またスマホが震えた。画面には再び「レオ」の名前が。
「はい、レオくんどうし……」
明るく応答すると、電話口から聞こえてきたのは、先ほどとは全く違う、低く、荒々しい声だった。
「おい、こら。てめぇ何してんだ」
「……」
「金はちゃんと間に合ったんだろうな?」
「……」
「何か言えよコラ、てめぇ今何してんだって聞いてんだよ」
「だから今から家出るところだけど?」
私は戸惑いながら答えた。
「……」
「……」
数秒の沈黙の後、レオくんの声のトーンが急に変わった。
「あれー!?カモちゃん!ごめんごめん!間違い電話!違う人に架けてたつもりだった!ごめん!お店で待ってるよ!」
……レオくん、別の姫にはオラ営なんだ。
※オラ営…オラオラ営業の略。強気な態度で接する営業スタイル。Mっ気のある客とかに効果がある。
甘い言葉を囁く裏で、別の顔を持っている。
初めてレオの仕事の顔を見たような気がした。
客によって態度を使い分ける。
それがホストの世界なのだろうか。
普通にすごいなと感心してしまった。
今日はレオくんも開店前から忙しいだろうから、待ち合わせはせず、一人でホストクラブへ向かう予定だった。
家を出る直前、スマホが鳴った。画面には「レオ」の名前が表示されている。
「カモちゃん!いよいよ今日だね!もう今から家出るとこ?」
「うん、今からお店向かうとこ」
「いつもみたいに営業前に会えなくてごめんね!お店の中になっちゃうけど、カモちゃんと会えるの楽しみにしてるから!大好き!」
電話が切れたあと、いつも以上の甘い言葉に衝撃を受けた。
(なんか……めっちゃラブラブな電話やった。ちょっと照れるが、悪い気はしない)
電話を切って数分後、またスマホが震えた。画面には再び「レオ」の名前が。
「はい、レオくんどうし……」
明るく応答すると、電話口から聞こえてきたのは、先ほどとは全く違う、低く、荒々しい声だった。
「おい、こら。てめぇ何してんだ」
「……」
「金はちゃんと間に合ったんだろうな?」
「……」
「何か言えよコラ、てめぇ今何してんだって聞いてんだよ」
「だから今から家出るところだけど?」
私は戸惑いながら答えた。
「……」
「……」
数秒の沈黙の後、レオくんの声のトーンが急に変わった。
「あれー!?カモちゃん!ごめんごめん!間違い電話!違う人に架けてたつもりだった!ごめん!お店で待ってるよ!」
……レオくん、別の姫にはオラ営なんだ。
※オラ営…オラオラ営業の略。強気な態度で接する営業スタイル。Mっ気のある客とかに効果がある。
甘い言葉を囁く裏で、別の顔を持っている。
初めてレオの仕事の顔を見たような気がした。
客によって態度を使い分ける。
それがホストの世界なのだろうか。
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